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作りたい。作るべき。

投稿がだいぶご無沙汰になってしまいました。

と言いますのも最近お店がありがたいことに
少しずつ忙しくなってきまして、
なかなかnoteを書く時間が取れていませんでした。

ただ、今回の投稿はまさに最近のこの
忙しさ」の中で感じたことを
書いていこうと思います。

僕らは日常的にインプット→アウトプットの
連続の中で生活しています。(ある時には無意識に)

寝る前に見たYouTubeで得た情報を
翌日、職場や学校で話したり

散歩中の景色を見て絵を描いてみたり

お笑い番組を見て実生活に活かしてみたり(僕の例)

裏を返せばインプットがないと
アウトプットするのがなかなか難しい。

こと、僕の職業に関わる料理でも同じことが言えます

毎日同じ料理を作っていては
お客さんにも新鮮さがないし、
折角なら新しい発見のある食事になれば
より楽しんでいただけると思います。

フレッシュなアウトプットが求められます。

そしてその為には
・食べ歩きする
・専門誌を読む
・産地に出向いて食材を見る
などの新しいヒントを得るための
インプットが必要です。

だから毎日厨房にこもり料理ばかりしていると
アイデアが枯渇してくるような気がします。

実際に東京で働いていた時は
料理のアイデアが全くと言って良い程
浮かんできませんでした。
(もちろん経験が浅かったということもあるのですが)

しかし今、冒頭にも書いたように
毎日忙しく過ぎる日々の中にいますが
不思議とアイデアが枯渇しないのです。

要するに日々新しい料理が
思いつくようになっています。

なぜなのか、理由を考えていると
都会にいた頃と決定的に
違う点があったのです。

買い出しに行く中での道路沿いの
畑が目に入ったり、近所の方から採りたての
野菜を頂いて「今はこれが旬なのか」と
気付かされたり、
産直市場で
旬真っ盛りの食材が所狭しと陳列されていたり。
水揚げされる魚種が日に日に変わったり。

生活のあちらこちらに自分では
意図していなかった発見がある。

いうならば「受動的インプット」。

これは周囲の自然環境から受けるものです。

人工物で囲まれた都会の生活では
中々感じることができなかった感覚です。
(良い悪いの話では無く)

当時は自分から何か面白いものがないかと
辺りを漁っていたような気がします。

能動的インプット」。

もちろんそれをすることもあります。

ただ料理はやはり自然ありき。

無理なく、自然に身を委ねて。

全国から自分の使いたい食材を
掻き集めるのではなく、
近くにあるものを使って料理をする。

むしろ使わなければいけないとまでも
思わされます。

季節は待ってくれない。

今目の前にあるたくさんの野菜。
できたからには使わないと腐るし
欲しくなっても来週には無いかもしれない。

それぞれの場所、それぞれのやり方。

どれも間違いではないし
どれもが正解。

作りたい。

ではなく

作るべき。

僕にとってこれが意外と長続きする秘訣なのかも。

読んでいただきありがとうございました

のとのふれんち ひのともり/日野貴明
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