ニュージーランドドルリポート
ニュージーランドドル、低調を続ける
ニュージーランドドルは11か月ぶりの最低水準で推移し、5日間にわたる弱含みとなり、2023年第3四半期のインフレ緩和が進行するニュージーランドで、来月のRBNZの最終会合での追加の金利引き上げの可能性が低減するとの見方が広まっています。
ニュージーランドのヘッドラインインフレ率は2023年9月四半期に5.6%と、2年ぶりの低水準に落ち込み、2021年10月以来525bpsの引き上げを受けて3四半期連続で緩和しています。
同時に、今週後半にニュージーランドの消費者信頼感やビジネスセンチメントの指標が発表される見通しであり、トレーダーは慎重な姿勢を取っています。
一方、ドル指数は引き続き106.02前後で堅調を維持しており、先週、パウエルFRB議長が米国の金融政策は過度に引き締まっているとは考えておらず、経済の強靭な兆候が増えた中で今後の利上げがまだ可能性として残っていることを示唆したことからです。