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#10馬毛島問題|現役最年少議員が鹿児島県知事選を3分で解説してみた
みなさんこんにちは!南九州市議会議員の日置友幸です。
さて、鹿児島県知事選が始まりました!
これから7月11日まで何かしら投稿するので、もし良ければご覧ください! ポリシーは、わかりやすく、短く。
ちなみに、、、
①ドルフィンポート ②総合体育館 ③川内原発 ④投票率 ⑤農業 ⑥観光 ⑦LGBT ⑧錦江湾横断ネットワーク ⑨馬毛島問題と更新してきました。
第10回は馬毛島問題です!
1.馬毛島問題って何?
馬毛島は、西之表市の西方に浮かぶ、小さな無人島です。行政区は西之表市となります。
この馬毛島に、「FCLP訓練基地」が整備されようとしています。ものすごくざっくり言えば、在日米軍用の訓練用滑走路です。
日米はFCLP訓練基地について、硫黄島(今の訓練所)から馬毛島に移転する方針を決定しています。
2.西之表市の反応
馬毛島に基地を建設してよいか良くないかという権限は、地元の西之表市にありません。もっと言うと県にもありません。国にあります。
しかし、地元の反対を押し切って基地化を進めるのは、国としても避けたいところ。そこで、地元の意向が注目されました。
2017年に行われた西之表市長選。最大の争点は、馬毛島問題です。
激戦を制したのは八坂俊輔現市長。基地整備反対派でした。八坂さんは事故や騒音の可能性に加え、地元への丁寧な説明を求めていました。
当選した八坂市長は国の進め方に関する抗議文を提出するなど、国との対立は深まりを見せています。
しかし、西之表市民全員が反対かというとそうではなく、市長選で2位につけた浜上候補は基地賛成派。基地整備に係る交付金(国からもらえるお金)を利用した経済振興策を訴えていました。
国防マターを一部の小さな島の人々が背負い、二分される姿は、まさに日本の安全保障が抱える課題の縮図です。
3.鹿児島県の役割
まとめると、「国は作りたい、西之表市は慎重姿勢」というのが現在の構図。では、国と市の間に位置する県は何ができるのでしょうか?また、どうするのでしょうか?
県に何ができるかについて言えば、西之表市と同じで、法的な権限はほぼありません。強いて言えば、国と西之表市の調整役となれるかもしれません。
とはいえ、国の意向に賛同したり、逆に抗議したりすることはできます。国としても、市と県が反対するものを強行するのはパワーがいります。もしくは、市が反対していても県が容認してくれるなら進めやすくなります。
そこで、県知事の意向が問われているのです。
4.候補者のマニフェスト
横山ふみ子さんマニフェストHPリンク*馬毛島への米軍FCLP移転に反対
青木りゅうこさんマニフェストHPリンク *馬毛島の米軍基地利用に反対
伊藤祐一郎さんマニフェストHPリンク *全島国有化を前提としつつ、いったんすべての計画を白紙に戻し、改めて丁寧に地元住民に対してその全体像を示す必要がある。
塩田康一さんマニフェストHPリンク *政府の安全保障に係る方針や馬毛島における訓練内容等を聴取するとともに、地域住民及び自治体の意見を聞いた上で、調整を図る。
掲載は届け出順です。なお、武田信弘・三反園聡・有川博幸候補については、記載がありませんでした。
この投稿は特定の候補者を応援するものでなく、投票する方の手助けを目的としています。ご了承ください。
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