着物の構造を学ぶ設計図『着物マップ』④お仕立てモニター感想編
まるで教科書!な着物の型紙の布バージョン。
お仕立てモニターしていただきましたー!
上前は並縫いからくけまで、見本としてすべて私がお仕立てしております。残りの半身の下前を、3コマ6時間で完成まで進められるのかの検証です。
【ピクミンを統べる者Wさん】
時間:あっという間に過ごすことができました。
内容:経験値の少ない私に、丁寧に教えていただきました。縮小サイズなので、工程のイメージがつきやすかったです。
感想:作品が少しづつ完成していくのが楽しくて仕方がありませんでした。途中でメモや写真をとったり、ゆるゆると私のペースで取り組んだりと、安心して取り組むことができました。
個別のわがままでしたが、「全部自分で作ってみたい」という希望も叶えていただき、ありがとうございました。
【チケットゲットだぜ、箱推しのOさん】
普段教室で縫っている時は、先生に言われるがまま、どこを縫っているかも分かっているようで、分かっていませんでした。
今回は、それぞれに部品の名前が書いてあり、どこを縫っているのか、わかりやすかったです。
また、布に付いている、コテの印や縫い代の線も見やすく縫いやすかったです。
先生が半分仕上げて下さっていたので、途中あれっ?と思うところを確認出来たのも、わかりやすかったです。
書くものを持って行って、ここからここまで、本返し縫いや一目外まで等、書き込みをしたら、後から見返した時に、わかりやすいので、失敗したなと思ってます。
後、虫留は、布や大きさ関係なく覚えられる気が、しません…すみません……!
【ダンゴムシもどんと来い、パワフルおかんのKさん】
短時間で大まかな工程を一通り学べます。仕立て「全体像」が把握しやすく分かりやすい!!細かい疑問点は帰宅後見返せる。今後の和裁教室にとても活かせます!
時間に余裕は無いので、その工夫は必要かと思います。衿の力布付近は、どんなに集中してもミスしやすいので、時間を取れるようにしたほうがよいと思います。
個人的に思うのは、持ち物2種類あればよかったな、と思います。3コマで終わらす為にも、理解を深める為にも。
持ち物①
「和裁の教科書」があれば型紙と共に両方活かせる。いまある物を活かすのは大事かと思います。一冊教室に置いといて自由に見れてもいいかも。
持ち物②
型紙に書き込める筆記用具。あまり試してないけど、例えば、マスキングテープに油性ボールペン記入なら貼れる剥がせる。
みんな勉強方法は違うと思うので、型紙はこのままシンプルで良いと思います。あとは書き込めて各自オリジナル型紙に出来るといいですね。
私の場合は、仕立てる順番が知りたいので、各パーツに順番の数字を書き込みたいと思いました。玉留め位置も。
反物の時の各パーツの配置も知りたいとこです。
図面はお料理レシピや楽譜と同じ。図面が読めたら世界中誰でも同じものが作れる!すごい!
建築の仕事してたから強く思う。人に伝える、教えれるって素敵!
貴重なご意見、ありがとうございました!!
今後の開催は?
デジタルプリントのデータは諸事情によりすぐには修正出来ないので、開催内容を改善して、来月以降に本開催をしようと思っています。
「最初から着物を縫うのは怖い」「全体の流れを知ってから始めたい」という方の為の和裁教室入門編としての講座と。
少し内容を変えて、「何枚も縫ったから、そろそろ初心を忘れたい」という方の為のステップアップ教材としての講座を考えていこうかなと。
こうやってモニター協力をしていただけるおかげで、実際にかかる時間と、作る側からでは気付けきれない所を教えてもらえます。本当にありがたいです!!
皆様のご意見を参考に、逐一ブラッシュアップしていきます。より良い講座になれるよう頑張ります!
実物を見てみたい方は、ぜひ店舗までお越しください。その際は、備考欄に「着物マップ見たいです」と記入してご来店予約をお願いいたします。
折り紙の方の説明書はもうすぐで完成するので、来月にはキット販売出来るかも?
布バージョンも説明書を作って、講座版と販売版を進めていこうと思います。