Dopeverse辞典 p.8 - Viktor Vaughn a.k.a. ...
名前 : MF DOOM (本名 Daniel Dumile)
出身 : イギリス ロンドン ハウンズロー
享年 : 1971年7月13日〜2020年10月31日
やっちゃいますか
俺の尊敬してる方から影響されたラッパー
MF DOOM
あれ??Viktor Vaughnって何って思いましたよね
単なる「またの名を~」的な表現だけでなく、彼は名義を使い分けてリリースしまくる特徴があります。それは作品それぞれの趣向を表したコンセプトがあり、偏りすぎることもなく、1つの芯に沿って制作されているあたりプロフェッショナルな姿勢を感じ取れます
今回はそんなViktor Vaughnが無類のSF好きで、若干それに影響されたアルバムっぽいです
まぁ行きましょうか
Let's get to it
Rob Reiner 表現が凝っていて冒険心に富み、作品のフォルムを壊さない程度に斬新で、それでいて、観客に対しては心憎いほど気が利いている、そんな監督です
彼の作品の「プリンセス・ブライド・ストーリー」というSFの映画を観たのかな?と推測できます
Rob Reinerと knob shinerで踏むのか(笑)みたいな
DOOMのディスは強烈なんですよね、どれを探しても。HIPHOP界の悪党っていう言葉が1番合う気がします。
確かにHIPHOPシーンで自分の名前を使って韻を踏むのはよくある傾向です
けどDOOM自体それを嫌っていると言っていて、尚且つここでネームドロップしているのはRob Reiner 「そこ他人の名前なんかい」ってツッコミたくなる感じです
0:31~0:36の間で文のつなぎ目として使われているようなラインは全て同じ音で踏んでいるんですね。抜け目がないラップというか、とんでもないです
その後に先程述べた1発のディスです
確かにverseとしても食らったんですが、構成を含めてレベルが高すぎることに食らったのもあります
MF DOOMについての内容に踏み込みます。少し辞典の付録程度に彼のマスクの秘密について、Red Bull Music Academyでのインタビューにて彼が直接語っていますので是非ご覧になってください
彼自身、HIPHOPは普及してきたとともに曲だけでなく見た目も売りにしていたラッパー達が増えてきた。昔はレコードの音やスキルが注視されていたのに、HIPHOPが世間で知られ金稼ぎの手段になると見た目で曲を売るような商業的な考えを持ったやつが出てきた。だから俺は見た目も関係ない音楽を始めた。と述べていました
MF DOOMのこういった面に惚れてしまう方も少なくは無いと思います
そして、見た目よりも中身ということをブレずに、且つ味のある中身で表現できているのが本当に素晴らしいです
いかがでしたでしょうか?
彼の作品はハズレ無しと言い切ってもいいと思います。それぐらい深いし濃い内容になってます
この時点の趣旨も"見た目よりも中身"をモットーに活動しているので、そこのおもしろさを理解して頂ける方に是非とも読んでもらいたい(本望)
P.s. DOOMの場合、量より質じゃなくて、量+失になってしまう