暗号資産まとめニュース 19:05 20240314
1. 発表内容
マイクロストラテジーは、2024年3月13日にビットコインの買い増しのために740億円(5億ドル)相当の転換社債を売却し、資金調達を計画しています。この資金調達は、先週末に行われた8億ドルの転換社債の調達と12,000 BTCの購入に続くものです。
2. 転換社債の特徴
転換社債は、マイクロストラテジーの無担保シニア債務となります。
利息は2024年9月15日から毎年3月15日と9月15日に半年ごとに後払いされます。
債券の満期は2031年3月15日で、2028年3月22日以降に一定の条件下で現金で償還できるようです。
3. 投資戦略とビットコインの価格動向
ビットコインの保有数を増やすことにより、マイクロストラテジーは将来的な利益を見込んでいます。
マイクロストラテジーのセイラー会長は、ビットコインこそが同社の出口戦略であると述べており、その戦略を追求しています。
昨夜のビットコインの価格は73,000ドルを突破し、歴史的最高値に達したことを受けて、マイクロストラテジーの株価は10.85%上昇しました。
4. 資金調達の背景
マイクロストラテジーはビットコインへの投資を継続し、将来のビットコイン価格の上昇に期待しています。
ビットコインを資産として保有することで、同社は将来の経済的成長を見込んでいます。
5. 財務戦略と将来展望
マイクロストラテジーは、ビットコインを含む暗号資産の保有を通じて、将来の利益を見込んでいます。
今回の資金調達により、同社はビットコインの保有数を増やし、将来的な経済的成長に備えています。
マイクロストラテジーのビットコイン買い増しに関する情報
資金調達計画:
米マイクロストラテジーは、ビットコインをさらに購入するために、740億円(5億ドル)相当の転換社債を売却し資金調達を実施する計画を発表した。
先週末には8億ドルの転換社債で資金を調達し、12,000 BTCを取得したばかりである。
ビットコインの保有数を現在の205,000 BTCからさらに増やすことを目指している。
投資戦略:
2月に同社のセイラー会長は、「ビットコインこそが出口戦略だ」と述べ、ビットコインに対する強い信念を示している。
転換社債の詳細:
発行する転換社債は、マイクロストラテジーの無担保シニア債務となる。
満期は2031年3月15日であり、2028年3月22日以降、一定の条件に従い、債券の一部または全部を現金で償還することができる。
市場反応:
BTCが73,000ドル台を突破し新たなATHに到達したことを受け、マイクロストラテジーの株価は前日から続伸し、最終的に10.85%高となった。
この動きは、マイクロストラテジーがビットコインへの投資を継続し、その将来性に強い信念を持っていることを示しています。
GMOコインの2024年2月の仮想通貨現物取引ランキング
ランキング概要:
GMOコインは、2024年2月の仮想通貨現物取引のランキングを公表した。
取引所(現物取引)のランキングでは、ビットコイン(BTC)が首位を獲得した。
各通貨の動向:
ビットコイン(BTC): 2021年11月以来の高値を更新し、米国証券取引委員会(SEC)によるビットコインの現物ETF承認や、半減期への期待から上昇している。
イーサリアム(ETH): 3月13日にDencunという大規模なアップグレードを実施し、手数料削減が確認された。
XRP: 3月11日に価格上昇を見せ、再び注目を集めている。
ソラナ(SOL): ミームコインへの熱狂とネットワーク活動の増加が資産価格に影響を与えている。
アスター(ASTR): イーサリアムL2である「Astar zkEVM Powered by Polygon」のメインネットをローンチし、キャンペーン「Yoki Origins」に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトが参加している。
販売所ランキング:
販売所ランキングでは、上位4銘柄に変化はないが、カルダノ(ADA)が5位に5つ順位を上げ、チェーンリンク(LINK)も8位に入った。
GMOコインの販売所では、まだASTRの取り扱いがない。
GMOコインについて:
GMOコインは、GMOフィナンシャルホールディングスの傘下にあり、GMOインターネットグループの金融部門を担う持株会社である。
同社は証券取引、外国為替(FX)取引、暗号資産取引などの金融関連事業を手掛けており、暗号資産も外国為替FXも1つのアプリで操作可能である。
エルサルバドルの税制改革とビットコイン関連政策
税制改革の概要:
エルサルバドル議会は、海外からの投資や送金に対する課税を撤廃する所得税法の改正を承認した。
改正により、これらの収入に課されていた税率が30%から0%に引き下げられた。
改正の目的は、海外からの投資を奨励し、国内の経済活動を促進することにある。
テクノロジー産業への税の優遇措置:
昨年の税制改革に続き、エルサルバドルはテクノロジー関連企業への税制優遇措置を導入している。
これにより、人工知能やコンピュータ関連企業に対する所得税、固定資産税、キャピタルゲイン税、輸入関税が15年間免除される。
ビットコイン関連政策の継続:
エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として採用した世界で初めての国であり、政府はビットコイン関連政策を継続している。
ブケレ大統領はビットコインの価格が大幅に下落した際でもビットコインに強気の姿勢を貫き、ビットコインを毎日1BTC購入する方針を宣言している。
ビットコインによる収益の多様化:
エルサルバドル政府は様々な手段でビットコインに関連する収益を得ており、パスポートプログラムやビットコインを担保とする債券、ビットコインマイニングプールなどが挙げられる。
また、外国人へのビットコイン「寄付」に対する市民権付与プログラムや、ビットコインを担保とする債券の可決も行われている。
フランクリン・テンプルトンの分析によるミームコインとソラナの相関
関連性の報告:
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンによる分析によれば、ミームコインとその基盤となるネイティブネットワークの間に強い関係があることが示唆されている。
例として、ソラナベースのミームコインであるBONKの価格が急騰した際に、ソラナネットワークの日次アクティブユーザーアドレスが前四半期比で75%増加していたことが挙げられている。
アクティブアドレスの比較:
ミームコイン関連アクティブアドレスと各ブロックチェーンごとの割合を分析すると、BONKの急上昇期間とソラナのアクティブアドレス割合の増加が一致していた。
投資家への機会とリスク:
フランクリン・テンプルトンは、ミームコインは比較的技術的な知識が不要で、低コストで入手できるため、投資家にとって利益を得る機会となっているが、同時にボラティリティが大きいことにも留意が必要だと指摘している。
ミームコインの動向:
ミームコイン関連の動きとして、ソラナ基盤のミームコインであるDogwifhat(WIF)がロビンフッドやバイナンスに新規上場したことが挙げられている。
BONKについて:
BONKは柴犬をテーマにしたトークンで、複数のソラナ基盤のプロジェクトがNFTの決済にBONKを導入している。
投資アプリロビンフッド・クリプトのEU部門や仮想通貨取引所BitMEXがBONKを上場させている。
ミームコインの他の例:
他のミームコインの例として、SHIBやSHIB Name Token、そしてDogwifhat(WIF)の動向も挙げられている。
イーサリアム「Dencun」による手数料大幅減の効果
レイヤー2での手数料削減:
イーサリアムのレイヤー2であるBaseやStarknetでは、Dencunアップグレードの効果により、ネットワーク手数料が大幅に低下していることが確認された。
Starknetの場合、実装前の手数料が2ドルであったが、Dencun導入後は99%減の0.01-0.04ドルに低下した。
Baseチェーンでも、手数料が0.31ドルから0.0005ドルまで低下し、Dencunの効果が明らかになった。
影響:
ガス代の大幅な低下により、今後はレイヤー2でのDeFi活動がより活発になる見込み。
Arbitrumも14日の「ArbOS Atlas」アップグレード後にDencunと同期する予定。
新たなレイヤー2「Blast」に関する問題:
新しいレイヤー2である「Blast」では、Dencunに関連する問題が発生し、一時的にブロック生成が停止した。
Dencunの概要:
EIP-4844(プロトダンクシャーディング)の導入が目的で、レイヤー2ロールアップチェーン上の取引手数料(ガス代)を大幅に削減することを目指す大型アップグレード。
2024年3月13日23時00分にエポック「269568」で起動し、実装が成功した。
手数料削減のメカニズム:
「データブロブ」と呼ばれる一時的なデータパケットをブロックに添付することで、大量のデータ転送を効率的に行い、ブロックチェーンの永続的なストレージを圧迫することなく手数料を削減する仕組み。
ソラナミームコイン「WIF」、ラスベガス・スフィア展示に成功
イベントの概要:
ソラナ基盤のミームコイン Dogwifhat(WIF)の犬画像を、「ラスベガス・スフィア」で展示するためのキャンペーンが成功し、約1億円(67万ドル)の寄付金を獲得。
寄附成功を受け、WIFトークンの価格は前日比で25.0%上昇し、一時的に時価総額50位までランクインした(CoinGeckoで現在53位)。
キャンペーンの詳細:
寄付キャンペーンはコミュニティ主導で開始され、目的は「ニット帽を被った犬」というWIFのイメージ画像を、ラスベガスにある「ラスベガス・スフィア」の表面に展示すること。
寄附はPhantomウォレットなどがサポートし、最終的に目標額の65万ドルを超えて67万ドルに達成。
ラスベガス・スフィアの概要:
ラスベガス・スフィアは、2023年9月にオープンされた、総工費約3500億円の巨大球形のアリーナ。
LED照明の広告費用は1日で45万ドルであり、一週間のオプションでは65万ドルがかかる。
展示の意義:
WIFをエンターテイメントとしてより多くの人々に知ってもらう有効な手段として、ラスベガス・スフィアの表面に展示されることで注目を集める。
関連情報:
バイナンスは、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」を新規上場させ、前週比140%上昇を記録した。
Galaxy DigitalのノボグラッツCEOのビットコイン相場分析
発言内容:
大きな出来事がない限り、ビットコインの価格は5万ドルから5万5,000ドル以下には下落しない。
米国の現物ETFへの資金流入がプラスの間は、ビットコインは上昇基調が続く。
根拠:
3月12日は、過去最大の資金流入日で、欧州・カナダのビットコインETPを含め、合計16,979 BTCが吸収された。
米国で現物ETFが承認され、ビットコインへの支持が増したことで、ベビーブーマー世代の投資動向が変化した。
ビットコイン所有者は売却したがらず、需給のバランスが維持されている。
価格予測:
ビットコインは現在価格発見の段階にあり、価格は10万ドルまで上昇する可能性がある。
調整の可能性:
現物ETFの資金流入がマイナスに転じた場合や、相場や資金調達率が過熱した場合は、調整局面に入る可能性がある。
イーサリアム現物ETF:
イーサリアムの現物ETFについても、最終的には承認されるだろうと予測。
SECはすでにイーサリアムの先物ETFを承認しており、ビットコインと同様の金融商品であるため、イーサリアム現物ETFの方も承認される見通し。
関連情報:
ビットコインETFの承認が、ビットコインとイーサリアムの価格上昇につながっているとの見方が広まっている。
Dencun実装完了
日時: 2024年3月13日、23:00(日本時間)
エポック: 269568
概要: イーサリアム(ETH)の次期大型アップグレード「Dencun」が完了しました。このアップグレードにより、EIP-4844(プロトダンクシャーディング)が導入され、将来的にはレイヤー2のロールアップチェーン上でのネットワーク手数料(ガス代)が最大で1/10に削減される見込みです。
機能: ETHステーキングの出金制限を解除するための機能も含まれています。
Dencunの効果
レイヤー2のロールアップチェーン上でのネットワーク手数料(ガス代)が最大で1/10に削減される見込みです。
EIP-4844の導入により、プロトダンクシャーディングが実現されます。
これにより、イーサリアムのトランザクション処理が効率化され、ユーザーにより低い手数料が提供されることが期待されています。
Dencunについての注目ポイント
Dencunは、「シャペア」に続く大規模なアップグレードとして注目されています。
シャペアでは、ETHステーキングの出金制限を解除するための機能が導入されましたが、Dencunはその次の段階として、ネットワーク手数料の削減を実現する重要なアップグレードとして位置付けられています。