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#ONEFridayFights81 観戦記 (1)

今月中に何か投稿しないと、毎月連続での投稿記録が8ヶ月で途絶えてしまう。先週土曜からカンボジアとタイを旅行中で、そのことについていろいろ書きたいのだけれども、ちょっと時間が欲しいので、取り急ぎパッと書けるONE観戦記を。てか、結果的に今回の旅ではONE観戦がハイライトの一つになったわけだけれども、航空券を取った時点では、タイ滞在中に9/27を迎えることなど気づかず、あれだけ楽しみにしていたはずの武尊選手の復帰戦が現地観戦できることに気づかず…。購入時点ではすでに指定席が売り切れていたので、本当に気づけてよかったです。

第1試合:陽勇 vs ユセフ・エサード

今回がONEデビューの陽勇選手、初めて観たけどアグレッシブでいい選手だった。まだ若いだろうに身体がしっかりしてる印象。調べてみたらフルコン上がりなのと、まだ学生さんなのね。インタビューでも最初英語で答えていたのもよかったけれども、残念ながら音響が悪く、日本語でも9割がた聞き取れず…と思ったけど、周りのタイ人はタイ語のインタビューにしっかり反応して歓声を上げていたので、僕が極端にノイズが苦手なだけかもしれない。飲み会とかのガヤガヤした環境でも自分だけ会話が聞き取れてなかったりするんですよね。あれ、どうにかなりませんかね? いきなりめちゃめちゃ脱線しました。

第2試合:リッティデット vs 小笠原瑛作

アマチュア時代にKAMINARIMONで観ていた(&同じ大会に出たことも何度かあったはず)小笠原兄弟の弟くんがONEに出るのを、10年以上ぶりに生で観ることになるとは…と感慨深かった。序盤は瑛作選手のインローが場内に快音を響かせていて、実際にリッティデットも効くまではいかずとも嫌がっているように見えたけれども、2Rから右ミドルで瑛作選手の左腕がみるみる赤くなっていき…。あのダウンはリッティデットが狙っていたものではなかったかもしれないけれども、同時に必然だったようにも思えました。そこから先は瑛作選手の右フックでの入り際にミドルを合わされる展開が続き、正統派のナックモエにムエタイで封じ込められた印象。次に期待ですね。

第3試合:イリアス・エナッシ vs 秋元皓貴

秋元選手がビルドアップされた身体の持ち主であることは前から知っていたけれども、生で観てONEのライティングで特に目立っていたのが三角筋。背中が厚い選手や脚が太い選手はよくいるけど、格闘家であのレベルの三角筋の持ち主はそう多くないのではないでしょうか。存在自体はK-1甲子園の頃から知っていたけれども、2022年のONE戴冠時は本当に震えました。
ただ、今日はエナッシが強かった。序盤で相打ち気味の左フックが秋元選手の顎をかすめた時、あぶねーと思っていたら、1R終盤にその左フックでダウン。あそこで止められてもおかしくないくらいのダウンから、後半よく秋元選手が巻き返したなと感心したけれども、エナッシの的を絞らせない左右の動き、左ボディから左ハイなどの変則的なコンビネーションも流石だった。

第4試合:武尊 vs タン・ジン

おそらく時差の関係で日本人選手の試合が序盤に固まるように配慮されたのだろうけれど、ルンピニーの電光掲示板などを見ているとメインに次ぐくらいの扱いで、歓声も凄まじかったです。武尊選手への歓声はもちろんのこと、タン・ジンへの歓声も。

そのタン・ジンの試合は恥ずかしながらほとんど観ずに今日を迎えたわけですが、開始早々、蹴りのカットなどの所作から、あぁ、これはぜんぜん弱くないなと思いました。逆に武尊選手はというと、バックステップ中にタン・ジンのパンチが顔面を捉える場面が何度かあり、なんか危なっかしいな…と案じていたらあのダウン。しかし、定石どおりカーフを1Rから効かせていたこともあり、最後はさすがのKO勝ちでしたね。
思えば、下から崩して最後しっかり倒しきるのも、危なっかしい場面があるのも、武尊選手の試合には付き物みたいなところがあるので、今回の展開をもって「進化してる」とか「衰えている」とか論じるのはあまり意味が無いのかも。さらに邪推すると、武尊選手は次に予定されているロッタン戦の勝敗にももはや拘っていなくて、最後に納得のいく相手と納得のいく試合ができれば、勝とうが負けようが案外スッキリした表情でその場で引退を表明しそうな気もしてます。別にそれを望んでいるわけではないんですが、現役生活を本人が納得のいくかたちで締めくくるのを見届けたいものです。

この調子で書いていこうと思っていましたが、想像以上に時間がかかっているので、一旦このへんで。あ、でもこれだけは書いておこう。初めてのルンピニーはスタジアム外の屋台みたいなとこも含めて、ワクワク感に満ちた素敵な空間でした!

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