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幸せの核に近づくための自分メモ #30

昔から、本当に好きなものを一番に選ばない人生だった。これは今日気づいたのではなく、前からいつか書こうと思っていたテーマ。具体例をざっと挙げると以下のような感じ。

  • 高校時代、国語や社会よりは数学や理科のほうが得意だからという理由で理系を選択(のちに数学は大学入試の2次試験で120点満点中32点という点数を叩き出すほどの苦手教科になるのだが)。どんな学部にも基本的にあまり興味が無いなかで、外国語を学ぶのはなんとなく楽しいなと思っていたのと、格闘技が好きでタイに行きたいと思っていたので、一時期は某大学のタイ語学科を志望していたが、「働き口が無い」などと両親に説得され(←実際のところそんなことはないと知ったのは大人になってからだった)、次にかろうじて興味があった医学部を受験(散る)。

  • 浪人時代、有り余るセンター試験の点数をフル活用して私大の滑り止め合格を荒稼ぎ(文面に反しておちゃらけた感じで書いてるので嫌いにならないで)。その中で、国際色豊かな環境って面白そうと思い、じつは某大学の国際教養学部に一番行きたかったのだが、これまで理系の学部第一志望でやってきたなかS*LSを2番手にするのは脈絡が無さすぎると言われ、同大学の理工学部を最終滑り止めに選択。

  • 大学入学後、キックボクシングをやりたかったものの、これまた両親の「まずは普通の大学生活を送りなさい」という言いつけを律儀に守り、少林寺拳某部に入部。キックのジムにもその半年後に入会することになるが、縦社会の中で部活を休むことはなかなかに困難で、最初の2年強は部活を優先する毎日。また、サーフィンもやりたかったがサークルが見つからず、ダイビングのサークルに入部。

  • 大学3年生からの学部選択にあたり、学問的に最も興味があったのはスポーツ科学系だったが、進学難度がより高い学部・学科のほうがなんとなくいい気がして(あと、楽だと聞いて)2番目に興味のあった農学系の学部・専修を選択。

  • 学生時代に最も情熱を注いでいたキックボクシングでプロ志望を公言しなかったのもここに書ける一例かもしれない。実際のところ少しはプロデビューに興味があり、ジムの会長とも1度だけそんな会話を交わしたのだが、「これで一区切り」と決めたアマチュアで最後の試合に勝てず断念。その時、悔しさよりも満足感を覚えたので、結果的にプロにならなかったこと自体には納得しているのだが、そもそも興味・意欲がありながら「1. プロ志望」でなく「2. 体力作り」に○をつけ続けたことは、「本当に好きなものを一番に選ばない」の一例といえるかもしれない。

  • 2014年から今に至るまでの職某選択。これについては詳しくは書きません。

最近読んでる(と、このnoteで言い続けている)『The Artist's Way』における主たるメッセージは「ずっとネグレクトしてきた自らの内なる子供・内なるアーティストの声に耳を傾けなさい」であり、同著で紹介されているMorning PagesやArtist Dateといった取り組みは、いわばそのための手法にすぎない。それを踏まえて上の箇条書き部分を読むと、俺はどれだけ自らの内なる子供やアーティストをネグレクトし続けてんねんって感じだが、じつは一周回ってそれこそが自らの内なる子供やアーティストが求めていることなのでは?という気も最近している。


そう考えるようになったきっかけは、2月にKさんという方と話したこと。話の中で、彼女は、僕の前世はあまり売れなかったアーティスト系の人で、僕の魂はいつも声を世の人々に聞いてほしがっているいっぽう、満ち足りすぎていない状態を潜在意識的に求めているのだと教えてくれた。輪廻は信じるものの魂はその人に固有のものではないと考える僕は、話半分で聞いていたけれども、箇条書きの内容とも辻褄が合うのは事実だ。

そして、箇条書きで記した選択については、後からであれば何とでも言えるけれども、ほぼすべて納得している。少林寺拳某部にもダイビングのサークルにも農学部にも入ってよかった。キックでプロデビューできなかったことに納得しているのも上述のとおり。他に興味を持った大学に進学していたら、それはそれで別の楽しさや面白さがあっただろうけれども、これに関しても後悔は無い。

唯一疑念というか迷いがあるのが最後に書いた職某選択だけれども、結局は今置かれている状況や仕某での苦しみも、魂が欲しているものなのかな。でも、珍しく内なる子供のワガママを押し通して空手を習い始めた11歳の時のように(内なるもなにも普通に子供だったけど)、ストレートに希求するものを希求するフェイズも何年かに1度はあったほうがいいのかもしれないが。


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