見出し画像

本の感想!『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』

こんにちは!氷魚です!

図書館から「予約本がきたよー!」とメールが届いたので、いそいそと借りに行ったら、この本でした!

『ブラックショーマンと名もなき町の殺人』
東野圭吾著

https://special.kobunsha.com/blackshowman/

これ予約したのいつだ?
予約日みたら、昨年でした!
長いこと待ったな!

しかし、読みたい本は基本図書館で借りることにしており、
もはや何を予約したのか、覚えていないのは当たり前。

図書館で「おー!これかー!」と出会いを果たすワクワク感を楽しんでます(^▽^)

マイページ見ればどの本か分かるんだけど、
何が届いてるか分からないのが楽しい♪

さて、せっかく読んだので、本の感想いきまーす!

以下、ネタバレ含みますので注意!
ただただ、思ったことを書いてるだけなので、読んでない人にはちんぷんかんぷんだと思います。









東野作品で、また新たなヒーロー!!
ブラックショーマンって何だろって思ってたら、マジシャンでした!

語り手は、父親を殺された娘。
そして父の弟である探偵役の叔父さんが現れ、娘は探偵助手みたいな感じで叔父さんと一緒に事件の解明に動きます。

東野さんの作品は、キャラクターの作りが本当に上手くて、人間関係のリアルさを感じさせてくれるんですよね。
人間の汚い部分とか、ちょっとしたことでこじれたり、関係を築くことの難しさだったり。
もちろん、人間の素敵な部分や絆もいっぱい描かれてます!

人間を理解するとは、本当に難しいことだと考えさせられます。

けど、そこが生きていくうえでの面白さだったりもするんだなーと思う。


自分にとっての良いことが、相手にとって良いこととは限らない。


劣等感を持つ人間の心理にも「そういう気持ち分かるなぁ」と思う反面、人はそこから上に向かって成長していくことが大事なんだなぁと思いました。


私がこの話で、リアルに感じたのは、友達の家庭の話。
そして主人公の結婚についての話。

婚活ブームが起きたのは、未婚の男女が増えたからで、
「結婚=幸せ」のイメージっていうのが世間ではまだまだ残ってますよね。

人の幸せはそれぞれで、結婚だけがすべてじゃない。

それに気づいている人もいるけど、
やっぱり『結婚』って憧れでもあると思います。

私も、結婚にはすごく憧れてました!

結婚するときって「幸せになれるんだ」って思って結婚するよね。
でも「結婚」は「生活」で、他人と家族になって家庭を作ること。

結婚する前に、お互いがどういう人間なのかを知ることってすごく大事なんだなと思います。
どういう家庭にしたいのか、
どんな生き方をしていきたいのか、


自分の本心を相手に伝えることが、とても大事。


「働きたい」という妻の思いと、「働いてほしくない」という夫の思い。
その理由は人さまざまで、そこまで含めて話し合えていたら、問題を先送りにして大爆発、みたいにならなかっただろうし。

誰かと一緒に人生を歩むというのは、その人にとっての課題でもあるんだろうけど、楽しく幸せに生きたいなら、自分と相手を理解することは必須だよな~と改めて思いました。

婚約中の主人公は、最後に話し合うチャンスが訪れたので、本当に良かった!!
幸せになってほしいです^^


婚活してた時期があるので、
「結婚」ワードでいろいろよみがえりましたが、
今回の作品もとっても面白かったです!
ドラえもんのキャラクターに例えているところも好き!

そして、ブラックショーマン、シリーズ化して欲しい!
映画かドラマでみたいなー!!

久しぶりの東野さん作品、楽しかったです!
ありがとう!!

また新刊予約しよ(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?