#4投票率|現役最年少議員が鹿児島県知事選を3分で解説してみた
みなさんこんにちは!南九州市議会議員の日置友幸です。
さて、鹿児島県知事選が始まりました!
これから7月11日まで何かしら投稿するので、もし良ければご覧ください! ポリシーは、わかりやすく、短く。
これまで、#1ドルフィンポート #2総合体育館 #3川内原発 と更新してきました。よろしければ合わせてご覧ください。
第4回は過去の戦いと投票率編です!
1.2004年選挙
須賀知事が勇退され、新人同士の戦いとなった2004年選挙。これまで、鉄の結束で応援した候補を必ず当選させてきた自民党。その自民党が割れました。
自民党は元県議会議長の溝口さんを推薦することとしましたが、同時に旧自治省の官僚だった伊藤さんへの応援も認めました。
事前の予想では溝口氏優勢とも言われましたが、激しい選挙選を制したのは伊藤さん。投票率は63.91%と極めて高い数字を記録しました。
2.2008年選挙
前回選挙と打って変わって、共産党以外すべての政党が伊藤さんを応援した2008年選挙。ダブルスコアでの勝利は、伊藤県政への確かな信任となりました。
選挙界隈では「1番強いのは2期目を目指す現職」という常識があります。なぜなら、1期4年ではできないことも多いので、もう1期はやってもらおうと考える有権者が多いからです。だからこそ、対立候補も出にくい。
逆に言えば、そんな中でも出馬された祝迫さんのチャレンジは、県民に選択肢を与えてくれたとも言えます。
投票率は38.99%。誰が勝つかがわかりやすい選挙だったこともあり、投票率は落ち込みました。
3.2012年選挙
今回も共産党以外からの推薦を得た伊藤さん。結果はまたしてもダブルスコアでの当選。投票率は43.85%。
3.11の翌年の選挙であり、川内原発再稼働反対を争点としたい向原さんでしたが、県民は伊藤さん2期8年の実績を支持します。
3期目も圧勝し、伊藤県政は盤石の体制となります。…と思われていました。
4.2016年選挙
自民党と公明党が推薦する伊藤さんと、県民連合など野党が推薦する三反園さんの一騎打ちとなった前回選挙。
三反園さんの勝利は、鹿児島の政治に衝撃を与えます。
自民党が推した候補が敗れたのは初めて。現職が敗れたのは初めて。民間出身知事は初めて。
これだけの初めてを生み出したのは、三反園さんへの期待でもあり、伊藤さんへの不信だったとも言えます。
投票率は56.77%。参院選と同日だったこともありますが、混戦模様となった選挙に、投票率は大きく上昇しました。
ちなみに、鹿児島県選管が示す年代別投票率は以下の通りです。
5.2020年選挙
前回と打って変わって、自民党・公明党が三反園さんを推薦する今回の選挙。
前知事・現知事・官僚・アナウンサー・大学職員・医師・高校教師と、様々なジャンルの方が出馬されています。今回選挙は、過去と違い多様な選択肢があります。
伊藤さん2期目の選挙(2008年)が盤石だったのに比べて、今回の選挙は三反園さんの1期4年が問われていると言えます。
鍵を握るのは投票率。過去の投票率をまとめるとこうなります。
今回の選挙、誰が勝つか全くわからない状態ですから、おそらく投票率は上がると思われます。というか、「上がってくれないと困る」と思っています。特に若者の投票率。
ただでさえ人口構造的に若者の意見が通りにくいのに、この状況で投票率まで低かったとするならば、もはや政治家は若者の意見を聞かなくなります。投票してくれそうな人の意見を取り入れるのは、候補者にとって合理的だからです。
誰も言いません。「若者は票にならない」なんてことは。でも思っています。ほぼすべての政治家が。
そんな常識に一石を投じる選挙になりますように。
投票に行こう!!!
鹿児島の未来は、私たちの1票にかかっています。
このnoteは、投票をする方の手助けとなれば良いなとの思いから連続更新しています。7月11日まで1日1本ペースで更新を続けていきますので、もしよろしければ、これからもご笑読頂ければ幸いです。