Dopeverse辞典 p.3 - Guru HIPHOPへの愛情
名前:Guru (本名:Keith Edward Elam)
出身:アメリカ マサチューセッツ州ボストン ロクスベリー
享年:1961/7/17 ~ 2010/4/19
49歳でこの世を去った Guru 彼を簡単に紹介します。皆さんご存知であろう Gang Starr の最初創設者が彼です。その後、DJ Premierと出会い、Gang Starr 完璧実力派ユニットとしての活動を広げていき、HIPHOPとJAZを融合した音楽を作り上げました
今回はそんなMC, Guruの作品 "When You're Near" に触れていきたいと思います
Let's get to it
自分は難しい言い回しで紐解けた時のラッパー本人の気持ちが伝わってくるのも好きですが、自分は結構鈍感なんで、ハッキリしたパンチラインを言ってくれた方が好きです笑
この曲は全体的にHIPHOPへのラブソングだと思います。
調べていく中で彼の愛人らしき人は発見されなかったで、そう感じました
HIPHOPに対する "Endless, are my emotions for you, heh" これは言わゆる、倒置法ですね。
普通であれば、"my emotions for you are endless" でありますが、強調したい時は自然と皆さんでも言いたいことが先走ってしまいますよね。それと同じです。彼もHIPHOPに思う気持ちは Endless なんです。
そして、言いたいことは何回も言って強調させたいですよね。"I do I do" と
HIPHOPに対する気持ちがGuru自身の原動力だと語っています。なんかこのGuruがHIPHOPに片思いしてるような感じとてつもなく好きです
えぇっと、HIPHOPの性別がわかりましたね笑
でもって、Guruさんの溺愛もわかりました笑
少し真面目に考察すると、 "where you goin" という表現からGuru自身、Verseを蹴れなくて少し行き詰まった時期があったのかなと推測できます。
そしてこのアルバム「JAZZMATAZZ」を作るために "lately I've been wantin to get closer to you" という表現が出てきたように思えます。
"And I think you get the message love, message love" ここの表現では、「俺が手掛けているこのアルバムが完成した暁には、ファンからお前(HIPHOP)に愛情を送られるだろうな。」と彼の曲に対する自信が窺えます。
ひたすらにかっこいいですよね。最後はHIPHOPに対する自分の姿勢も示してるのは。
どうしてもここだけは外せないんで、紹介させて下さいm(_ _)m
ここは個人的にめっちゃ好きな表現の仕方です笑
"I'm gonna kiss your lips" ここでの "your lips" はマイクの頭の部分を指してます。
普通に「俺はマイクにラップする方法」でも意味は伝わるのに、マイクをyour lipsで表現したりラップすることをkissと表現したりするところが、本当に愛人かのようにHIPHOPを見ていることが分かります
極めつけには、 "I can taste it" 味わうというのは彼の口から放つRhymingやFlow,Vocabularyの多彩さを表しています。先程触れた "I've been wantin to get closer to you" という、自分勝手な思いで行動したHIPHOPの見た目だけでなく性格(中身)を理解したということなんでしょうね
いかがでしたか?
GuruはGang Starrとしても凄まじい活躍を見せたラッパーでOld Schoolを語る上では欠かせない存在である思います
これを機に彼の色んな曲も聴いてみてください
P.s 初めて買ったレコードがGang Starrで当時Guruという名前も知らずにハマってました