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経済リポートまとめ2.0 17:30 20240918
1. 農業商品
動向:
チーズの価格が1.88%下落、砂糖も0.73%の減少を記録。
上昇商品にはパーム油(1.59%)、大豆(1.30%)、キャノーラ(1.28%)が含まれる。
2. 南アフリカのインフレ率
動向:
南アフリカの年間インフレ率は2024年8月に4.4%に低下、前月の4.6%からさらに減少し、予想の4.5%を下回る。
これは2021年4月以来の最低水準であり、南アフリカ準備銀行の目標範囲の中間点である4.5%をわずかに下回る。
詳細:
主要な下落要因は運輸(2.8% vs 4.2% in 7月)、住宅・公共料金(4.8% vs 5.3%)、レストラン・ホテル(6.6% vs 7.1%)など。
一方、食料および非アルコール飲料、アルコール飲料およびタバコの価格は加速。
コアインフレ率は2024年8月に4.1%に低下、2022年5月以来の最低水準。
月次での消費者物価は0.1%上昇。
3. ドイツ株式市場
動向:
DAX指数は18720ポイント付近で変動し、ヨーロッパ全体の慎重なムードを追随。
トレーダーは連邦準備制度(Fed)の金融政策決定を前に大きな賭けを控えている。
トップパフォーマー:
コメルツ銀行(1%)、BMW(0.7%)、シーメンスエナジー(0.5%)。
最大の損失:
サルトリウス(-2.1%)、Qiagen NV(-1.4%)、インフィニオン(-0.9%)。
4. エネルギー商品
動向:
天然ガス EU Dutch TTF(-1.44%)、天然ガス UK GBP(-1.07%)、原油 WTI(-0.74%)、ブレント原油(-0.63%)がトップの損失。
5. 南アフリカ株式市場
動向:
JSE指数は水曜日にやや下落し、4連続の上昇を経て、82,700未満で取引。
投資家はFedの決定を前により慎重な姿勢を取る。
注目点:
南アフリカのインフレデータが焦点となり、8月にさらなる減速が予想され、中央銀行の目標範囲である3%-6%の中間点である4.5%に達する見込み。
パフォーマンス:
リソース関連株、特に金鉱業者と工業株が最もパフォーマンスの悪いセクター。
6. インドネシア中央銀行の予想外の利下げ
動向:
インドネシア中央銀行は2024年9月の会合で25ベーシスポイントの利下げを行い、政策金利を6%に引き下げ、予想に反して据え置きを予想していた市場の期待を裏切る。
背景:
これは2021年1月以来の初の借り入れコスト削減。
詳細:
ルピアは対ドルで15,330に上昇し、8月末から0.78%増加。
総合的なインフレ率は目標範囲内で安定し、2024年8月には2.12%に低下。
7. ヨーロッパの株式市場
動向:
STOXX 50およびSTOXX 600は水曜日にほぼ変わらず。
投資家はFedの金融政策決定を控えて大きな賭けを避けている。
影響要因:
イギリスのインフレは予想通りであり、BoEが金利を据え置くとの期待を強めている。
パフォーマンス:
ヘルスケアセクターが最もパフォーマンスの悪い中で、ノボノルディスクの株価はオゼンピック薬の価格引き下げの報道により2%下落。
対照的に、ミュンヘン再保険(1.1%)およびカルフール(0.9%)が上昇。
8. イギリス10年債利回り
動向:
イギリス10年債利回りは3.793%に上昇し、7か月ぶりの安値からわずかに上昇。
市場の見通し:
BoEの2024年の利下げに対する期待が減少し、48ベーシスポイントのカットが見込まれている。
1. 英国株式市場
動向:
FTSE 100は水曜日に下落し、4日間の上昇を終えました。
英国のインフレデータが発表され、インフレが2.2%で安定したことを受け、イングランド銀行の利下げ期待が低下しました。
詳細:
サービスインフレは5.6%に上昇し、工場出荷価格も予想外に低下。
生産者のための入力価格も月次および年次で下落しました。
企業ニュース:
PZカスンズの株価はナイジェリアのナイラに関連する不確実性を警告したため、9%以上下落。
リーガル&ジェネラルはホームビルダーCalaを13億5千万ポンドで売却することに合意。
レキットベンキーザーはホームケアブランドの売却について初期の交渉に入り、価値は60億ポンド以上と予想されています。
2. ジョージアのGDP成長率
動向:
2024年第2四半期のジョージアのGDPは前年同期比で9.6%増加し、第1四半期の8.4%から上昇。
詳細:
第4四半期以来の最も強い経済拡大。
成長が加速したセクター: 農業(10.6%)、製造業(11%)、宿泊・飲食サービス(35.7%)、行政・支援サービス(13.1%)。
減少が緩和したセクター: 他のサービス活動(-1.4%)。
成長が減速したセクター: 情報・通信(7.9%)、不動産(1%)、専門・科学・技術活動(12.7%)、教育(21.3%)。
3. 英国ポンド
動向:
英国ポンドは初期の損失を削減し、$1.32近くまで上昇。
要因:
最新のインフレデータが、イングランド銀行が今年後半に金利を再度引き下げるとの見方を強めた。
年間インフレ率は予想通り2.2%で、サービスインフレは5.6%に上昇。
今後の見通し:
中銀は今週金利を維持すると予想されていますが、トレーダーは11月と12月の利下げを織り込んでおり、2025年には5回の利下げが見込まれています。
イングランド銀行は8月に25ベーシスポイントの利下げで緩和サイクルを開始。
4. 米連邦準備制度(Fed)の利下げ予想
動向:
米連邦準備制度は、9月2024年の会合で現在の5.25%-5.50%という23年ぶりの高水準にあるフェデラルファンド金利を引き下げると予想されています。
規模についての見解:
削減の規模については不確かさが残っており、50ベーシスポイントの減少の可能性についての議論が高まっています。
経済データ:
米国の年次インフレ率は5か月連続で低下し、8月には2.5%に減少。これは2021年2月以来の最低値。
コアPCE率は7月に2.6%で3か月連続で維持され、Fedがインフレを測定する際の主要指標となっています。
市場の反応:
今年の利下げは1ポイント以上を織り込んでいます。
5. 英国の生産者価格
動向:
2024年8月の英国の生産者価格は前年同月比で0.2%上昇し、前月の0.8%から減速し、予想の0.5%上昇を下回りました。
詳細:
化学製品および製薬製品(-1.3%)および紙、紙製品、印刷材料(-0.6%)の価格は下落。
コークスおよび精製石油製品の価格は9.5%急落。
一方で:
食品製品の価格は加速(0.9%増)。
月次変動:
生産者価格は前月比で0.3%下落。
1. スウェーデンの失業率
失業率動向:
2024年8月の失業率は7.9%で、前年同月の7.7%から上昇。
詳細:
失業者数は前年から9千人増加し、45.3万人に達しました。
雇用者数は8千人減少し、529.1万人に。
雇用率は0.2ポイント低下して69.6%。
労働力参加率は75.6%で変わらず。
7月の週平均労働時間は1億3,170万時間。
季節調整後の失業率:
8.4%に微増し、前月の8.3%から上昇。
2. ヨーロッパ市場のオープン
動向:
水曜日のヨーロッパの株式市場は、最新の英国のインフレデータを受けて、低いオープンが予想されています。
要因:
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定が控えられており、市場はその規模について分かれています。
先物動向:
ユーロストックス50とSTOXX 600先物は、プレマーケット取引で約0.1%下落。
3. 英国のインフレ率
動向:
2024年8月の英国の年次インフレ率は2.2%で、7月と同じで予想通り。
上昇要因:
最大の上昇寄与は航空運賃(11.9%増)、特にヨーロッパ路線。
娯楽・文化(4%増)と輸送(1.3%増)でも価格が上昇。
下落要因:
モーター燃料が平均価格で下落(1リットルあたり2.1ペンスの減少)。
レストラン・ホテル(4.3% vs 4.9%)、特にパブとレストランでのアルコール製品の価格。
食品価格の上昇ペースも鈍化(1.3% vs 1.5%)。
月次変動:
前月比でCPIは0.3%増加、7月の0.2%減からの回復。
4. ニュージーランド株式市場
動向:
ニュージーランドのS&P/NZX 50指数は0.7%下落し、12,587で終了。
連続3セッションの下落となり、FRBの4年以上ぶりの利下げに備える動き。
要因:
市場は米連邦準備制度理事会が金利を50ベーシスポイント引き下げる確率を65%と見ています。
国内要因:
第2四半期のGDPデータが木曜日に発表予定で、ニュージーランド準備銀行の金融政策に影響を与える可能性。
経済ニュース:
第3四半期のニュージーランドの消費者信頼感指数は90.8に上昇し、前四半期の82.2から改善。
セクター動向:
大手公益株が下落: メリディアンエナジー (-1.1%)、インフラティル (-1.1%)、マーキュリーNZ (-1.2%)
ヘルスケアセクターも下落: フィッシャー&ペイケル (-0.9%)、リーマン (-3.3%)、サマセット (-0.3%)
1. シルバー価格
価格動向:
シルバーは1オンスあたり$30.5を下回り、2ヶ月ぶりの高値から後退。
要因:
FRBの金融政策決定を控えた慎重な姿勢。
FRBが4年ぶりの利下げを実施する見通しですが、50ベーシスポイントか25ベーシスポイントかについて市場は不確定。
その他の要因:
中国からの経済データの悪化が需要懸念を引き起こし、工業生産、小売売上高、固定資産投資が予想を下回り、都市部の失業率が6か月ぶりの高水準に上昇。
2. 中国10年債利回り
動向:
中国10年債利回りは過去最低の2.04%に低下。
最近のパフォーマンス:
過去4週間で11.50ベーシスポイント減少。
過去12ヶ月で63.60ベーシスポイント減少。
要因:
中国からの新たな市場を動かす材料の不足。
3. インド株式市場
動向:
インド株は水曜日の午前取引で約83,036で横ばい、前日の最高値近くに留まる。
要因:
金融サービス、銀行、自動車の上昇が、テック、製薬、ヘルスケア、メタルの下落を相殺。
トレーダーはFRBの金融政策決定を前に慎重な姿勢を維持。
データ:
インドの8月の貿易赤字は10か月ぶりの高水準である297億ドルに拡大。
輸出は9.3%減少、輸入は3.3%増加。
主な銘柄:
下落: テック・マヒンドラ (-3.1%)、インフォシス (-2.7%)、ウィプロ (-2.7%)
上昇: バジャジ・ファイナンス (2.5%)、ヒーロー・モトコープ (1.6%)、シュリラム・ファイナンス (1.6%)
4. 銅価格
価格動向:
銅先物は1ポンドあたり$4.2を下回り、2ヶ月ぶりの高値から後退。
要因:
FRBの金融政策決定を前に、投資家が慎重な姿勢を示しています。
中国当局からのさらなる政策支援の兆候を待つ投資家の姿勢。
その他の要因:
中国の工業生産、小売売上高、固定資産投資の8月データが予想を下回る。
都市部の失業率が6か月ぶりの高水準に上昇し、住宅価格は9年ぶりの最速ペースで下落。
5. 中国の10年債利回り(再掲)
動向:
中国の10年債利回りは2.04%付近まで低下し、新たな歴史的低水準を記録。
要因:
新たな市場を動かす材料の不足。
PBoCの行動:
PBoCは7日間のリバースレポを通じて5682億元(約801億ドル)を注入し、MLFローンとリバースレポの満期を相殺。
9月25日にMLFローンを更新予定。
今後の注目点:
金曜日のPBoCの1年ローンプライムレートと5年レートの決定に注目。
1. 為替動向
韓国ウォン:
韓国ウォンは0.53%下落し、最もパフォーマンスが悪かった通貨となりました。
その他の動向:
英ポンド (-0.07%)
ドル指数 (-0.04%)
ユーロ (-0.02%)
上昇通貨:
日本円 (+0.43%)
2. オフショア人民元
動向:
オフショア人民元は1ドル=7.10近辺まで上昇し、前日の損失から回復。
要因:
中秋節の休暇後、トレーダーが復帰し、注目がFRBの金融政策決定に移った。
FRBは2020年以来初の米国の金融緩和サイクルの開始が期待されており、50ベーシスポイントの大幅利下げの確率は65%。
国内要因:
PBoC(中国人民銀行)の金利決定に注目が集まり、特に1年と5年の貸出プライムレートに関心が高まっています。
市場操作:
PBoCは7日間のリバースレポを通じて5,682億元(約801億1,000万ドル)を注入し、満期を迎えるMLFローンとリバースレポを相殺。
3. 中国株式市場
動向:
上海50指数は3,205.00ポイントまで下落し、32週間ぶりの低水準を記録。
最近のパフォーマンス:
過去4週間で6.45%の減少。
過去12ヶ月で12.92%の減少。
4. 中国のMLFローン
動向:
中国人民銀行(PBoC)は、9月18日に満期を迎える中期貸付ファシリティ(MLF)の資金を月末までに更新すると発表。
要因:
短期金利が市場を導く役割を強化するための金融政策の見直し。
市場操作:
PBoCは7日間のリバースレポを通じて5,682億元を提供し、流動性を確保。
5. インドネシア株式市場
動向:
インドネシアのIDXコンポジット指数は7,842の新高値を記録し、8月初旬からの上昇を維持。
要因:
米国FRBが本日後に金融緩和サイクルを開始し、今後2年間の金利引き下げへの道筋を示すとの楽観的な見方。
インドネシア中央銀行は6.25%の借入コストを5回目の据え置きを行う見通し。
貿易動向:
8月のインドネシアの輸出は2023年1月以来の最高成長率を記録し、輸入も予想を上回った結果、予想を上回る29億ドルの貿易黒字を達成。
主要セクター:
テックサービス、通信、金融、ヘルスケアが上昇。
主な上昇銘柄: アストラ・インターナショナル(+2.0%)、カルベ・ファーマ(+1.2%)、ユニリーバ(+0.9%)、バンク・ラキャット・インドネシア(+0.5%)
1. パーム油価格
価格動向:
マレーシアのパーム油先物は2%近く上昇し、トンあたりMYR 3,810に達しました。
3日連続の下落から反発し、前日の1か月ぶりの安値から上昇。
要因:
ダリアンとシカゴ商品取引所(CBoT)市場での競合油の価格上昇が支援。
マレーシアのパーム油製品の輸出が9.1%から10.2%増加(9月の最初の15日間)。
制限要因:
リンギットの強さがさらなる上昇を抑制。
その他の影響:
原油価格が2日間の上昇後に下落し、中国での需要懸念が拡大。
インドでは、パーム油、ソヤ油、ひまわり油に対する20%の基本関税を導入。これにより、総輸入関税は27.5%に引き上げられ、農家の保護を目指しています。
2. オーストラリア10年債利回り
動向:
オーストラリアの10年債利回りは3.89%に上昇し、1週間ぶりの高値に達しました。
要因:
投資家がRBA(オーストラリア準備銀行)の金融政策見通しを評価。
市場では、次週のRBA会合での4.35%のキャッシュレート削減の可能性は低いと見ています。
注目事項:
木曜日に発表されるオーストラリアの雇用報告が注目され、労働市場の健康状態と国内金融政策への影響を評価します。
その他:
FRBが4年ぶりの利下げを予定しており、積極的な利下げがRBAの早期緩和の可能性を高める可能性があります。
3. 米国10年債利回り
動向:
米国10年債利回りは3.64%付近で推移し、15か月ぶりの低水準で横ばい。
要因:
FRBの金融政策決定を控え、4年ぶりの利下げが予想される中で投資家が慎重な姿勢を取っています。
市場予想:
50ベーシスポイントの大幅な利下げの確率は65%に上昇(1ヶ月前の25%から)。
最近の動き:
火曜日には、強い米国小売売上高データを受けて利回りが一部上昇。
4. 中国株式市場
動向:
上海総合指数は2,704付近で横ばい、深圳総合指数は0.4%下落し7,950に。
中国市場が長い休日明けに再開し、両ベンチマークは7か月ぶりの安値付近で推移。
要因:
週末に発表されたデータでは、中国の8月の工業生産、小売売上高、固定資産投資が予想を下回りました。
都市部の失業率は6か月ぶりの高水準に上昇し、住宅価格は9年ぶりの速さで下落。
注目銘柄:
上昇銘柄: 石家荘産(+10%)、保定天威(+10%)、深圳華強(+1.7%)
下落銘柄: 貴州茅台(-2.1%)、立訊精密(-4%)、安徽江淮(-2.8%)
1. 金価格
価格動向:
水曜日、金価格は1オンスあたり$2,570で安定し、記録的な高値付近を維持。
要因:
ドルの弱さとFRBの利下げ期待が影響。
FOMCの2日間の政策会合が本日終了し、2020年以来初の利下げが発表される見込み。
市場は50ベーシスポイントの大幅な利下げの確率を65%と予測。
最近の動き:
火曜日に金価格は若干下落。8月の米国小売売上高が予想外に0.1%増加し、消費者支出が相対的に堅調であることを示唆しました。
2. 債券市場
主要な動向:
水曜日には主要な国債利回りが上昇。
トップの上昇:
ニュージーランド10年債: +2.75ベーシスポイント
最大の下落:
米国10年債: -1.60ベーシスポイント
日本10年債: -0.10ベーシスポイント
3. オーストラリアドル
価格動向:
豪ドルは$0.676を超え、2週間ぶりの高値に達しました。
要因:
FRBの利下げ期待によるドルの下落。
コモディティ価格の強さが豪ドルを支えています。
展望:
週後半に発表されるオーストラリアの雇用データが注目され、労働市場の健康状態と国内金融政策への影響を評価します。
RBAの見解:
RBAの政策担当者は依然として強気の見解を維持していますが、FRBの積極的な利下げがRBAの早期緩和の可能性を高める可能性があります。
4. 日本円
価格動向:
日本円は水曜日に1ドル=141.6円付近に上昇。
要因:
前日の強い米国小売売上高データによる損失を一部回復。
展望:
日本銀行は金曜日に金利を据え置く見込みですが、さらなる利上げのシグナルを出す可能性があります。
市場では、日本銀行が12月に利上げを実施するとの期待が高まっています。
5. アジア通貨
最大の下落通貨:
ミャンマー・チャット: -55.13%
モンゴル・トゥグルグ: -0.50%
トルクメニスタン・マナト: -0.29%
最大の上昇通貨:
イスラエル・ニューシュケル: +0.83%
ジョージア・ラリ: +0.39%
カタール・リヤル: +0.28%
6. ニュージーランドドル
価格動向:
ニュージーランドドルは$0.62を超えて上昇。
要因:
FRBの利下げ期待による米ドルの弱体化。
国内要因:
高いミルク価格と消費者信頼感の改善が支援。
ニュージーランドの消費者信頼感指数は第3四半期に90.8に上昇(前期82.2から)。
展望:
木曜日に発表予定の第2四半期GDPデータで、経済が0.4%縮小するとの予測。
市場は10月に25ベーシスポイントの利下げを完全に織り込んでおり、50ベーシスポイントの大幅利下げの確率は25%。
1. 原油価格
WTI原油先物:
水曜日に1バレルあたり71ドルに下落し、2日間の上昇を終了。
要因:
米国原油在庫が予想外に増加し、196万バレル増加。これは3週間連続の減少を破り、10万バレルの減少予想を裏切りました。
FRBの利下げ決定を前に投資家が慎重な姿勢を取っており、市場では50ベーシスポイントの大幅な利下げの確率が高まっています。
中国からの需要懸念が続き、最近のデータが失望的で、同国の回復が遅れていることへの懸念が広がっています。
その他:
中東地域での緊張の高まりを受け、供給の混乱の可能性も監視されています。
2. アメリカドル
ドル指数:
水曜日に100.8に下落し、FRBの政策決定を前にトレーダーが準備を進めています。
4年ぶりの利下げが期待されており、50ベーシスポイントの大幅な利下げの確率は現在65%に上昇(1ヶ月前の25%から大幅に増加)。
先日の動向:
火曜日には予想を上回る小売売上高の読み取りにより、ドルが一時的に上昇。
米国の小売売上高は8月に予想外に0.1%増加し、7月の1.1%の上方修正された急増に続きました。
主要通貨に対する動き:
ドルは全般的に軟化し、特に円、ニュージーランドドル、豪ドルに対して顕著な売りが見られました。
3. オーストラリア経済指標
Westpac-Melbourne Institute Leading Economic Index:
2024年8月に前月比0.1%減少し、前4ヶ月間の横ばい状態から下落。
年率成長率:
6ヶ月の年率成長率は7月の0.04から8月に-0.27に低下。
コメント:
ウェストパックのオーストラリアマクロ予測部門長であるマシュー・ハッサンによると、最新の数値は2025年前半のトレンド以下の成長が続くことを示唆しています。
RBAの見解:
9月下旬の次回会合で政策金利を据え置き、インフレに対する警戒姿勢を維持する見込み。
4. 日本株式市場
日経225指数:
水曜日に0.8%上昇し、36,500近辺で取引。トピックス指数も0.4%上昇し、2,566を記録。
要因:
米国のFRBの利下げを期待して2日間の下落から反発。
国内経済データ:
日本の8月の輸出は予想を下回り、輸入も5か月で最も少ない伸びを示しました。
主な銘柄動向:
上昇銘柄: ディスココーポレーション(+1.4%)、メルカリ(+3.7%)、アドバンテスト(+1.3%)、トヨタ自動車(+2.6%)、ファーストリテイリング(+2%)
下落銘柄: 三菱重工業(-1.4%)、ソニーグループ(-0.5%)、キーエンス(-0.9%)
5. オーストラリア株式市場
S&P/ASX 200指数:
水曜日に0.2%下落し、8,130以下で取引。前日の最高値から後退。
要因:
FRBの利下げを控え、投資家が慎重な姿勢を取っている。
週後半に発表予定のオーストラリアの雇用データにも注目が集まります。
RBAの見解:
RBAの政策担当者は、国内の金融政策に関して引き続き強気の見解を持っていますが、FRBの積極的な利下げがRBAの早期の緩和に繋がる可能性もあります。
主な下落銘柄:
CSL Ltd (-0.8%)
グッドマン・グループ (-0.5%)
マッコーリー・グループ (-0.6%)
テルストラ・グループ (-0.6%)
ウェスファーマーズ (-0.9%)