【妄想カバー】ノ…ノクチルと植田真梨恵が!?【Artisanal Coll@bolation】
外も暑いし、XのpostでもRepostするか~
……えっ?
嘘!!!???
噓でしょ????
(※嘘です)
◆はじめに
(この記事は妄想カバーアルバム『Artisanal Coll@bolation』シリーズを考える企画に寄せたものです)
強めの幻覚からすみません。お騒がせしてます、淀橋ヒノヤです。
「妄想カバーアルバムを考える企画(参加自由)」という、楽しすぎてどうにかなってしまいそうな企画を見つけて、果たしてどうにかなってしまいました。
とはいえ、私なんかが急に投稿していいのだろうか、他の方の記事がある程度出てからにしようか、と逡巡していたのですが、妄想ばかりが膨らんでしまって収まりがつかないので、我儘なままに書き殴ろうと思います。
コラボアーティストとして胸をお借りするのは植田真梨恵さん。
2008年にインディーズデビューして以来、「わたし、つくるし、それうたう。」をモットーに歌を届け続けているシンガーソングライターです。
『SHOW BY ROCK!!』の「しにものぐるい」のタイアップでご存じの方も多いかもしれません。
283プロのユニット選定よりも先に、植田さんの楽曲カバーをする方針を固めまして。「さて、誰にカバーしてもらおうか」と考え始めたわけですが…
・・・大崎甘奈さん?
八宮めぐるさん・・・!?
神様は死んだ、ってコト!?
…こんな調子で一向にまとまらなかったので、素直に自分の担当ユニットであるノクチルに託すことに相成りました。
ここでレギュレーションをおさらい。
◆ノクチル×植田真梨恵「Artisanal Coll@bolation」
M1:あの花のように(Covered by 植田真梨恵)
植田さんはバンドサウンドも魅力ではあるんですが、1曲だけカバーしてもらうなら、やはりLAZWARD PIANOの編成で演ってほしいなと。
ピアニストの西村広史さん(通称 むぅさん)と2人だけの編成で演奏するスタイルが「LAZWARD PIANO」で、今年10周年を記念して新録アルバムもリリースしました。
力強くしなやかな歌をダイレクトに味わえる、歌手・植田真梨恵を象徴する演奏スタイルです。
(「LAZWARD」を冠するだけあって、青色を基調にしたアートワークが多い)
ピアノのみの伴奏にのせて頭のサビをスローテンポで歌い切ったところで、アコギのカッティングで一気に世界に引き込む。
見えましたか。見えましたね。決定です。
M2:ふれたら消えてしまう(Covered by 浅倉透)
私は音楽性や演奏を掘り下げて語れるタイプじゃないので、どうしても歌詞を絡めた言及ばかりになってしまうのですが、この曲に関してはそういうことですらない。
このMVの浅倉透ver.が観たい。
それ以外確かな思いが無い。
現時点で植田さんのチャンネルで一番再生されているMV(ずっと「心と体」が1番だったけど、いつの間にか入れ替わっていた)。コメント欄を見るに、海外の人に見つかったっぽいですね。
軽快でさわやかな楽曲と見事にマッチした瑞々しいMVなので、この評価もしかるべき、といった感じですが、浅倉さんの雰囲気にもばっちり合うと思うんですよね。
だって、みんな見たいでしょ。
夏空の下、屋上でカメラ目線で歌う浅倉透。
FILAのキャップかぶって街を気ままに歩く浅倉透。
…と言いつつ、楽曲についても彼女がカバーする意義はしっかりとあると思います。
…ここからの解釈は皆様にお任せします。
M3:飛び込め(Covered by 福丸小糸)
実はこの曲だけは、企画を知る前から温めていたものです。
……。
…………。
事務所で大きな声を出してすみませんでした。
小さな声でもう少しだけ補足します。
小糸さんのソロ曲といえば「わたしの主人公はわたしだから!」
「我儘なまま」のパフォーマンス、素晴らしかったですね。一番脳裏に焼き付いているの、もしかしたらあのステージかもしれない。
一方でこの曲、かなり赤裸々ですよね。樋口さんの言葉を借りれば「薄手の衣装」という感じの明け透け感。
こういった部分までアイドルとして歌って届けられるようになることはもちろん喜ばしいことですが、同時に、いろんな表現に挑戦してほしいという気持ちもあるんです。
「飛び込め」のカバーは、少し背伸びをした表現が求められるかもしれません。でも、やってみせてほしい。背伸びすることは悪いことばかりじゃないと思うので。みんなカッコつけた小糸さんも見たいはずだよ。
せっかくアイドルになったんだから、いろんな服を着てほしいじゃないですか。飛び込んでくれたら嬉しいな。そんなことを思っての選曲でした。
M4:パエリア(Covered by 市川雛菜)
4人の中で一番難航したのが雛菜さんだったのですが、「かわいらしい歌を歌ってほしいな」というプリミティブな願望に立ち返ったら、すんなりとこの曲にたどり着きました。
パエリアの材料の魚を釣りに行くところから始める、マジすぎる歌い出し。貝も採れよ。 もしかして漁業権を遵守してる?
おかしみも感じさせつつ「2人だけのしあわせな世界」に思いをはせていく、とてもかわいらしい曲です。それでいて大人の雰囲気もあるので、雛菜さんの新たな魅力を引き出せるのではないかと思います。
0:51~0:59の吐息のとこを聴いてどうにかなってしまう雛菜オタクが大量に生まれることでしょう。私?私はとっくに手遅れです。
M5:メリーゴーランド(Covered by 樋口円香)
(↓【ギンコ・ビローバ】【ピトス・エルピス】など、限定含む色んなネタバレが細々とあります↓)
この曲はなぁ…。
多分ですけど、この曲のカバーの話を持っていったら、ちょっと不機嫌になると思う。「誰が選んだんですか?」って聞いてくる。
喧嘩を売っている、そう捉えられてもしょうがない選曲だからです。ていうか、そのつもりだし。
あ、「メリーゴーランドなのに浅倉透じゃねぇのか、このタガメ野郎」って思っている人もひとまず聞いてってください。
逆やなせたかし状態で大きなインパクトを残すサビ。
しかし、個人的にサビ以上に印象的なのが1番のAメロです。
(ぜひ一度、上の動画で聴いてみてください)
ぐちゃぐちゃです。心の中がてんやわんやです。
豊富な語彙とクールな態度で本心を隠そうとする樋口さんですが、こんな風に裏腹な感情たちが暴れまわっていることもあるんじゃないかと思うんです。
自身のもつ「劣等感」については、あまり語りたがらないでしょう。「劣等感」を自認すれば、高い目標(あるいは最も美しいもの)への羨望も認めてしまうことになりかねないので。
「嫌悪感」については、シャニPに「嫌い」と表明することは多々ありますが、(皮肉であっても)「嫌悪感がともだち」と言い切れるほど折り合いがついているようには見えません。
だから、絶対に思い当たる節があるのに「この曲に共感はしていない」という態度をとるでしょう、きっと。
まあでも。
カバーするとなったら手は抜かないでしょ、樋口さん。
「メリーゴーランド」は植田さん自身も情念を込めて熱く歌い上げますが、決して溢れ出す感情に振り回されながら歌うようなシンガーではないと思うんですね、植田さんは。
曲が求める感情を的確に表現する技術を持っているはずです。
…これって、樋口さんが言ってたやつですよね?
植田さんに敬意を払えるなら、この曲にふさわしい表現を模索するよなぁ???
笑ってないでさぁ!!
この波に逆らってみろよ!!!!
「仕事だから」って体のいい言い訳を盾にこの曲に向き合ってさぁ!!!!
まんまと「激情」とやらを引き出されてしまえよ!!!!!!
私のほうが激情に振り回されてしまいました。深くお詫び申し上げます。もう二度としません。
でもね。でもね、と。 (ホコサキさん)
彼女自身も自覚していない様々な激情と向き合うためには、いろんな歌を歌っていくことが近道じゃないかと思うんですよ。
テクニックを身に付ければ感情を増幅して表出させることはできるかもしれないけど、心の内に全く無いものを表現は出来ないはずで。
歌を通して外に出た感情と向き合う、すなわち他人にではなく自分自身に「生き様」を見せつける、それこそが樋口さんの人生にとっての「歌う意味」になっていくんじゃないかと。(あわせて読みたい:樋口円香LP)
さて、この曲で歌われている「メリーゴーランド」というモチーフ。「恋愛」なのか「歌手活動」なのか、はたまた「人生」なのか。
曲の主人公は逡巡しながら、「降りる」と宣言し続けています。
だけど最終的には、ひとまず「メリーゴーランド」からは降りずに「なんとかやってみる」曲なんだと思います。あくまで個人的な解釈ですが。
樋口さんの話に戻ります。
最近の限定なので詳しくは書きませんが、【漠漠】でも急にああいうこと言い出すじゃないですか。油断も隙もない。
でも結局、彼女はもうしばらくノクチルで在り続けてくれる。
続けることを欠片も疑わずに走っていける人はもちろん素晴らしいけど、疑っては立ち止まってしゃがみこんで、それでも続ける選択をする人にも全く違う美しさがあると思います。
左右対称両成敗。似た者同士の青さを持ったシャニPと出会って幕が上がってしまった物語を、これからも見つめていきたいです。
M6:サファイア!(Covered by ノクチル)
「サファイア!」をユニット全体のカバー曲に選んだ理由は……
このきょくがだいすきだかられす!!!!("バッタっぽい虫"を両手に持って鼻水たらしながら)
いいじゃんね、それだけで。
どれだけの価値があるだろう、ぐちゃぐちゃとわけわからん理屈をならべることに。
とはいえ、これではさすがに投げっぱなしが過ぎるので、
歌い分けを考えました。
全部の歌詞を転載するわけにはいかないので、曲の盛り上がりがクライマックスに達するCメロの部分のみです。
まずは一度、上のライブ映像(該当部分は2:23~)を観ることをオススメします。
それでは発表です。
これしかないでしょう。
特に、小糸さんは絶対にココ。
だってさ、
小糸さんに大きな旗を持ってほしいでしょ。
持ってほしくないやつなんているの?
小糸さんに大きな旗を持ってほしくない理由なんて存在するの?
小糸さんが大きな旗を持って迎えに来たらどこまでもついていける。そんな気持ちわかるでしょう。
そういうカバーです。
M7:(書き下ろしの新曲/植田真梨恵)
最後の最後にとんでもない難題が……。
植田さんは映画からインスピレーションを得て曲を作ることにも長けているので(ex. 「エターナル・サンシャイン」→『さよならのかわりに記憶を消した』、「ジョゼと虎と魚たち」→『吠える虎』)、
「天塵」や「天檻」を鑑賞して曲を書いてもらうことを考えたのですが……
お互いの曲をカバーしあえる世界線で「イベントコミュを鑑賞する」ってどういう状況???と脳細胞が捻じ切れてしまったので止めました。
しかしそうなると、ノクチルの4人の関係性やユニットとして向かうべき方向性を企画書なり提案資料なりに落とし込む必要があるわけだが、出来る気がしないな。シャニP恐るべし。
いつまでたってもまとまりそうにないので、モチーフとタイトルだけ妄想するに留めます。思いついたら追記するかも。
やっぱりモチーフの最有力候補は「クジラ」なんじゃないかなぁ。彼女たちにしか聞こえない歌声で通じ合う4頭のクジラ、的な。
植田さんはなんとなく英大文字のタイトルの印象が強いから、「WHALE SONG」とか「BEAUTIFUL WHALE」みたいな感じ?
あるいは「くじらの夢」みたいなタイトルもあるかもしれないね。
どこまでいっても決め手に欠けるのでこの辺にしておきます。
◆おわりに
尻すぼみで終わって締まらない感じもあるけど、それはそれは好き勝手にやらせてもらいました。
人様の企画にお邪魔しているのに、はしゃいで暴れてしまってすみません。
お察しの通り、ギター1本で弾き語るシンガーソングライターという存在にとても惹かれてしまう性分なので、「シンガーソングライター樋口円香概念」なるものが公式から提供されてしまった時点で手遅れだったんです。ずっとまともじゃないってわかってる。
でも、それだけ妄想があふれてくる楽しい企画だったということなので、私から勧めるのも少し変ですが、ぜひ寄稿してみてください。皆さんの妄想を読むのが楽しみです。
(再掲↓)
(追記)
同企画・同ユニットの記事、あまりに完全同意。みんな、まずは「群青/スピッツ」を聴こう↓
(apple musicのプレイリストにもまとめました)
◆おまけの雑記
・浅倉さんは「まわりくるもの」(→【まわるものについて】や他コミュの関連)、「FRIDAY」(→イェーー)などの別候補もあったが落選。
・樋口さんは「変革の気、蜂蜜の夕陽」が最終候補まで残っていた。気になる方は聴いてみてください。
・摩美々さんと「葬るリキッドルーム」は大体合うけど、1曲選ぶならMMMによる「RRRRR」。
・和風からの安易な連想ではあるけど、凛世さんと「勿忘にくちづけ」の組み合わせは間違いないだろうな。
・「昔の話」みたいな浮遊感のある曲を霧子さんに歌ってほしい、と思うけど、こういう曲ばっかりあてがうのも芸がないかな…。