心気症との向き合い方~病気になると人生は不幸なのか
手に取ってくださった方、本当にありがとうございます!
心気症の対処に特化した本を書きました。
心気症のお守り代わりにしていただけると幸いです。
久々に心が不安に支配されました。
大切な人の健康診断の結果に異常があり、精密検査を受けることになったのです。
まだ検査もしていませんが、ずっとドキドキしてしまっています。
心気症が治って、自身の体調不安を引きずることもなくなっていた私にとって、久々の病気に関するモヤモヤ。
しかも自分のことでないから余計に難しいし怖いです。
正直、自分の体の症状で悩むほうがよっぽどマシです。
健康診断の結果を知ってから1週間ほど経ちますが、その間ずっと色々なことを考えていました。
大切な人がもし病気で、もし長くない・・・となってしまったら。
それは本当につらいことです。
でもそれが原因で自分の人生は不幸になることが確定するのでしょうか。
もし仮に大切な人が病気でも、亡くなってしまったとしても。
その人と過ごす時間は本当に幸せだったと言えるし、
失うのが本当につらいと思える相手と出会えた人生は幸せだなぁと感じるようになりました。
確かに大切な人がいなくなることは苦しくて辛いと思います。
だからと言って人生が不幸なものになるとは限らないのです。
若くして亡くなる人もいますが、その人は不幸な人生だったのか。
それでも人生が不幸なものだとは言えないと思うのです。
人生、いろんなことが起きます。
辛いこと苦しいことを受け入れたくない気持ちはすごくわかります。
でも受け入れて生きていくしかないのです。
受け入れるとは、人生に対するあきらめとかではなくて、
もっと穏やかな、もっとしなやかな、自分の人生に対する信頼感のようなものです。
きっともしものことがあったときに、私は泣きわめいて日常生活に支障をきたすと思います。
それでも、自分の人生を受け入れる覚悟ができました。
覚悟が決まれば不思議と不安感も減るんですよね。
反発しているから不安がずっと残るのです。
上で紹介した私の本にも似たようなことが書いていますが、
自分の人生をまるっと愛する覚悟を決めること
がやっぱり大事なんだなぁと再確認させられました。
結果が出るまでは気持ちのアップダウンもあるでしょう。
ただ、その不安感も受け入れて、過ごしていこうと思います。