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黒木山太陽光発電事業がヤバいと思う理由8選

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① 収支予測表が作られていなかった。
⇒民間では考えられません。もうこれだけでアウトです。


② 計画の一部について明らかにおかしな点があり、議員から指摘されて国に確認したら一部補助金対象外となることが発覚。
⇒当該箇所の建設費は約2000万円です。


③ 一昨年9月「国からの補助率50%見込。」一昨年11月「66%見込み。」今年2月中旬「50%見込。」今年2月下旬「66%目指す」←今ここ。
⇒コロコロ変わり過ぎだし、66%は非常に高いハードルです。


④ 議会から指摘されて作った収支予測表には「自治体がやることだから」という理由で減価償却費が計上されていない。
⇒事業性を求めるならば、自治体も企業会計を前提とすべきだと考えます。


⑤ 議会から指摘されて作られた収支予測表は17年の計画期間で作成されているが、17年は減価償却期間である。
⇒④と整合性が取れません。


⑥ 収支計画書では、計画終了後の廃棄費用等は考慮されていない。
⇒その後議員からの指摘があり、調査されています。


⑦ 2年後をめどに閉鎖予定の知覧温泉センター分の発電量+送電線を計上。
⇒温泉センターが閉鎖したら、当該部分に使った補助金がどうなるか不明です。


⑧ 売電の計画は破綻。周辺公共施設への送電のみとなる。
⇒1年前からわかりきっていたことでしたが、正式に説明があったのが今年2月でした。


以上8点以外にも色々とありますが、これらのことから市の説明をそのまま受け入れることは到底できません。来年以降も活用が見込める補助金は多くあるので、急ぐ理由はありません。


公平を期すために、市の示すメリットも記します。
① ゼロカーボンシティを目指す本市の理念に合致する。
② 九州電力と太陽光電力と2電源を活用することにより、避難施設の電源が確保され、災害に強いまちとなる。
③ 補助金と有利な起債を活用することで、(市の試算によれば)現状よりも経済性が高い。
④ 活用見込の無かった黒木山の市有地が活用される。
⑤地域で作ったエネルギーが地域で消費されるため、エネルギーの地産地消が実現する。

などがあります。

 このうち、①②については同意しますが、③については事実上事業者の言いなりだと思われ、不安です。④⑤については、確かにそうなのですが、今の計画だったら民間企業に土地を貸してしまえば良いと思います。直営でやるよりよほどリスクが低い。

 以上より、私は3月25日の議会で黒木山太陽光発電についての部分に反対します。

 問われているのは黒木山太陽光発電が是か非か以前の問題です。議会として、最低限のチェック機能を果たせるのか、その存在意義が問われる案件だと考えます。


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