東京科学大(東工大) 材料系 B日程 院試体験記
こんにちは。
私は地方国公立大で化学を勉強してる者です。
今年の夏に東京科学大学物質理工学院材料系の院試(B日程)を受けたので、合格体験記みたいなものを書きたいと思います。
私自身、院試を受けるときに情報が少なくてすごい不安だったので、少しでも助けになればうれしいです。
(文章を書くのが苦手なので、読みにくかったらすいません、、)
スケジュール
最初に院試合格までのスケジュールを紹介したいと思います。
3年 秋
東京科学大の大学院を志望
TOEICの勉強を開始
3年 10月
1回目のTOEICを受験
3年 3月
研究室配属
4年 4月
5回目のTOEICを受験
専門科目の勉強を開始
材料系を志望
4年 5月
研究室訪問
4年 6月
出願
4年 7月
B日程に決定
過去問を解き始める
4年 8月
試験
4年 9月
合格
だいたいこんな感じのスケジュールでした。
3年の秋から英語の勉強を開始と書きましたが、実際はほぼ勉強せずにただTOEICを受験するだけでした、、そのせいでTOEICのスコアがあまり伸びず、4年の4月もTOEICの勉強をしてました。理想的には、TOEICを3年の12月までに終わらせ、1月からは専門科目の勉強を開始するほうが良いと思います。
また、どの研究室に配属されるのかが3月末にならないとわからなかったため、研究室に配属されてから材料系を受験することに決めました。
研究室訪問
まず最初に、研究室訪問は絶対に行きましょう。募集要項にも、出願に際して第一志望の指導教員とは事前に相談のこととなっています。
私は2つ訪問しました。大学が開催している説明会を利用したので、訪問のハードルはそこまで高くなかったです。
研究室訪問では、過去問や試験(日程、募集人数)について聞きました。特にA日程、B日程についてやTOEICのスコアがどれくらい必要かなどを聞きました。TOEICに関しては、700点くらいが平均で、最低でも600点は欲しいかなという感じでした。
院試勉強
英語
東京科学大は英語はTOEICかTOEFLのスコアの提出が必須です。
TOEICの方がリーディングとリスニングだけなので楽だと思ったので、TOEICのスコアを提出しました。
リーディングはTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問で勉強しました。
(王道の参考書なので、知っている方も多いと思います)
語彙、文法問題に特化した参考書ですが、速読力も鍛えることができました。
リスニングはYoutubeで勉強しました。
TOEIC part2 対策 などで検索すると、短めの例文を言ってくれる動画がたくさんあるので、それを使ってディクテーションをして勉強しました。
私自身、リスニングが非常に苦手だったので、まずは聞こえてきた単語を正確に認識するところから始めました。
専門科目
材料系は2ブロックに分かれていて、それぞれのブロックで2科目ずつ解答するという形式でした。
私は第Ⅰブロックでは有機化学Ⅰと無機化学、第Ⅱブロックでは有機化学Ⅱと無機固体物性を選択しました。
(多分この選び方はレアです)
無機固体物性は無機材料化学と無機材料物性が合体してできた科目で、無機化学の範囲から多く出題される傾向があったため、選びました。
この選び方にすることで、実質有機化学と無機化学の2科目で受験することができます。
有機化学は有機化学演習で勉強しました。
(これも王道です、、)
無機化学は無機化学演習で勉強しました。
(これも王道です、、)
どちらもとりあえず1周解いて、あとは過去問を解きながらつまずいたときに解き直す感じで勉強しました。
特に無機化学演習は参考書自体のレベルが高く、解説だけではわからないときはインターネット上で公開されている他の大学の講義資料などを参考にしました。
試験
試験は筆記試験と口頭試問があり、筆記試験の結果で口頭試問に進めるか決まります。
筆記試験についてはイメージしやすいと思いますが、口頭試問についてはイメージしづらいと思うので、紹介したいと思います。
私のときは、口頭試問はroundに分かれていて、round1で終わらなかった人がround2に、round2で終わらなかった人がround3に進み、最大3回面接があるという感じでした。
round1では、志望指導教員と志望動機を1分以内で話した後、志望指導教員から簡単な質問が1,2つ来るという感じでした。だいたい、5分くらいで終わりました。
私はround1で終わったので、round2以降についてはわかりませんが、round3まで進んでも合格した人がいたようなので、口頭試問は受験生と研究室のマッチングみたいなものだと思います。
成績開示
成績開示してみました。
英語:122点
専門科目:350点
でした。
英語に関しては、TOEICの990点満点を150点満点に換算したものだと思います。
さいごに
振り返ってみると、結構ぎりぎりの日程だったなと思います。
TOEICは早めに700点台後半がとれると安心して専門科目の勉強をできると思います。
そして、無機固体物性はお勧めしません!!
研究室訪問のときに先輩に無機固体物性は講義から出てるらしいと言われたので、内部生有利だと思います。外部生は何が出題されるかわからないので、高得点は難しいと思います。
あ、あと一番重要なことは、A日程を期待しないことです。私はTOEICが800点以上取れて、GPAも3.6あったのでもしかしたらA日程かなと専門科目の勉強にあまり集中してませんでした。B日程になったときは目眩がしました笑
A日程になったらラッキーくらいで専門科目の勉強をしましょう!
ここまで、読みづらい文章にお付き合いいただきありがとうございました。
材料系のB日程についてイメージの手助けになったらうれしいです。
院試頑張ってください!
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