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私とミウ子(保護猫)の奇跡の物語。
皆さま、こんにちは。
今日は2025年2月22日でニャンニャンニャンの猫の日。
そんな猫の日にこのストーリーを記しておきます。
2020年7月に保護した猫ちゃんが横内家にいます。
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名前は正式には美雨(ミウ)です。女の子です。
現在4歳半ぐらい。
私には2人の息子がいて、虹郎(ニジロウ)と晴(ハル) 虹が出て晴れる。という天気からまつわる所から名前を命名させて頂き、女の子がいなかったので、丁度『雨が降って、虹が出て晴れる。』という流れに相成りました。
ミウ子との出会いはタイトルにあるように奇跡的でした。きっと一生忘れないと思います。
保護する1日前の夜。
外からずっと子猫が泣いてる声がしていました。
妻がその声に気づいて、『ちょっと外を見てこようかな?』と言うので、私は『見つけたら情が移っちゃうからやめときな!』と言って止めて、その晩は無視して寝たんです!
今から考えるとなんと冷たい人間。本当最低でした…
いまだにミウ子との出会いの時の話しをする時にいじられます…。
そして次の日の朝に下の息子を学校に送っていく時だったかな?
車に乗ってる最中に『なんか猫の声がする!』と息子が言いました。
その時は妻が送っていたのですが、『何かの気のせいじゃないのー?』
とそのまま車を運転していて、確かその後に一緒に銀行か何かに行った後に、うちのサロンの駐車場でボンネットを開けてみたけど、その時は見つけられず。
『やっぱり気のせいじゃない?』と何度か私がボンネットを大き目な音で閉めたんですが何も起こらず。
そのまま夕方ぐらいにまた息子を学校に迎えに行ったその時!!
か細い声で『ニャー、ニャー』とハッキリと車内で猫の声が聞こえて!!
『あ、これは車内のどこかに昨日の夜に泣いてた猫がいるんだー!』とみんなで気づいて、家に帰ってまたボンネットを開けてみても、やっぱり姿は見えず。
そのまま車の下回りを覗いてみたら、やはり猫の声が聞こえて!
その声の方をしっかり見てみたら、タイヤとサスペンションの上辺りの隙間から足が見えて!!
だけど、この場ではジャッキも無いしどうしようも出来ないので今までずっと走ってて大丈夫だったって事はきっと大丈夫な隙間にいるはずと信じて、私の友人の車屋さんに連絡をし片道10k近くをそのまま猫を入れた状態のまま友人の車屋さんに向かいました。
あの時はこの子が事故が起きませんように!と必死で願いながら向かったっけ。
何か一歩でもずれたら車の機械に巻き込まれて死んでしまう。もしくは走ってる最中に道路に投げ出されたら…
とにかくビビりながら車を運転した事を覚えています。
それから無事?に到着し、リフトに車を乗せて車の下周りから救出する事に!
最後に姿を見た場所から色々とパーツを外しながらなんだかんだで小一時間後、姿を確認してなんとか手を突っ込んで無事に救出出来たんです!!
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私の手には小さな痩せ細った汚い子猫が。
それで実は一瞬、そのまま手を離してリリースするか迷ったんです…。
でも震える声で泣く子猫を見てたら……。
次の瞬間、『ダンボールとか箱っぽいのある?』
と友人に聞いて保護する事を決め、家に連れて帰りました。
(Y田、あの時は本当にお世話になりました。)
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そこからあまりにも汚かったのでシャワーで無理やり洗い、お水と猫の餌が無かったのでシーチキンをあげて。
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その日の夜は不安だったのかなー。どうなっちゃうだろう?ってとにかくニャーニャー泣いてうるさくて寝られなかったっけ。
それでその次の日に動物病院に連れていき、血液検査とかノミとかの虫を退治する薬とか色々とやって貰って。
ケージを買ったり、トイレを用意したり、餌を買ったり色々準備したなー。
小学生の頃とかに家に猫はいたけど、ちゃんと飼うのは初めてだったので色々Googleで調べたり。
そうやって少しずつミウ子との生活が始まりました。
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初めて私の膝に乗った時。
子猫の時の寝顔、鳴き声。
病院で注射を打った時。
またシャンプーしてブルブルしてた時。
初めて布団の中に入ってきた時。
避妊手術の時はめっちゃ悩んだっけ。この子の母になる可能性を潰しちゃうのか…。でもこれ以上飼えないし。腎臓の病気のリスクもあるしで。
手術当日は憂鬱だわ、心配だわで気もそぞろだったなー。
一泊で手術で次の日は動物病院openと同時に迎えに行った。
今は本当の娘が出来た気がしてる。
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庭に間違って出ちゃって、デッキの下に潜り込んで捕まえるのに苦労した事もあった。
この4年半この子がいてくれたから乗り越えられた事も沢山あった。
私の愚痴や悩みを黙って聞いてくれた。
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何よりあの2020年当時はコロナ禍真っ只中で、経営者の方々は先が全く見通せず日々どうしたら良いかずっと考えていたと思います。
私もその1人で。
あの当時はみんなに心配させまいと無理やり明るく振る舞ってた。
だけど、心の中では『この状況が後半年続いたら資金ショートして終了だなー。』と思っていて、最悪『自己破産』だなー。
そうしたらクルーのみんなに申し訳ないな…、そして私は一家離散になるのかなー?とかとめどなくネガティブな考えしか浮かばずにどんどん酒の量が増えて、お酒を飲まないと眠れない状態にまでなっていました。
今考えれば鬱だったのかなーとも思う。
Googleの検索履歴に『練炭』てあったしね。
そんな状況。
そんな時にふと目の前に現れた小さな小さな猫ちゃん。
ハチワレは末広がりの八を表していて、(ミウ子はハチワレになりきれてない黒いマスクみたいだけど!)
尻尾は短いボブテールのような鍵尻尾。鍵尻尾も幸せを引っ掛ける鍵尻尾と言われてる。
とても縁起の良い感じ!
そして何より、子猫があの過酷な状況でよくぞ怪我もなく、病気もせず、お母さんや兄弟とはぐれても必死に生きていた事。
その姿に懸命に生きていく勇気を貰えたんです。
そんな運の強い招き猫がうちに来てくれた事。
今思うと、私がミウ子を保護したのではなく本当に助けて貰ったのは私の方です。
正に真っ暗闇の中に現れた希望の光のような存在。(ちょっと言い過ぎか!)
ミウ子本当に本当に有難うー。
これからも一緒にずっと幸せに暮らしていけるように。
長生きしてくれますように。
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そして世界中の猫ちゃんが1匹でも幸せな一生になりますように。
ではまた。