“理念”ってなに!?

~鍼灸学校での講義~

こんにちは。鍼灸師の日野さとしです。


初のオンライン講義!

医療専門学校で「実践経営学」という講義をするようになって3年目。

今年度は新型コロナウイルスの影響をもろにくらい、4月は休講。

5月はオンラインでの講義を提案し、なんとか実現しました。

やってみての感想は・・・

「なんだ。できるじゃん!」 でしたw

ただ、僕の講義は生徒が3~5人と少数&座学なので、オンライン講義には向いているのかもしれません。
大人数だったり、実技もある講義はどうやってるんだろう??
どなたか教えてください🤗

少数とはいえ、生徒全員に意見を求めるとハウリングして、まったく聞き取れなくなるので1人ずつ意見を求めていく方式をとりました。

ブレーンストーミングをしてもらい、順番に発表・共有をしていくという形はオンラインでは合っているのかも。

今後もアイデアを振り絞って、楽しい講義をしていきます。
(学校の依頼で来月はオフライン講義になりましたがw)


さて次からは講義の中身を一部公開!

【1】経営”理念”ってなに!?
【2】巷にあふれるワードを整理する
【3】まとめ

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【1】経営“理念”ってなに!?

月並みですが、経営に大事なのはやっぱり“理念”。

でも、

「 “理念”ってそもそも何よ!? 」
ってところがあると思うので今回はそこを深堀りしようと思います。

僕の講義では、あらゆることをまず『整理』して考えるようにしています。
『整理』することで不安を解消し、行動に移しやすくするためです。

では、
“理念”とはいったい何なんだ?
とりあえずネットで調べてみると…

1 ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。
2 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。プラトンのイデアに由来。イデー。

・・・・・「ようわからん。。。」

じゃないですか?汗

なので僕なりの考えを出していきます。
そもそも“理念”という表現は他にもいろいろあります。
「目的」、「大義」、、、

これ全部同じ意味でいいと思います。

もう少しかみ砕いた表現をすると、

①「〇〇を通して、▢▢を実現する」

もしくは、

②「▢▢のために、〇〇に取り組む」

2つの文章の、
「〇〇」は手段。
「▢▢」が“理念”であり、“目的”でもあり、“大義”でもある。
というのが僕の考え。


僕が以前勤めていたジャパネットの“理念”は、

「今を生きる楽しさ」を!

です。
詳しくはこちらを→https://corporate.japanet.co.jp/recruit/credo/

例えばジャパネットの場合、商品を販売し、届けることが「手段」で、
「今を生きる楽しさ」を!が“理念”ですね。

これを、前述の文章①に当てはめると、

「商品販売を通して、「今を生きる楽しさ」を!を実現する」

となるのではないでしょうか。


つまり“理念”とは、
『「自分の事業」を通して実現したいコト』
だと僕は考えています。

“理念”がなぜ大事なのか、創り出す方法なども今後発信していきたいと思います。


【2】巷にあふれるワードを整理する

みなさんは色んなビジネス本を読んでいることと思います。
僕も、開業する前から現在も、月に3~5冊は読むようになりました。

ビジネス本といえば、お堅い本が多いですが、最近では起業が身近になっている時代でもあり、わかりやすい本がたくさん出ているので幅広い分野の本を読んで参考にすることをオススメします。

ビジネス本に出てくるワードで、事業計画を立てるときによく使われるのをピックアップして整理してみました。

事業計画を立てるときに必要なワードは以下の4つかと。

①理念 ②事業方針 ③手段 ④ビジョン

他にも色々と出てくるのですが、ここではわかりやすいワードを整理して図解していきます。

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まずは①理念。
これは前述したように、「自分の事業」を通して実現したいコトです。

事業をする“目的”であり“大義”であり、“理由”でもいいと思います。
それらを『一言』で表したものですね。


次は②事業方針。
事業方針は、“理念”を実現していく上で必要な行動指針です。

行動指針 というとまた難しいですよね。
“理念”の実現のために自分が決めた「あり方」、「ミッション」です。

またまた、ジャパネットを例にすると、

“理念”:『「今を生きる楽しさ」を!』
を実現するための事業方針の1つが、

『商品・サービスの企画からアフターフォローまで、すべてに責任を持つ』です。

ここの、「すべてに責任を持つ」というのが事業方針ですね。


次は③手段。
これはそのまま、“理念”を実現するための手段(方法)です。

ジャパネットでいうところの「商品販売・アフターフォロー」などです。

鍼灸治療院でいうと「腰痛治療・五十肩治療・小児治療…」、「はり治療・きゅう治療」、鍼灸用語でいうと、「経絡治療・刺絡(しらく)治療・積聚(しゃくじゅ)治療…」ですね。


そして4つ目は④ビジョン。
ビジョンは、“理念”を実現した先にある、自分が思い描く「未来」のこと。

思い描く「世界」でもいいし、「社会」でもいいし、「自分」かもしれない。

自分が思い描くことなので何でもいいと思います。(人に迷惑かけなければw)

これも『一言』で表したものがいい。


“理念”・“ビジョン”がなぜ一言で表すのがいいのかも今後発信していきますね。


【3】まとめ

① 理念:「自分の事業」を通して実現したいコト(一言で表す)

② 事業方針:“理念”実現のために自分が決めた「あり方」、「ミッション」、「行動指針」

③ 手段:“理念”を実現するための手段(方法)

④ ビジョン:“理念”を実現した先にある、自分が思い描く「未来」(一言で)

ここまで読んできてお気づきの方もいるかも知れませんが、②・③・④の全てに“理念”というワードが入ってますよね。
なので図の三角形の頂点は“理念”になっています。
これも“理念”が大事という理由の1つです。
(まだまだ理由はありますが。)

以上が ①理念 ②事業方針 ③手段 ④ビジョン の解説です。
ピンときますでしょうか。

事業計画を立てるとき、事業戦略を練るときに、これらを踏まえておくと、何のどの部分を考えているのかが明確になるのではないでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございます。
僕の講義では、こんな真面目な話をしていますw
たまに体験談なども話してますので、それはよもやま話として、次の機会に😊

コメントをいただけると嬉しいです!
一緒に頑張っていきましょう!

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