NVIDIAの2025年度第2四半期(決算報告書) 20240829 8:48
NVIDIAの2025年度第2四半期の業績について具体的にまとめました。
1. 総合業績
売上高: $30.0億ドル(前四半期比15%増、前年同期比122%増)。
GAAP希薄化後1株当たり利益(EPS): $0.67(前四半期比12%増、前年同期比168%増)。
Non-GAAP EPS: $0.68(前四半期比11%増、前年同期比152%増)。
データセンター収益: $26.3億ドル(前四半期比16%増、前年同期比154%増)。
2. データセンター
売上高: $26.3億ドル(前四半期比16%増、前年同期比154%増)。
技術進展:
NVIDIA H200 Tensor CoreとBlackwell B200 Tensor CoreプロセッサがMLPerfベンチマークの推論結果で優れた性能を発揮。
CoreWeaveでのH200 GPUシステムの一般利用が開始。
BlackwellシステムがNVIDIA Grace™ CPU、ネットワーキングインフラを含む形で発表。
NVIDIA Spectrum-X™ Ethernetプラットフォームの採用が拡大。
NVIDIA NIM™の一般提供開始、150社以上が生成AIアプリケーションの開発を加速。
3. ゲーミングおよびAI PC
売上高: $2.9億ドル(前四半期比9%増、前年同期比16%増)。
技術進展:
NVIDIA ACEにより、デジタルヒューマン生成AI技術が強化。
AIエージェントによるリアルタイム支援技術「Project G-Assist」を発表。
GeForce NOWのゲーム数が2,000タイトルを超え、日本市場にも展開。
4. プロフェッショナルビジュアライゼーション
売上高: $4.54億ドル(前四半期比6%増、前年同期比20%増)。
技術進展:
OpenUSD向け生成AIモデルとNIMマイクロサービスを導入し、デジタルツインおよびロボティクスのワークフローを加速。
台湾の主要電子機器メーカーと提携し、自動化工場の構築を支援。
5. 自動車およびロボティクス
売上高: $3.46億ドル(前四半期比5%増、前年同期比37%増)。
技術進展:
IsaacロボティクスプラットフォームがBYD Electronics、Siemens、Teradyne Roboticsに採用。
自律走行車の開発を加速するOmniverse Cloud Sensor RTX™マイクロサービスを発表。
6. 株主還元と財務方針
株主還元: 2025年度上半期に$15.4億ドルを株式買い戻しおよび現金配当により還元。現在の株式買い戻し許可枠は$7.5億ドル。
新たな買い戻し枠: 2024年8月26日、取締役会は$500億ドルの株式買い戻しを追加許可。
次回の四半期現金配当: 2024年10月3日に1株あたり$0.01。
7. 2025年度第3四半期の見通し
売上高予想: $32.5億ドル(±2%)。
GAAPとNon-GAAPの粗利益率: それぞれ74.4%と75.0%(±50ベーシスポイント)。
営業費用: GAAPで約$4.3億ドル、Non-GAAPで約$3.0億ドル。
税率: 17%(±1%)。
これらの業績は、NVIDIAの加速コンピューティングと生成AIの分野でのリーダーシップと革新技術の採用の拡大を示しており、今後も多くの業界での成長が期待されます。