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#7 開幕節 ダービーのレビュー 「昨年までの積み上げはどこへ?収穫は絶望の中に差し込む“名和田我空”という一筋の光」

こんにちは。お疲れ様です。
いやー,かなりショッキングなスタートに
なってしまいました。
今季の開幕戦,しかもいきなり大阪ダービーという
ことで相当注目度が高かった中で残念です。
今季の順位予想も上げようかと思ったのですが,
敗戦の失望と開幕が過ぎたこともあり,断念します。

そんな敗戦から数日が経って,ようやく結果と向き合えるようになって来たので,わたくし個人的な
レビューをしていきます。

結果は2-5。ホームで大敗を喫しました。

スタッツは上記を参照に。

まずは,ネタ・ラヴィが日本でのリーグ戦初ゴールを記録しました🎊

昨年の天皇杯 宮崎戦ではゴールを決めていましたが,
リーグ戦では3年目で初ゴールのようです!
今季はダワンが抜けたので,出場機会が増えてくると思いますので,ラヴィ個人としては良いシーズンの入りだったのではないでしょうか。
黒川も冷静に右隅に決めたシュートはもちろん,
対人の局面や,ドリブルで一人二人剥がすといった上手さは健在でした。

話が変わって試合全体としてのわたくし個人の
最初のイメージですが,「中盤のスペースがガラ空きだな」と。
昨年はあまり感じたことのない違和感でした。
見ているとその要因は,ハイプレスで出た前線の選手のケア/スペースの埋めによる中盤の選手のスライドと考えられました。
昨年はリスク管理がそれなりにされながら,坂本/宇佐美/山田がプレスをかけてプレッシャーを与えていました。
しかし今季は,なぜかハメにいってもひっくり返されて圧倒いう間にボックス付近まで侵入させていました。
単独追いにならず,連動してハメに行ったのは良かったと思いますが,両ウイングまで釣り出されてしまい,その空いたサイドに相手の北野がスライドして来て,相手のウイングとガンバのサイドバックが1対2になり,そのケアに出た中盤の鈴木/ラヴィがスライドすることで,今度は中盤のスペースがガラ空きになりました。
1失点目は相手の上手いフリックでテンポ良くパスを回され,中盤で簡単に自由にさせたのが初めでした。
何度かハメれそうな場面はありましたが,打開されるとたちまち被決定機になります。
黒川とルーカス・フェルナンデスのマッチアップは前半はあまり目立っていませんでしたが,逆側の半田が,前に出たタイミングで相手側に裏に蹴り込まれるので,後手に踏むシーンが多くなっていました。

前後半ともに立ち上がりで失点をして流れを悪く
してしまったことは事実ですが,そうでなくても戦術的にリスク管理をせずにハイプレスで特攻するだけをあのまま継続していると同じような結果になっていたと思います。
今季は昨年までの,プレスとリトリート/リスク管理/撤退守備の使い分けが上手くいっていたところのブラッシュアップを期待しましたが,どうしてしまったんでしょうか。


しかしそんなダービーでも名和田は一定の結果を残したと思います。
18年の福田以来の高卒新人で開幕戦抜擢という
相当緊張感が高い中でも,臆さず果敢にチャンスを作っていました。
序盤はなかなかボールを触れなかったですが,
時間が経つにつれ,タッチ数が増えていき,
シュートも4本記録し,今後に期待が持てそうな
輝きでした。
しかし,先ほども触れましたが,やはりプレスの練度,強度のところで,高卒すぐなので当然ですが,まだまだ課題があり,前線からのプレスの上手さ/パスコースの切り方を見ていると,昨年の坂本はやっぱ凄かったなと。
また,名和田に限った話ではありませんが,体力的な面でプレスに行っても戻りきれず,トップ下/中盤の広大なスペースを上手く活用されました。
とは言え,積極的に仕掛ける姿勢は頼もしく,次節以降も出場してくると思いますし,J初ゴールを記録する日もそう遠く無いと思っています。

そして試合翌日に出た記事がこちら。
中谷はこの試合を勿体無いというかあり得ない試合と表現しました。
そしてやはり,今年からは前線からのプレスが
テーマなようで…
そこは選手たちもよく感じているだろうし,
私個人としても体がまだ出来上がってない名和田,
元々めちゃくちゃ走るタイプでは無い宇佐美,
スピードが主な武器では無い福岡,中谷が
いたりする中で,ハイプレスは限界/戦術的に不向き
だと感じています。

ダービーを落としたショックや失望は大きい。
しかしまだ1試合…!これからの挽回/方向性に期待。
ではでは。

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