人のせいにするのをやめてみることの勧め
生きている以上様々な事に悩まされることはつきものです。
ピンチはチャンスという言葉を聞いた時、はじめは何言ってんだ!ピンチは最悪でピンチだろ?って思っていました。
何か問題や失敗が起きると、なんで俺が!あいつのせいだ、この環境のせいだ!と常に人のせいや環境のせいにしていました。そうする事で、今の状況と向き合うことを避けてきました。その方が楽だし、自分が責められたくないからです。
ところが、その状況はその思考だと変えられない事に次第に気がつきました。
問題は常に目の前にあり、その状況を変えることができるのは常に目の前にいる自分しかいないのです。
ではどうやったら状況を変えることができるのか?
私は失敗や問題はそもそも起きるものだと思うようにしました。
どこかの研修で「今日も順調に問題あり。」という言葉を耳にしました。とても、しっくりきました。問題を避けようとするのではなく、当たり前のように日常にありふれているのだと思いました。問題を全て無くすのは不可能であり、それをしようとすると、自分だけではどうにもならない事も出てくると思います。人が関わっている以上、何かしら問題は生まれてくるものである。
それとどう向き合うか?それが大事なのだと思います。
それからは、何か問題だと感じた時は、こう問いかけるようにしました。
「自分には何ができるか?」
そうする事で、人のせいにするのは終わりを告げ、自分の向き合う問題として物事を捉え直す事ができます。そうなってくると、できることは限られていきます。
だって私にできることは限られていますから。
まずは何が問題なのか分析を始めます。そして、どうなればみんなが幸せになれるのか?
具体的に最高の状態をイメージします。
そうする事で、その目標に辿り着くための道筋が少しずつ形を現します。
道筋がはっきり見えない時は、情報を集めます。関係ありそうなことは、片っ端から調べます。その中で目標に向かうために必要そうな武器を探します。
ある程度の情報と状況把握ができたら、あとは実践です。こればかりはどう転ぶかは分かりませんが、何もしなければ状況は現状維持か下降の一途を辿ります。
常に自分の行動に自信などはなく、あくまでも自分で考え、導き出した目標に向かうための細い綱渡りです。私もそうですが、完璧な答えを探したくなりますが、そんな魔法の杖はありません。日々の何気ない一歩一歩が可能性を高めてくれます。
以前の記事で話しましたが、この時にバランス感覚はとても大切な要素となってきます。
人は1人では生きてはいけません。自分の体と心、周りの人の体と心、集団の体と心、環境の全てにおいてどこを歩けばみんなにとって幸せに近づくのかを意識しながら進みます。
常に観察と試行錯誤を繰り返しながら。
正直その過程で生まれる失敗などはどうでもいいのです。
重要なのは問題と向き合いながら自分がイメージした所に近づいているか?です。
日々自分に問いかける事で、答えが返ってくると思います。そして、今日やった事が、新たな情報となり、また明日の問いかけへの答えが少しずつ変わってくる。
試行錯誤の行動の積み重ねこそが自分の行動を変えるきっかけの指針となり、より良い方向へと進み始める羅針盤となるのです。
もう何もやりたくない!
そんなこと考えたくない!
と思う日があってもいいと思います。
そんな時もあります。
そんな時は好きなことをします。
自分の心が荒れていては穏やかな考えは浮かびません。
自分に余裕が生まれて、なんかしたくなった時、再度、同じ問いかけを行えばいいのです。
その時に新たな自分と出会えると思います。
その繰り返しを継続する事ができれば、きっと事態は好転へと動き出します。
人のせいにする自分から、人のために何ができるか考える自分へとシフトしていきます。
同じ時間考えるのであれば、私は後者を選びます。周りの人が笑顔になり、自分も笑顔になれるように。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回は「感謝」について考えてみたいと思います。
でわまた!