"少し深め"の自己紹介(仕事と保育)
1.そこそこ昔の話
大学4年間は主に部活で過ごしていました。
10個上の兄が大学から弓道を始めていた影響もあり、初心者からでも始めやすい弓道部に入部。1年目は家から2時間かかる神奈川県戸塚市にあるキャンパスに通いつめ、2年目からは戸塚で部活をしてから東京の白金にあるキャンパスに授業を受けにいく、という生活でした。
ところで、とても珍しいのですが、一時期母親が同じ大学の大学院に通っており、キャンパス内で母親に会うなんてことがありました。学部も似ていたので、初めて会う教授に「あ、日置さんの息子さんですね」と言われることもありました。
大学で学んだ社会学は、社会で起こっている様々な現象を対象とする学問ですが、今思えば僕に合っていたと思います。それに、社会人になって以降、特に保育士を取得して以降の活動の基礎になっているように感じます。
さて、幸運にも、就活をした年は比較的状況も良く恵まれた年でした。両親が自動車メーカー出身だったことから、1つの条件としてはメーカーを希望。また、当時は(というか、当時から)教育に興味があったので、学習図書などを扱う出版社も志望していました。
労働市場の動向に反して就活は順調とはいえませんでしたが、結局、図書やフィルム、建材の柄の印刷などを扱う中堅の印刷会社に就職することになります。
2.少し昔の話
営業職として入社した1社目でしたが、実は最初の配属は情報システム部で、システム開発のサポート(主に現場に要件を聞きに行く役割)やヘルプデスクなどを担当していました。
その後、1年で人事部に異動。ここから長い人事キャリアがスタートします。
当時350人くらいの従業員がいたと思いますが、人事としてはかなり幅広く担当しました。
給与計算・社会保険手続きに始まり、年末調整、賃金制度や評価制度の変更、理系大卒・院卒の採用、東北からの高卒の採用、新入社員の泊まり込みの研修などなと、主要な人事の仕事はほぼ経験をしました。
4年目あたりになると、会社の業績が悪かったこともあって人員整理(つまりリストラ)の仕事もしていました。退職条件の設定や、対象者の検討などなど、新卒がやるにしてはなかなか衝撃的な仕事でしたが、いい経験になったと思います。
その仕事が一段落したところで、新卒で入って4年半勤めた会社を辞めて、メーカーにも人のキャリアにも興味のあった僕は、技術職を対象とした人材サービス業に転職をします。
3.わりと最近の話
最近と言っても2012年11月入社なので、現在を起点にしてもかれこれ7年経ちます。
担当したのは、トラブル対応や労働時間管理などの労務系が1/3、評価や人事制度の見直しが1/3、女性活躍推進など働き方改革が1/3といったところでしょうか。
いかんせん、会社の規模は社員数でいっても前職の20倍ぐらい。上場企業ならではの文化・風土などもあり、環境は大きく代わりましたが、ありがたいことに人事を中心に主要な仕事に携わらせてもらい、2016年10月には人事部の管理職になりました。
仕事の話はこれくらいにして、この2社目では、社外との繋がりが大きく広がります。
まず、他社の人事部担当者等との勉強会や交流会に顔を出すようになりました。そのおかげで、社内の文化だけに染まりすぎないスタンスを保つという1つの軸を得た気がします。今でも、忙しくても面白そうな場には足を運ぶようにしています。
さらに、勉強会でお会いしたスピーカーをその場でナンパして、会社に来てもらい、有志を集めて勉強会などを主催するようになりました。元々、そういう文化はなかったのですが、何だかんだで継続して開催をしています。
また、2016年にはキャリアカウンセラー(民間資格)とキャリアコンサルタント(国家資格)、2019年には心理学を活用したNLPコーチングの資格を取得するなど、勉強仲間との繋がりも増えました。
4.保育の話
仕事に関することは上記の通りですが、もう1つの活動をご紹介します。
2016年の夏、僕は保育士の国家試験を突破し、保育士を取得しました。キャリアコンサルタントの資格を取った直後の話です。急な感じはしますが、きっかけは3つあります。
1つ目は、元々、学生の頃から教育に興味があったこと。2つ目は、2004年から約13年付き合って結婚したうちのヨメが短大を出て保育士をしていること、かつ労働環境で苦労しているのを見てたこと。3つ目は、人事として育児を理由に退職する方を多く見てきたことです。
実はキャリアコンサルタントもコーチングも、半分は人事としてキャリアアップのためですが、もう半分は保育士さんの支援に活かしたいというのも大きな動機でした。
従って、キャリアコンサルタントを取った直後の2016年3月から保育士の勉強を開始し、参考書2冊とネットの過去問で独学した上で、同年4月23日/4月24日の保育士筆記試験を受験。全科目を一発突破し、その後の実技(言語と音楽)も突破し、保育士を取りました。取り方としては、相当なレアケースだと思います。
その後は、知り合いの園を見学したり、新宿の園に月2回およそ1年以上にわたりボランティアに入るなど、現場未経験なりに保育に携わってきました。
それと同時に、「社会と保育業界を混ぜる」「保育士さんの幸せなキャリアを作る」ことを目的に、こじんまりとキャリアのワークや、労働時間・給与の勉強会、児童養護や食育のセミナーなどなど、保育の専門分野にこだわらない取り組みをしてきています。
また別の機会に譲りますが、保育士は本当に尊い職業で、少子高齢化の日本の救世主だと思っているので、今後も微力ながら面白い取り組みをしたいと思ってます。
5.さいごに
お読みいただいた方、誠にありがとうございました。心より感謝します。今後もキャリアの話や保育の話を発信したいと思いますので、どうぞ仲良くしてください。
そして何か面白いことがあればお誘いくださいませ。
日々色んなことはありますが、とにもかくにも、『HAPPY』にいきます!
(2019年11月 "ひおっきー"こと日置)