就活で「バーテンダーになりたい」と言った人の話。~就活回想記2~
※『就活で「バーテンダーになりたい」と言った人の話』っていうタイトルにしているけれど、今日は本腰入れて就活する前のお話なのでタイトルの要素はほぼ出てきません。
さて、前回は就活の大まかな流れを振り返ったが、今回からはもう少し詳しく振り返ってみようと思う。
しかし、今回振り返るのは大学1,2年生の時の『ゆるく就活(?)期』の話なのであまり参考にならないかも。
大学1年生の夏
長かった大学受験を終え、大学に入学したは良いがそこから先何がしたいかわからなくなった。俗にいう「燃え尽き症候群」だったかもしれない。
中学生の時は高校受験、高校生になってからは大学受験と次のステップが大まかに見えていて「大体たどる道はみんな同じ」だったのが今までとは打って変る「就職」(かもしくは「大学院入試」)が次のステップとして表れた。
私は高校生の時に化学に魅せられ大学では理学部で化学を学ぶことを決めていたが、大学卒業のことなんて微塵も考えないまま入学した。
しかし次の目標がないとだらけてしまうのが私で、さらに漠然とした不安に襲われるのだ。
もちろん日々の講義はほとんどフルで入っていたしクォーター制を導入していた大学のため2か月に1回はテスト期間に入る。
それらを日々淡々とこなしながら漠然と将来の不安を抱えていた。
うちの学部には、特定の教授一人がまず一番の相談窓口となる「アドバイザー制度」があった。そこで私は自分のアドバイザーの先生に相談した。
その先生から聞いて興味を持ったのが大学のある県に存在する企業「スパイバー」だった。
そのころ私は「高分子の研究がしたい!特に繊維!」とか思っていたし、舞台衣装やウェディングドレスなどにも興味があったため「将来は自分が開発した繊維を用いてウェディングドレスを作る会社を起業したい!」とか思っていた。
スパイバーは繊維を研究する会社で「クモの糸人工合成」などを研究している。
先生に聞き、バスで2時間くらいで行けるところにあったため、会社説明会に参加した。
この会社、結構田舎にあって説明会開始が早かったから始発のバスで行ったのに遅刻しそうになってたくしも運転手さんにめちゃめちゃ飛ばしてもらった記憶がある。
結構少人数の説明会で企業の人8人ほどと参加者12人くらいだった。
内容は結構難しかったし大学1年生は私しかいなかった。
来ている参加者の中には外国の人もいて、企業の法にも外国の人がいた。
説明があって質疑応答、先輩社員と軽い座談会という形式だったが初めて企業に赴き、説明会に参加した私にとっては新鮮だった。
結局ほぼ「参加したというか座ってただけ」だったが「会社説明会」を知る上では貴重な体験だったと思う。今考えれば。
この初めての就活で学んだのは
①説明会開始が早いときは前乗りして時間に余裕を持ったほうが良い
②鞄はA4のクリアファイルが入るサイズが良い
③パンプスで歩き続けると足が死ぬ
④質疑応答は何でもいいから聞いてみたらいいと思う
ということだった。
(ちなみに④に関しては私は会社の男女比を聞いた。)
今回の振り返りは多分ほとんど参考にならないと思うが、やることなくて暇で暇で仕方ないけど将来不安っていう大学1年生や2年生は夏休みなんかで1社くらいどこでもいいから説明会に参加してみたらいいと思う。
「会社説明会ってこんな感じで、参加する人はこんな感じなんだ」っていうのをガチ就活の前に知っておくだけでも結構経験になる。
後、入学式前にたいてい就活を見越してスーツ一式買うと思うけれどいざ就活!ってなる前におのずとその装備が本当に就活に使えるかどうかも気が付く。
私は入学式スーツでリボンが付いたブラウスを購入し、着用したけどそれ以降1回もそのブラウス来てないし、スパイバーの説明会参加のためにノーマルなブラウス買った。
こだわりがないなら入学式用スーツを買うとき、普通にリクルートスーツ一式買った方がいいかもよ。