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波乱レースを見極める~全通り買いの回収率で見る傾向と対策~
競馬の醍醐味は、予測の難しさにあります。レースの結果が順当なものになるのか、それとも予想外の波乱に満ちた結果になるのか。この一点だけでも見極めることができれば、馬券での勝利に大きく近づくことができます。本記事では、レース結果が波乱になるか否かを判断するためのキーファクターを深掘りし、勝利に導くための戦略を紹介します。
以前、似たようなテーマで書いた記事もありますが、データが古くなっているので、それも更新する意味でも新たに記事を書こうと思いました。
上の記事も合わせて読んでいただけると、波乱が起きやすいレースについての理解が深まると思います。
第1章: 波乱を科学する - 検証方法の探求
波乱の決着とひとことで言ってもいろいろなケースがあり、まずそれを定義しなければなりません。筆者は総合的な波乱度合いは3連単のオッズに集約されていると考えました。そして、3連単を全通り買いしてプラスになればそのレースは「波乱決着」だったといっても過言ではないと思います。
というわけで、3連単の全通り買いをしてレースの回収率が100%を超えるレースの割合を出せば、荒れやすい条件、そうでない条件があぶり出せるのではないか。全通り買いをしてガミったらそれは堅いと判断し、プラスになれば波乱と判断。これでプラスになる割合を波乱率と呼ぶことにします。さらに、3連単の全通り買いをした場合の回収率も併せて調べています。そうすることで、平均的に荒れやすい条件かどうかも判別できるのではないでしょうか。
今回は、競馬場、距離(芝・ダ別)、馬場状態、1番人気のオッズ、頭数、クラス、風向きの7つのファクターで波乱の起きやすい条件について探ってみました。
第2章: 競馬場の影響 - 地の利を読む
回収率ランキング
1位:福島
2位:札幌
3位:函館
4位:新潟
5位:東京
5位:小倉
7位:阪神
8位:中京
9位:京都
10位:中山
波乱率ランキング
1位:函館
1位:札幌
3位:函館
3位:新潟
3位:小倉
6位:阪神
6位:京都
6位:中山
9位:中京
10位:東京
直線の短いローカルコースが回収率面でも波乱率でも上位という結果になりました。やはりそういうコースは紛れが起きやすく馬の実力通りに決着しにくいのかもしれません。
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