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映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』観てきました!


こんばんは!氷魚です。

SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる


本日6/9にアマゾンプライムビデオで公開されましたー!
(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチ


以下、視聴後の感想です!
映画を見て感じたこと、考えたことを書いています。

なるべくネタバレしないように書いてますが、
ぜったいにネタバレ嫌って方はご注意ください!







ではここから。

ストーリー。
光を失った真治(しんじ)が、生まれつき耳の聞こえない響(ひびき)と出会い、共同生活を始めます。
やがて、お互いにかけがえのない人になり、幸せに暮らすが……
というのが序盤のストーリー。


漫画家だった真治は仕事ができなくなり、
慣れない生活に苦心しながらも、目の見えないということを受け入れて生きています。
周りの人たちは優しく、真治を助けてくれますが、
中には障がい者への偏見を持つ人も。


『障がい者はかわいそうだから、親切にしてあげるのは当然のことだ』


そういう意識を持った男性も出てきます。
まあ彼の場合は、真治に対して含むところもあったわけですが、
こういう考えの人って、けっこういるんだろうなぁと思いました。


監督が舞台あいさつの時に語った

『障がいは心の中にある』

という言葉。
私は、彼の言動がまさにそうだと思いました。


障がい者について、障がいということについて、
いろいろ考えさせられる内容でした。




また、真治は漫画家です。
真治の漫画に励まされた読者が二人出てきます。
一人は響。
もう一人は、タクシーの運転手さん。
二人とも、真治の漫画の大ファンです。


私は物語を書く一人の人間として、
こうやって読者に希望を伝えられるのは、
素晴らしいな~と思いました。
読者さんを元気にしたり、勇気づけたり、励ましたり、
そうできるのは、そこに想いが込められているからなんですよね。

想いが、エネルギーが、魂が、そこにある。

この映画自体も、たくさんの想いが乗っかっていて、
観る人の心に何かしら与えてくれる。

私は、この映画で希望と愛を見せてもらいました(*^^*)

私も人の心を打つような、
そんな物語を書きたいと思いました。



そして登場人物としては、真治を支えるアシスタントの女性がでてきます。
彼女もまた真治のファンで、
真治のことが好きだったのですが。

もし彼女が、光を失って絶望する真治の側にいても、
響のように支えることはできなかったんじゃないかなぁと思いました。

作中の響は、当然のように真治を支えていくけど、
あの強さとひたむきさは、やはり響の魅力の一つだなと。



後半になると、よく次の台詞がでてきます。

  目が見えなくても、見えてる。
  耳が聞こえなくても、聞こえてる。


真治と響は、障害を持つことによって、
ふつうの人には分からないことが、分かるようになります。

それはべつに特殊能力とかじゃなくて、
感覚を大切にしているからじゃないかなぁと思いました。

私たちはふだん目や耳に頼りきりで、
無意識のうちに切り捨てている情報がたくさんある。

真治と響は、障がいがあるからこそ、
感覚で感じる情報をひろって、理解する。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、
そういったものを敏感に感じとれる繊細さ、
感覚に対する集中力、意識の向け方、
そういうものが、普通の人より磨かれている。

だから、目が見えなくても見えるし、
耳が聞こえなくても、聞こえるようになる。

そういうことかな~と自分なりに考察してました。



この映画は、ハードルのある恋愛ものだけど、
作中でちょこちょこ面白いシーンもあり、
こじらせ男子が面白かったです(笑)
このへんは、マンガっぽいなぁと思いながら観てましたね。


悪役のおじさんも、
めっちゃイラ~!っとするので、
さすが演技が上手だなと思いました。


そうそう、印象的なセリフの一つに、
「恩をあだで返しやがって」
と真治に向かっていうセリフがあります。

視聴者としては「なにコイツ、むかつくわ~!」となるのですが、
なんでむかつくのか、考えてみました。

「恩を売る」というのが、
自分は、真治にとって良いことをしてやったという、
ただの善意の押し付けだったり、
真治を見下して、「お前のためにこっちは頑張ってやった」と、
自分の都合のいいように言ってるだけだったり。
(それお前の仕事じゃん!という話)

「恩」って、押しつけるもんじゃなくて、
してもらった側が「恩」と感じるかどうかだよなと。

でもたとえば真治が「恩を受けた」と思っても、
してあげた側が、「してやった」と思うのは
「恩」じゃないよなぁとか。

う~ん、難しくなってきた(-_-;)
まあ、上の二人は、自分の都合のいいように
「恩」と言う言葉を使っただけってことなんですよね。




そしてラストスパートからエンディングまでは、
ハラハラする場面もあり。

最後辺りの真治の心境というのが、
初見ではまだつかみとれず。
また観たいと思います。




もう一つ、印象的なセリフがありました。

「つらいときこそ、笑うのよ」

というセリフ。
何度か出てきます。

これって、絶望してるときに、
人生のどん底にいる時に、
そんなこと言われても笑えないって、思うよね。

本当につらいときは、つらい感情を吐き出していいと思う。
でも、ずっとそのままだと、浮上できない。

嘘でもいいから、笑ってみると、
脳が楽しいって感じる。
だから、気分が上向いてくる。

笑顔を作るから、感情もそっちに変わってくる。

あとは、感情が変われば思考も変わるし、
つらい~と言ってるだけより、解決の兆しが見えてくる。


それと、笑顔を作ることで、
「問題を解決して、本当に笑顔になれる
というイメージを作れるってことなのかもしれない。
未来は、イメージ通りになるものだから。

ここは、いろんな解釈あると思うので、
他の人の意見も聞いてみたいですね。




そしてそして、
映画の中で、ある詩が出てきます。

詩はいいよね~!
私はロマンチストなので、
詩とかけっこう好きなんだけど、
劇中で出てきた詩はすごくよかったです(*‘ω‘ *)




この映画はラブストーリーなんだけど、
いろいろ考えさせてくれる作品でした!

愛とは何か?
どう生きるのか?

一つの答えがここにあります。
とても素晴らしい映画でした(*´ω`*)
山Pはカッコイイし、優子ちゃんも可愛い♪

まだ未視聴の方は、ぜひ観てみてくださいね!!


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SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる



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