見出し画像

「noteと父さん」

志乃へ

42才、2012年12月、
本を読むことが大嫌いだったが、
父さんは本を読むことを決意した。

本が嫌いな理由は、
母の影響で、
6才~19才までの14年間、
「本を読みなさい」と
毎日言われ続けていたからなんだ。

母とは、志乃から見たら、
お祖母ちゃんのこと。

高校、大学の受験時でも
父さんは本を読む大切さを
知っていたんだが、、、

でも、
素直になる気は毛頭なく、
母さんに反発し、
反抗的に本を読まなかった。

そのおかげで国語の成績は100点満点中、
いつも20~30点で
悔しい思いばかりだった。

それでも、父さんは大学に入学でき、
社会人として会社に入社できたので、
読書しなくても生きていける
と確信したんだ。

それが父さんの所信だった。

42才、2012年5月、
当時、勤めていたメッキ会社の経営が
急速に赤字へ傾き、リストラを決行。

父さんは技術マネージャーから
工場の製造マネージャーに異動となる。

でも、
デスクワーク兼務肉体労働だった。

リストラで
製造作業員が辞めていく。

マネージャーである父さんが
自然と製造ラインに入り、
次第に肉体労働がメイン業務となる。

42才での肉体労働はとてもきつい。

このとき、
肉体労働より知的労働の方が良いと
父さんは思案した。

肉体労働の影響は、
父さんの思考力を奪い、
会社に肉体奉仕する奴隷になると
父さんは感じ始めたんだ。

だから、
父さんは転職を決意し、
車の部品会社で
知的労働の職を選んだんだ。

転職後、
どうしたら肉体労働をしないように
どうすればいいか思い付いた。

それは、
やっぱり読書だと。

「本から得られる情報が人生を変える」
と直感したんだ。

今まで、
1年間で本を1冊読むか読まないか
のレベルだったが、
2012.12月から
1か月で5冊読むようになった。

その5冊の本は千田拓也。

選定理由は、
文字が大きく、
行間が広く、
他の本より面白かったから。

あと、
その本の内容も
自己啓発文章で
とても読みやすかったから。

そこから父さんは
徐々に本に対する考え方が
変わり始めたんだ。

母さんの「本を読みなさい」
と言われ続け、
本を絶対に読まないと決意していたが、
今までの信条を変えざるを得なかった。


「本を読まない」から
「本を読む」に変えてから、

月間に読む本の冊数のペースを
月に20冊 読むというノルマを課して、
父さんは読書を習慣づけた。

除々に文字数が多く、
行間が狭く、
ぶ厚い本を
読めるようになってきたんだ。

本を読むことが楽しいと思えてきた。

本屋またはネットで
どんな本を読もうかと、
父さんは検索したところ、
ジム・コリンズの著書
「ビジョナリー・カンパニー」に出会った。

生まれて初めて、
父さんは本に感動したんだ。

ジム・コリンズはね、

競争に生き残る企業の強さの共通点は
経営理念がしっかりしていること。

これを発見するのに、
その企業の創業からの
歴史、株式投資と会計決算より
解析して導いたんだ。

その手法に、
父さんは感動したんだ。

この書籍から父さんは
「歴史」「会計」「株式投資」の言葉に
ものすごく興味をもった。

2018年、
「株式投資」でネット検索すると、
三田紀房の「インベスター Z」
というマンガに出会った。

三田紀房はね、
受験漫画「ドラゴン桜2」も
連載を続けていてね、

父さんはもう一回「受験勉強」を
始めて見ようかと思うくらい、
この漫画にはまったんだ。

そして、
彼のサブスクリプションを契約し、
「ドラゴン桜2」を
読み続けることになった。

2019年7月、
株式会社コルクから発行していた
「ドラゴン桜2」は
note 株式会社に移行することになる。

このとき、
Note株式会社を
父さんは初めて知った。

父さんはnoteとは何か?
note に何を書いたらよいか、
自問自答した。


将来、
父さんが起業する
会社の名前「ひのたま」を
少しでも有名にしようと思い、
2020年3月17日から note を書き始めた。


父さんは
noteに投稿しようと思ってから
意思決定がとても遅く、
実際に投稿するまで
約8ヶ月かかってしまった。

最初は何を書いたらよいか、
悩みに悩んでいたんだ。

父さんは仕事上、工場勤務者向けに
ライン操作の手順書を書いていたんだ。

その延長で、
Noteに手順書を書いてみようと
考えたんだ。


動画編集の初心者向けに
Adobeソフトの手順書を
書いていたけど、
Paper View、フォロワー数、
スキ数は非常に少なかった。

Adobeソフトの手順書を書くのに
1週間で、1記事、20時間かかる上に、
その評価が散々だったから、
方針を変えた。


娘の記事を投稿することにした。
理由は単純だ。
書きやすいからだ。

この note 投稿が
父さんの人生を大きく変え始めたんだ。

Paper View、フォロワー数、
スキ数が増え始め、
父さんはnoteに興味を持ち、
Noteでクリエイターを
検索するようになったんだ。


Noteで検索するようになったことで、
篠原健太のフィギュアの
コマ撮りを知った。

コマ撮り動画のクオリティは高かった。

このコマ撮り動画に感動し、
コマ撮りのフィギュアのCM製作を
父さんは学ぶようになった。

また、
noteで堀江貴文氐を知り、
彼のメルマガを購入した。

この堀江氏のメルマガの情報より
ドワンゴ創業者の夏野剛氐を知り、
そのドワンゴはバンタンデザイン研究所を
子会社化したことを知った。

バンタンデザイン研究所は、
クリエイターを育てる専門学校で、
映像制作コースを父さんは知り、
入学を決意したんだ。

そして、
講師である映画監督の笠木望氏から
脚本と映像編集を学ぶようになったんだ。

コマ撮りCM製作と映像制作が繋がった。

また、note検索で
小説作家の小野美由紀氏のことを知った。

彼女の小説ライティング講座に入会し、
小説の物語の書き方を
父さんは学ぶようになった。

映像制作の脚本の物語つくりと
小説の物語つくりが繋がった。

また、noteで検索しているうちに
コピーライターのライデンさんと
父さんは出会った。

ライデンさんの記事を読んでみた。
衝撃的だった。
「お願いだから殺して」
という文章に引き寄せられ、

ライデンさんから、
人を引き付ける文章の書き方を
教わりたいと思い、
彼のnoteサークルに
父さんは入会したんだ。

人を引き付ける文章の書き方と
脚本つくりと小説つくりが繋がった。

振り返ってみると、
点と点がつながったように思える。

フィギュアのコマ撮り、映像編集、
小説とコピーライティングの書き方、
および、脚本の書き方の5点が
繋がったと直感した。

「本を読まなくても生きていける」
から
「本から得られる情報が人生を変える」
に考えが変化していった。

前から感じていたことなんだが、
「やりたい仕事」
「好きな仕事」
「できる仕事」が
父さんの中で
一致しようとしているんだ。

昨今、
インターネット、YOUTUBE、SNSが
世界に普及してから、
フリーランスとして
自宅で生活収入を得ることができる、
と直感した。

この流れに便乗しようと、
父さんは考えている。

志乃!

「本を読む、文章を書く」
これが生業となってきていることを
肌で感じて欲しい。

父さんと一緒に
フィギュアコマ撮りの
動画制作会社を作ろう!

2020.12.31_志乃


いいなと思ったら応援しよう!