#7 LGBT|現役最年少議員が鹿児島県知事選を3分で解説してみた
みなさんこんにちは!南九州市議会議員の日置友幸です。
さて、鹿児島県知事選が始まりました!
これから7月11日まで何かしら投稿するので、もし良ければご覧ください! ポリシーは、わかりやすく、短く。
ちなみに、、、
①ドルフィンポート ②総合体育館 ③川内原発 ④投票率 ⑤農業 ⑥観光と更新してきました。よろしければ合わせてご覧ください。
第7回はLGBTです!
1.LGBTって何?
LGBTとは、
Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)・Gay(ゲイ、男性同性愛者)・Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)・Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)
の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。
なお、性的マイノリティを包括する言葉としてquestioningやquirを含めた「LGBTQ」など、様々なものがあります。この投稿では、おそらく一番知名度が高い「LGBT」を使います。
2.鹿児島の政治とLGBT
昨年9月11日の鹿児島市議会。「自民みらい」の上田議員が代表質問をします。詳細は下の記事に譲りますが、内容を要約すると「LGBT施策の推進に慎重であるべき」とのこと。
上田議員の発言の中でも、特に
「神の与えたもうた自然な摂理にあった男女の性の考えを強調するなど、市民が納得するバランスの取れた性教育を行うべき」
「性的少数者が突出して差別を受けているわけではない」
などの発言が大きな波紋を呼びます。この発言に対して、県の弁護士会は抗議声明文を出しました。
一方で、自民みらいの井上剛議員は、新聞記者にこたえる形で、
これまで築いてきた日本の社会や文化を変えることにもつながる。さまざまな角度から検討が必要で、日本全体が冷静に考えていかなければいけない。
と述べます。
一連の出来事は、鹿児島市議会の対応も含めて全国ニュースとして広く報道されました。
3.政治家の考え
2020年4月、鹿児島市議選が行われました。
市議選に合わせて、南日本新聞が同性パートナーシップ制度について全ての候補者にアンケートを取り、結果を掲載しました。
同性パートナーシップ:自治体が同性カップルをパートナーと認めて証明書を出す制度。この証明書により、カップルに対して部分的ながらも結婚と同等の権利が与えられる。
上田議員の発言を踏まえてのことだったと思います。アンケートもあり、市議選の1つの争点となりました。
ここでは、鹿児島市議選候補者の解答から、LGBT推進賛成派、反対派、その他について、それぞれの意見を紹介します。
◎賛成の主な意見
人間社会において人を愛する行為は自然な行為であり、たとえ同性であっても何ら問題はないと思う
この世に生を受けた人は、皆等しく尊重され認め合うべきだ。多様性の求められる社会では自然な形だと思う
◎反対の主な意見
とがめるものではないが、制度とするものではない。公認すれば人間社会の崩壊につながりかねないと危惧
少子高齢化の中、現在でさえ性犯罪やいじめ、虐待が集中している。同性愛者を差別しないが、慎重な対応が必要
◎その他の意見
前向きに考えているが、当事者の意見を聞きながらもう少し議論するべきではないか
市民への理解促進は重要であるが、導入については慎重にすべきだ。国において制度を検討するのが望ましい
などがありました。
誰もが生きやすい鹿児島を願うのは、どの政治家も同じです。どの政治家を選ぶのかは、市民であり県民です。
新しい知事は、この課題にどのように取り組むのでしょうか。
4.各候補者のマニフェスト
・青木隆子 さん「パートナーシップ制度の導入」
なお、武田信弘・横山富美子・三反園訓・伊藤祐一郎・塩田康一・有川博幸の6候補については、マニフェストに具体的な記述がありませんでした。
この投稿は特定の候補者を応援するものでなく、投票する方の手助けを目的としています。ご了承ください。
あなたの1票が鹿児島を変えます!7月12日は投票に行こう!
【最後に】
私は知事選までの一連の投稿について、可能な限り中立に記すよう努力しています。どちらの立場の意見も記すことを意識的にやっています。
この記事もそうしたつもりです。
中立を心掛けた結果、今回の投稿は、当事者やアライの方々の心を傷つけるような、そんな言葉が含まれています。
そんな言葉が鹿児島から無くなるよう、政治家として頑張ります。