市役所新庁舎、結局建てるの建てないの?
最近、市役所新庁舎建設について聞かれることが多くなってきました。情報発信する側としては、非常にありがたいことです。一方、お話をさせて頂くと、色んな情報が錯綜しているようにも感じます。
そこで、情報を整理します!何が決まっているのか、何が決まっていないのか。
市役所の方針
2020年11月、塗木市長は市役所新庁舎を2025年度末までに建設する方針を示しました。
この方針を議会がOKすれば、建設決定。NG出せば建設できない。こういう状況です。
その辺の詳しい話はYouTubeに挙げているので、よろしければご覧ください。
市役所が示したスケジュール
塗木市長は、建設に向けてざっくり以下のようなスケジュールを示しました。
①2021年基本構想・計画→『新庁舎の有るべき姿を決めよう!』
②2022年基本設計→『具体的な計画書を書こう』
③2023年実施設計→『建設用の図面を起こそう』
④2024〜2025年建設工事→『建てます!』
このうち、①を作るための予算について、市議会はOKを出しています。
②〜④についてはまだOKを出していません。なぜなら、①の内容を見なくては、次の段階のOKを出せないからです。
言い換えれば、①の内容次第で市議会が予算を認めず、新庁舎は建てないということも充分ありえます。
結局、建設は決まったの?決まっていないの?
上を踏まえると、決まっている部分と、決まっていない部分とあって、どこを切り取るかで何とでもいえる状況です。
決まっているとも言えます。
『(新庁舎の有るべき姿を検討する予算は)決まっている』
『(市役所が新庁舎を建てるという方針は)決まっている』
逆に決まっていないとも言えます。
『(新庁舎の有るべき姿はまだ話し合っている途中なので)決まっていない』
『(市議会は建設工事はおろか計画書を作ることさえ認めていないので)決まっていない』
あえて言うなら、市役所と市議会は、検討を始めることについては決まっていますが、そこから先は合意していない状況だと言えます。
上記のいろんな話が錯綜した結果『建設は決まっている』とか『建設は決まっていない』とか、結論的な部分が巷で話題となっているのだと思います。
市議会議員の役割
建てる建てないはまだ決まっていないわけですが、現庁舎が築60年を迎え、建物寿命に近づいているのは事実。
新しく建てるにせよ、今の庁舎を大規模改修するにせよ、今後に向けて大きな方針を示さないといけない時期なのは間違いありません。
今回、有志議員での意見交換会を実施することになりました。
先にも述べたとおり、建設の許認可権を持っているのは南九州市議会です。許認可した後に皆様へ結果をお伝えするのは簡単ですが、それでは市議会が市議会である意味が問われることでしょう。
正確な現状をお伝えして、皆様のご意見を賜る時間と空間が大切だと感じています。
そして、5月22日と23日は、勝目・大丸両公民館にて大倉野忠浩議員&私で地元校区で報告会をやります。
こちらは地元向けですが、勝目会場については広さが確保できる見込みの為、地域外の方もお越し頂けます!
ぜひとも皆様のご参加をお待ちしております!
と、最後宣伝させて頂いたところ、今日はこれまで。
読んでいただきありがとうございました!