《迷路の終わり》について考える①〜門カードの振り返り〜
どうも、ひきゃくです。
今回は、僕にとってのマイフェイバリットカードの一枚、《迷路の終わり》というカードについて触れていこうと思います。
長くなりそうなので、連載記事として何回かに分けて投稿したいと思います。
まず、《迷路の終わり》というカードについて
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迷路の終わりはタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(3),(T),迷路の終わりをオーナーの手札に戻す:あなたのライブラリーから門(Gate)カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。あなたが異なる名前の門を10個以上コントロールしているなら、あなたはこのゲームに勝利する。
このカードはストーリー上で重要な暗黙の迷路をカード化したものになります。
ギルドパクト崩壊後、ラヴニカ次元を守るためには10のギルドが力を合わせてこの迷路を解かないといけないというストーリーに合わせて、当初は10個のギルド門を集めたら勝ちというデザインになっているはずでした。
しかし、「ラヴニカのギルド」で《ギルド門通りの公有地》が登場したのを皮切りに、「統率者レジェンズ: バルダーズ・ゲートの戦い」で10枚、最新弾「団結のドミナリア」でも1枚追加されるなど、今となってはギルド門で固めなくとも勝利できるカードとなっています。
高校時代に「ドラゴンの迷路」のプレリリースでこのカードを手に入れてからいつかこのカードをちゃんと使いたいと思って、現在はEDHで使っています。
今回は、まず、門を構成するカードについて見ていきたいと思います。
門を構成するカード一覧
ラヴニカへの回帰ブロックで登場
ラヴニカのギルド門サイクル
《アゾリウスのギルド門》
《ディミーアのギルド門》
《イゼットのギルド門》
《グルールのギルド門》
《ラクドスのギルド門》
《セレズニアのギルド門》
《ボロスのギルド門》
《シミックのギルド門》
《オルゾフのギルド門》
《ゴルガリのギルド門》
ラヴニカのギルドで登場
《ギルド門通りの公有地》
統率者レジェンズ: バルダーズ・ゲートの戦いで登場
《バルターズ・ゲート》
《ガンド門》
《バジリスク門》
《岡門》
興隆ランドサイクル
《砦門》
《海門》
《黒竜門》
《崖門》
《屋敷門》
団結のドミナリアで登場
《スランの門》
効果を順番に見ていきましょう
ギルド門サイクル
このカードはタップしてマナゾーンに置かれる。
(T): 2色のうちいずれか一色をあなたのマナ・プールに加える
非常にシンプルです。
門のついた2色土地です。
カラーリングも各ギルドのカラーリングなので覚えやすいのもgood
《ギルド門通りの公有地》
土地 — 門(Gate)
ギルド門通りの公有地はタップ状態で戦場に出る。
ギルド門通りの公有地が戦場に出たとき、あなたが(1)を支払わないかぎり、これを生け贄に捧げる。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
1マナ要求される代わりに全色出ます。
タップインなのは辛いですが、EDHではどんな色の統率者でも使えるのでポイント高いです。
《バルダーズ・ゲート》
伝説の土地 — 門(Gate)
(T):(◇)を加える。
(2),(T):好きな色1色のマナX点を加える。Xは、あなたがコントロールしていてこれでない門(Gate)の数に等しい。
門版の《ニクスの祭殿、ニクソス》といったところです。
現状の門カードの中では唯一の伝説の土地。
(《迷路の終わり》ですら伝説でないのに)
1色のマナを大量に作るので、多色デッキにすると少し運用が難しいが、今後、門の数が増えて色の数を減らすことができれば今以上に輝けそうな気がします。
《ガンド門》
土地 — 門(Gate)
あなたがコントロールしているすべての門(Gate)はアンタップ状態で戦場に出る。
(T):(◇)を加える。
(T):あなたがコントロールしている門が生み出すことのできるマナの色1色のマナ1点を加える。
門が全てアンタップインするようになります。
(ただし、《迷路の終わり》本体は門を持たないため、タップイン)
門さえ揃っていれば何色でも出せる上、どんな統率者にでも入る素晴らしい一枚。
入れることができるフォーマットなら、門デッキを組むに当たって確実に必須となってくるカード。
《バジリスク門》
土地 — 門(Gate)
(T):(◇)を加える。
(2),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/+Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしている門(Gate)の数に等しい。起動はソーサリーとしてのみ行う。
門デッキでというより、パウパーの【アゾリウスゲート】の方が印象が強そうな一枚。
実際EDHでも、統率者にパンプアップ効果をつけたら、相手を一撃で落とせそう
(まだ使ったことないので使用感は不明)
《岡門》
土地 — 門(Gate)
(T):(◇)を加える。
(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
(1),(T),あなたがコントロールしていてアンタップ状態である門(Gate)1つをタップする:宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(それは「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
マナフィルター及び宝物生成。
多色化しやすい門デッキでは色基盤を安定させるのに非常に役に立つ。
しかし、コストが重いため少し採用の優先度は下がるか?
興隆ランドサイクル
土地 — 門(Gate)
これはタップ状態で戦場に出る。
これが戦場に出るに際し、(色)でない色1色を選ぶ。
(T):(色)か、その選ばれた色のマナ1点を加える。
つまり、特定の色1色か出た時に選んだもう一色かの2色のうちどちらかが出る土地。
複数並んだ際に、宣言する色は別にしてもいいため、どれがどれか間違えないようにしましょう。
柔軟性の高いギルド門と言って差し支えないため、ギルド門より優先度は高くなるか。
(本来の暗黙の迷路の目的である「ギルドの団結」とは)
《スランの門》
土地 — 門(Gate)
あなたがこれでない3つ以上の土地をコントロールしているかぎり、スランの門はタップ状態で戦場に出る。
スランの門が戦場に出るに際し、基本土地タイプ1つを選ぶ。
スランの門は、他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
スランの門のマナ能力を起動するための追加コストとして、1点のライフを支払う。
つまり、選んだ色を1点払えば作れるファストランド。
興隆ランドサイクルに比べると一色しか出ないが、ファストランドのため状況によってはアンタップインできるのが強み。
基本土地タイプが持てるのも、今後のカードプール次第では化けるかもしれない。
以上が、《迷路の終わり》から持ってこれる門カードたちでした。
ちなみに、かつては門10種類揃えるためには5色全て必要でしたが、今は最低3色あれば事足りてしまいます。
内訳
固有色なし
《ギルド門通りの公有地》、《バルダーズ・ゲート》、《岡門》、《ガンド門》、《バジリスク門》、《スランの門》
固有色あり
ギルド門3枚、興隆ランド3枚
フレーバー的にギルド門で揃えろよ、と僕も言いたいですが、5色だとジェネラルが限られるため3色でもできると分かったのは非常に素晴らしい。
しかも、どの3色でもいけるというのが非常にポイントが高いです。
あと、固有色のない門カードが2枚追加されたら2色ジェネラルにも使えてしまうという。
ここ一年でこんなに門が増えるなんて1年前には想像もつきませんでしたね。
次回は門に関連したカードをまとめていきたいと思います。(予定)
それでは