🫂

支えられながら、生きている。
精神は穏やかで、凪いでいる。

私はずっと孤独だと思っていたんだけど、誰とも分かり合わなくても、ただ人といることが助けになったりするんだと思うようになった。

どれだけ言葉を尽くしても、それは言いたいこととは少しズレている。
どれだけ言葉を尽くしても、完璧には伝わらない。

それでも、伝えようとして、わかろうとして、でもわかり合えないんだなって落ち着く方が、関係性は良くなるのかなと思う。

「みんな違ってみんないい」を実現できたらいいなと思う。「みんな」を肯定できたらいいなと思う。だけどそれは理想論で、ファンタジーだ。だから、私は大切な人だけを守ろうと思った。

未だに過去の恋愛を引きずっているのかわからないけど、恋愛したいとかも思えなくて。でも、そんな君でいいよと言ってくれるような人たちに支えられて、私は1人じゃなくなった。「大丈夫」になった。

朝起きて朝食を摂ること。大学へ行くこと。バイトしたり、遊んだりすること。日付が変わらないうちに寝ること。どれも難しいことではないのかもしれないけど、それすらままならない時もあったから、今こうして落ち着けていることが、私の幸せだ。
私が求めていたのは特別じゃなくて、ごく普通のことだったのだと思った。ごく普通が、特別だった。