【英文法】#34 G Herbo - "Bought a Tool"で学ぶ目的を表す不定詞
【今回のポイント】
We just ride them cars to get there (G Herbo - "Bought a Tool")
◆この文では"we"がS、"ride"がV、"them cars"がO…あれ、"to"以下は?
◆はい、"to get there"は「そこに着くために」という意味でそれ以前をすべて修飾しています。"to get there"で副詞の働きをしていることから、このような不定詞の用法を不定詞の副詞的用法という
◆"ride"は通常、またがる乗り物に使われる動詞だが、口語ではしばしば"car"や"train"にも使われる
◆"them cars"の"them"は"the"や"those"くらいのイメージ。ラップ等の歌詞においてはしばしば"them"が名詞の複数形の前に配置される
今回の動画でお伝えした内容はここまでです。この先、動画の内容に関連する内容をお読みいただけます。英語の話かもしれませんし、音楽の話かもしれません。何が出るかはお楽しみ!
【今日の一言】
シカゴの新鋭=G・ハーボ(G Herbo)。いわゆるオフビート・ラップの人ですよね。このオフビート・ラップ、好きか嫌いかでいうと別に好きではないんですが、ただただ面白いなと思って眺めています。何が面白いって、ヒップホップに限らずブラック・ミュージック全般において、本来の位置よりも前で拍を取るなんてことはずっとご法度だったわけですよね。Zeebraさんも2016年にこう(↓)仰っているように。
それが2019年の前半には市民権を得るところまでいったというのが面白い。その後、2019年の後半にはダベイビー(DaBaby)やメーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)など純粋にスキルのあるラッパーのほうが脚光を浴び、逆にオフビートの旗頭ともいえたブルーフェイス(Blueface)あたりは失速してしまった感もありました。それでも、いわゆるオフビート勢が2019年にくっきりと爪痕を残したことは間違いないでしょう。
そうなると、Zeebraさんが仰る「黒さ」とか、よく耳にする「黒い音」って何なんだろうって話になりますよね。僕はこれまでのライターのキャリアで音を「黒い」と形容したことは一度もありませんが、人々が音楽について「黒い」という形容詞を使うとき、なんとなくその意味は感じ取ってきたつもりです。
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