幻にしない覚悟と努力
11/22。
いい夫婦の日。
いい夫婦、してますか!?(←謎の問いかけ)
誰だって市役所に婚姻届を提出するときは「一生この人と添い遂げよう☆」と、大なり小なり思うところだろうけど。
実際は3組に1組が離婚している、というのはもう周知の事実だ。
私の周囲の友人を見ても、この年代ですでにそれくらいの割合で離婚経験者がいるので、割と現実味がある。
先日。
うちの夫が『一生添い遂げるのはもはや幻』という内容のweb記事を見て、衝撃を受けたようだ。
「熟年離婚なんて自分には縁がないし〜…なんて思っていたけど、まぼろし…まぼろしなのか…。」
最近、夫が妙に優しい(笑)。
そうそう。
自分には関係ないなんて思っちゃいけないのよ。
私の両親の話。
娘の私から見ても仲睦まじく、いつもふざけ合っている。
まだ学生の頃、二人は離婚とかなさそうだよね〜なんて言ったら、母は言った。
「そんなのは分からないよ。何があるか分からないんだから。」
そう、何があるか分からないのだ。
何があるか分からないのに「一生添い遂げる☆」なんて未来が簡単に手に入るわけがない。
一生添い遂げるつもりなら、双方に相応の覚悟と努力が必要なのだ。
片方だけが努力していても、きっと破綻する。
いろんなことがあってよくケンカもしていたうちの両親。でも、その時その時で、お互いに寄り添う努力もちゃんとしていたように思える。
そしてうちの両親は相も変わらず、年老いた今も仲良くやってくれているので、娘としては安心。
モラハラ、DV、そもそも考え方が合わない、そんな人はたくさんいる。
そんな人と心と身体を壊してまで一緒にいる意味はない。
ただ。
年老いてからの『おひとりさま』が度々ニュースでも取り上げられているけど。
私はこれ、現代社会における割と深刻な問題だと思っていて。
家族にしろ職場にしろご近所にしろ、やはり人は何かしらのコミュニティを持った方が、その人にとっても社会的にとっても健康な気がする。
コミュニティが広がった瞬間に、人は生き生きとするし、若返るし、頭の回転が良くなる。なので、コミュニティ維持の努力は、誰であってもどの立場であっても、今後なくてはならない能力だと思っている。こんな時代だからこそ。
だいぶ話は飛んだけど。先ほどの『幻』記事の夫婦の会話の続き。
夫「熟年離婚の定義って、20年以上婚姻関係が続いた場合らしいよ。」
私「へーそうなんだー。うちだとあと…6年くらいか。じゃあ、それくらいは待ってあげるとするか。」
夫「いや別に、熟年離婚したいわけじゃないからっ!!
私「(スルー)まーでもさー。離婚の障壁になるのってやっぱりお金だよね。今までも何回か考えたけど、収入がないってのは大きいよね。私が収入を得るようになったら、いつでもその気になったら…」
夫「一生働くな」
こうして、私は認定ニートの称号を得たのである。
こんな夫婦で、我が家はやっております^^
いい夫婦の日に離婚の話とか、めっちゃ喧嘩売ってるけど(笑)。
そもそも、婚姻歴十数年の私が結婚を語るなという話でもあるけど。
なにはともあれ。
夫婦もパートナー婚も熟年離婚した人もおひとりさまも、みんな幸あれ!!
ありがとうございます。ぺこり。