#3川内原発:現役最年少議員が鹿児島県知事選を3分で解説してみた
みなさんこんにちは!南九州市議会議員の日置友幸です。
さて、鹿児島県知事選が始まりました!
これから7月11日まで毎日何かしら投稿するので、もし良ければご覧ください! ポリシーは、わかりやすく、短く。
これまで、#1ドルフィンポート #2総合体育館 と更新してきました。よろしければ合わせてご覧ください。
第3回は川内原発編です!
1.原発の歴史
資源の乏しい日本。多くのエネルギーを輸入に頼っています。
石油や石炭と言った1つのエネルギーに依存するのは避けたいところ。なぜなら、例えば石油に頼りすぎてしまったら、いざ石油が輸入できないときに困ってしまうからです。
そこで戦後の日本では、クリーンで経済的で発電量も大きい原発が注目されます。
原発推進派の人々は、「原子力を平和に利用することで、経済を発展させよう!」と主張して、国はそれを取り入れます。
1960年代から2000年代にかけて、日本は原発の恩恵を大きく享受しました。
一方で、日本が原発を稼働させる1960年代から、原発反対派の人々はそのリスクを訴え続けてきました。
「原発は事故のリスクが大きすぎる。核廃棄物(発電後のゴミ)の問題もクリアできていない。原発はやめるべきだ」と。
原発反対派の人々の言葉について、私たちは身をもって、最悪の形で、その意味を知ることとなります。
鹿児島県は川内原発を抱える原発立地県です。県民は原発とどう向き合っていけば良いのでしょうか。
2.川内原発の現状
鹿児島県には、2つの原発があり、あと1つ作る予定があります。
稼働中の原発を川内第1原発と川内第2原発と言います。作る予定のもう1つを川内第3原発と言います。
原発は、国の法律で「原発は40年しか使えないよ!だけど、国の定める検査をクリアしたら後20年使っていいよ」となっています。
そして、川内第1原発が40年の期限を迎えるのが令和6年の7月。第2原発は令和7年の11月です。
つまり、川内第1原発は、次の知事の任期中に使用期限を迎えます。そして第1原発をどうするかは、そのまま第2原発をどうするかにつながります。
3.延長すべきか?
使用期限を迎える川内原発。20年延長するべきか しないべきか。
これについて、「延長して良いよ or ダメだよ」という明確な権限は知事にないのですが、知事の意向を無視して使用延長することは、九電としてもかなり難しいのが現実。
つまり、次の知事は川内原発の稼働延長に極めて大きな影響力を持つことになります。
4.各候補者のマニフェスト
・武田 信弘 候補(マニフェスト 原発事故より リンクあり)
早期に廃炉したほうが日本全国にとって安全。(延長について具体的な記述無し)
・横山ふみ子 候補(公式マニフェスト 主要施策②リンクあり)
・青木隆子 候補(公式HPマニフェスト リンクあり)
・三反園訓 候補(公式マニフェストP9 58番 リンクあり)
専門的な見地から意見をいただき、県民の安心・安全に全力で取り組む。(一部要約、筆者注。 延長について具体的な記述は無し)
・伊藤祐一郎 候補(マニフェストP3 ② リンクあり)
福島原発事故後30年という時間軸をもって原子力発電を終了させることが大原則。具体的なロードマップが必要。(延長について具体的な記述は無し)
・塩田康一 候補(マニフェスト 2.脱原発への対応 リンクあり)
・有川博幸 候補(マニフェスト②-3より)
掲載は届け出順です。
この投稿は特定の候補者を応援するものでなく、投票する方の手助けを目的としています。ご了承ください。
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