見出し画像

【英文法】#16 Snoop Doggy Dogg - "Who Am I (What's My Name)?"で学ぶ接続詞

【今回のポイント】

He is I and I am him (Snoop Doggy Dogg - "Who Am I (What's My Name)?")

 ◆前回までに何度か出てきた"that"の品詞は接続詞、ということで接続詞について解説
 ◆ここに出てくる接続詞"and"は等位接続詞。語と語、句と句、節と節を繋ぎ、繋がれる両者は対等の関係。他に"but"や"or"や"so"などがある

I hope she don't think that I think that she a bad girl (Jhené Aiko - "Happiness Over Everything (H.O.E.)" ft. Future, Miguel) 

 ◆一方で"that"は従属接続詞。これは主節従属節を生み出す。そう、that節は従属節
 ◆また、that節は名詞節。これ以外に形容詞節・副詞節を導く従属接続詞がある

今回の動画でお伝えした内容はここまでです。この先、動画の内容に関連する内容をお読みいただけます。英語の話かもしれませんし、音楽の話かもしれません。何が出るかはお楽しみ!

【今日の一言】

スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)の「Who Am I (What's My Name)?」、ヒップホップ聴き始めの頃にめちゃくちゃ聴きました。たぶん、最初にリリックを諳んじられるようになったのがこの曲じゃないかな? もちろん今でも大好きな曲です。

前回、英文の意味を前から取っていけるようになるには音読が大事、という話をしましたが、歌を何度も口ずさむのもめちゃくちゃオススメです。歌詞に使われる英語は必ずしも文法的に正しいものとは限らないので、それが日常会話や仕事にどれだけ活かせるか(活かすべきか)の判断は難しいところですが、声を出すと楽しくなりますし、口や脳が英語のリズムや発音に慣れていきます。また、そういう発音を自分で繰り返すことにより、インタビューなどでラッパーたちが話す英語も、いつしか聞き取りやすくなります。

僕個人の体験についてお話しさせてください。2012年にエミネム(Eminem)、2013年にケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)とナズ(Nas)が来日するにあたり、どうしてもライブで合唱に参加したい!と思った僕は、彼らがライブでやりそうな曲の歌詞をプリントアウトして、電車内で曲を聴きながら唇読(声に出さずに口だけ動かすこと)していました。中高生の頃から英語は苦手でなく、大学入試の個別試験で120点中88点を取るくらいには得意だったのですが(←凄さが伝わりにくいかもしませんが、それなりに凄いんです!笑)、彼らがインタビューで話す英語はもっとくだけていて聞き取りづらい…というか、最初はマジで何を言っているか分かりませんでした。それが、上述の電車内唇読学習法を始めて半年くらい経ったことからですかね?、「あれ、なんか聞き取れるぞ」と思うようになってきたんです。今ではインタビューのまとめ記事を書ける程度のリスニング力は身についています。

映画やドラマの台詞や、好きなアーティストのインタビューを聞いていて「こんなのどうやったら聞き取れるようになるんだよ…」と匙を投げたくなる日もあるでしょう。でも、諦めずに何度も聴いて、声に出してみてください。「あれ、なんか聞き取れるぞ」と思える日が、きっといつかやってきます。ここでこんな偉そうなことを書いている自分も、アメリカに行くとレストランの店員の何気ない一言が聞き取れず5回くらい聞き返してしまうこともあります。それが僕の現在地です。共に頑張っていきましょう!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?