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最近見かける「風の時代」と北海道のボーイズユニット「NORD」について都合よく考えたお話

先日7/25に放送された『ニノさん』や、放送をきっかけに拝見したとあるnoteでも取り上げられていた「風の時代」というものが気になりました。  

ただ気になっただけで、私はこういったスピリチュアルの専門家でも第六感が冴え渡るわけでもない、なんなら初めてnoteを投稿するので、解釈違いや文章の下手さについては悪しからず!娯楽として気楽な気持ちで読んでください。

風の時代とは?

そもそも「風の時代」というのが何かと言うと、西洋占星術の中で200年に1度運勢が切り替わるタイミングがあって、昨年2020年12月に、200年続いていた「地の時代」から移行し始めたものが「風の時代」らしいです。

約200年前の「地の時代」に入った時期を振り返ると、1820年の産業革命が象徴的です。地のエレメントには、物質・安定・現実的などといった性質があります。つまり、目に見える物質的なものを重要視していたのが、これまでの時代ということです。

それでは今回の水瓶座=風のエレメントにはどんな性質があるかというと、情報・コミュニケーション・知性などといったキーワードが該当します。(中略)大企業に就職すれば安泰、という時代は終わり、「個人」がポイントとなる風の時代は、これまで以上に自由な働き方が主流となり、会社員だとしても、自分の個性を活かした働き方をしていくことで自信を持って成功していける時代だということです。(中略)これからの時代は目に見えるものから見えないものに価値を置く時代となっていきます。

NORDというグループについて

さて、こういった題材があるとすぐに推しに当てはめて考えてしまうのがファンというもの。
私が今「売れてほしい」「応援したい」と思っているグループの1つ「NORD」と「風の時代」について都合よく考えてみたいと思います。

「北海道を拠点に様々なエンターテインメントに挑戦する」というコンセプトのもと、2016年に結成。 メンバー全員が北海道出身・在住。 
(中略)
個人でも各々俳優としてドラマへの出演、地元テレビ・ラジオでの番組MCを務めるなど活動の場を広げ、地元北海道に密着した活動を通して北海道に根付き愛されるボーイズユニットを目指す。

大泉洋さんや安田顕さんを始めとした「TEAM NACS」が所属しているクリエイティブオフィスキューとソニーミュージックが手がけている北海道のボーイズグループ「NORD」。
歌って踊るアイドル的側面を見せたかと思えば、芸人顔負けの体を張ったお仕事も難なくこなす魅力溢れるメンバーが揃っています。
最近ではメンバーの島太星くんが、ヒルナンデスやドッキリGP、アウト×デラックスなど全国区のテレビ番組で天然キャラを炸裂させています。

左から舟木健、瀧原光、安保卓城、島太星
(Twitter @nord_hkd より)

アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、NORDも漏れなく多くの困難を乗り越えてきています。直近で言えば、当初8人いたメンバーの度重なる卒業、そして疫病によるエンターテイメントの継続困難な状況。メンバーもスタッフもファンも、多かれ少なかれ不安な気持ちを抱えていたのではないかと思います。

「色々あったからね、本当に。本当に2日間を迎えられて本当に嬉しいです。席が埋まるかとか、ライブの曲が4人になって、パフォーマンスも全部組み替えてできるのかっていう不安もあったんですけど、ここまで走り続けて最後までやりきれてよかったです。」
(NORD 5th Anniversary LIVE 〜Go!Go!Go!Go!5周年☆ドキドキビートでクラップユアハンズ〜 より 瀧原光 挨拶抜粋)

私の推し・瀧原光くんが男泣きしながら漏らしたその言葉に、我々の知り得ない苦労や不安の片鱗が見えて、心から報われてほしいと思いました。

風の時代を生きていく推したち

不安も少なからずあったであろう中、4人で迎えた5周年。
結成日である6月4日にオンラインイベントで発表されたのがこの曲でした。

いや「きたからきた!セクシーダイナマイト!!」ってどんなトンチキソングよ?!

ヒャダインこと前山田健一さんが提供した曲なんですが、まあ相変わらず音が行ったり来たりのヒャダイン節がすごい曲です。

「るーるーるーるーるるー キツネもきちゃう」なんて謎の歌詞もあったり、MVもマッチョたちに立ち向かうNORDという謎コンセプトですが、そんな中でも、今のNORDだからこそ歌うべき曲なんだと、メッセージ性の強さを感じる箇所がいくつもあります。言うなればこの曲は、北海道に根付いている彼らの名刺であり、決意表明の曲でもあるのです。

さて、ここでやっと「風の時代」の話です。
風の時代では「個人」「個性」「自由」が尊重され、上下関係のない横一列の心で繋がる人たちと、好きなこと・やりたいことに向かって行動していくことが大切な時代になります。

これは私の勝手な憶測ですが、NORDの4人は「自分はこれしかできない」「自分の突出した強みがわからない」と試行錯誤していた部分があったような気がします。それは他人の目だったり、比較して思うことがあったりという、安定を重視する地の時代の考え方に即した考え方のようにも思えます。
そんな彼らが今回「きたからきた!セクシーダイナマイト!!」ではこう歌うのです。

「上を見ても 首が痛い」
「なれないものに なる必要はない」
「今の自分 今の武器を」
「磨け! 磨け!」
「てっぺん 掴むまで!」

ヒャダインさんがリモートでNORDの思いを聞きながら作られたという今作。
この歌詞のように彼らが思っていたのか、思いを受けたヒャダインさんからのメッセージなのかはわかりませんが、これから200年続く風の時代の本質とも言えるこの歌詞を、5周年という言葉だけでは括ることができない節目を迎えたNORDが、自分を受け入れるように歌うんです。

ここ最近のNORDを見ていると、卓城くんはお話上手になったし、器用な光くんは次から次へできることが増えていき、太星くんの歌は明らかに以前より色がついて、健くんのダンスはぐんと重みが増しました。それぞれがそれぞれの分野でレベルアップしています。
そして先日の5周年ライブでは、太星くんが「今日ならできる気がする」と言ってバク転に挑戦しようとしたり、乳首に洗濯バサミをつけて登場し爪痕を残そうとしたり、無理して背伸びをしているわけではない、ラフな気持ちで挑んでいるような様子が見受けられました。

こじつけかな?だって都合よく考察してるんです。でもNORDというグループがひとつ上のステップに上がったのは明白で、そのタイミングが今この風の時代への移行期というのが、私にはどうしても「これからの彼らは大丈夫」というメッセージにしか見えないのです。

レペゼン北海道のその先

NORDのライブのために札幌へ伺った際、乗車したタクシーでNORDの話をしたことがあります。

「今日はお仕事ですか?」
「いえ、ライブがあって来たんです。NORDっていう、イチモニ(北海道の朝の情報番組)にも出演してるんですけど…」
「ああ、あの男の子たちですね」

運転手さんは、恐らく芸能にさほど興味がないであろう年配の女性の方でした。そんな方ですらNORDを知っている。このアイドル戦国時代で正直どのグループも同じように見えてしまうことってよくあると思うんですが、ちゃんとNORDとして認識しているこの状況って、私はすごいと思うんです。

残念ながら私の住んでいる本州では、まだNORDというグループ名だけでは彼らのことを伝えることができません。

でもなんだか、レペゼン北海道として着々と経験を積み重ねているNORDが、風の勢いに乗って全国にその名を知らしめる日もそう遠くないんじゃないかと、願い混じりにそんな希望を抱いています。

どうか、新時代を生きる推したちが笑顔で夢を叶えていく、そんな推したちを見て幸せが拡がっていく、これから先の未来がそんな素敵な時代になっていきますように。