10月第4週のご報告。要望のコツを記しました!【Vol14】
みなさんこんにちは、南九州市議会議員の日置友幸です。
10月第4週は秋晴れの続く気持ちの良い週でした!
今週は趣向を変えて、自治体への要望のコツを記します。
暮らしのお困りごとから道路のことまで、どうやったら自分の要望が国県市に通りやすくなるのか。ニーズのある情報な気がするので、記してみます。
1.自分たちでやってみる。
「自分たちでやってみる」とは元も子もないように聞こえるかもしれませんが、実はこれがとっても大切です。「役所と議員に言えば多少の無理が通る」という時代は終わってしまいました。
「自分たちでやってみたけど、限界なので支援してほしい」という要望は、通常の要望よりずっと実現可能性が高まります。
2.多くを巻き込む。
自治体の予算は限られているため、「多くの人が言っていること」が実現しやすい現実があります(それが良いか悪いかは別問題であり、ここでは議論しません)。
そこで、「PTAの意見書」とか「自治会の意見書」とか「議員の名前」とか、自分だけでなく公益性のある個人団体も要望に賛同していることを示してもらい、多くを巻き込むことが有効です。
例えば下記の例では、ただの道路の要望というだけでなく、地元小学校PTA会長と現場を視察したのち、県に対して通学路だということを強調したこともあり、速やかに側溝の改修とポール設置につながりました。
3.文書にて継続して訴える。
自治体には膨大な要望が寄せられます。そのため、担当者が変わる時の引継ぎはどうしても文書となります。その文書が引継ぎ時に全て目を通されるかはわからないので、要望は一度きりでなく文書で継続的に上げる必要があります。
4.担当職員に同行を申し込む。
要望は現場を見てみないとわかりません。そこで、文書での要望と並行して自治体の担当職員に同行してもらい、現場を確認する必要があります。
5.実例
私の案件を例に出すと、勝目小学校通学路にある横断歩道の安全対策。上記①~④でいうと次のようになります。
① 保護者や青少年育成連絡協議会で立哨活動を行っている。
② 青少年育成協議会と学校と市議会議員が関係している。
③ 担当者が変わっても継続して要望書を出した。
④ 建設課職員と警察に同行確認をしてもらった。
こうして今年度の早いうちに、横断歩道を塗りなおしてもらうことができました。
このように、しっかりと手順を踏むことで、ご自身の要望は通りやすくなります。全てにお答えできるわけではありませんが、より良い状況になるように頑張りますので、まずは私にご相談ください。
この投稿は、市議会議員としての活動や市政情報などを毎週末に報告するものです。
10月第5週(11月第1週)も楽しくなりそうです。また来週もお付き合いいただければ幸いです。
日置友幸