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WIN5攻略ガイド: 期待値よりも通過率に焦点を当てる理由

以下の記事は、WIN5の通過率と期待値についての説明と、それぞれに対する筆者の考え方を示しています。

前回、我々は理論的な的中率と実際の的中率を比較し、2年以内に95%の確率でWIN5を的中させることが本当に可能なのかを検討しました。その内容は前2回の記事を通じて確認することができます。

今回はWIN5における通過率と期待値の考え方について深く掘り下げたいと思います。結論から言うと、通過率は意識すべきだが、期待値に関してはこだわるべきではないというのが私の立場です。

単勝オッズからおおよその勝率は算出できるため、それを利用してWIN5一点単位の的中率は計算可能です。さらに、5レース分の単勝オッズを掛け合わせれば、おおよその配当も予測できます。購入した馬の的中率を合計し、購入全体の的中率を推測することも可能です。推定配当と的中率を掛け合わせれば、一点あたりの期待値も計算できます。期待値が1を超える馬を購入し続ければ、最終的にはプラスになります。

しかし、これは理論的な話で、現実ではWIN5の締め切りは5レース目の発走の1時間以上前であり、最終オッズはわからないため、これらの厳密な計算を元に購入を決定することは現実的ではありません。さらに、オッズを参考にした的中率や購入する馬を決定すると、WIN5の還元率の70%に近い期待値にしかならない。そして、人気薄の激走を予測し、購入に反映させることは困難です。それが可能ならば、WIN5の攻略以前に、他の馬券で大いに利益を得ているはずです。つまり、厳密な期待値を出すことは難しく、また、期待値が正確であったとしてもその通りの結果が得られるかは運次第となってしまいます。

計算や購入する馬の選定に時間や手間がかかりすぎると、続けるのが難しくなります。そして続けられなくなった時点で、いずれ達成するべき収束を諦めることになります。したがって、私は通過率を意識すべきだが、期待値に対してはこだわらないという立場に至りました。

期待値通りの結果を得るには、多くの試行が必要であり、何度も的中しなければならないものです。そのため、まずは的中させることに注目する方が良いと考えます。期待値を考慮して購入する馬を決めると、当たった時のインパクトは大きいでしょう。しかし、現実にはすでに低い的中率がさらに下がり、的中させるのが一層困難になると思います。

通過率を5割にすることを目指していますが、もしこれが4割に下がったとしたら、的中させる難易度は大幅に上がります。以前、2年以内に95%の確率で当たると言いましたが、もし通過率が下がれば、その確率は63.4%まで減少します。95%の確率で一度でも的中するには、6年(約300回の試行)が必要となります。これでは、期待値が高いとしても、ちょっとしたハマりを食らうと精神的に持ちこたえられません。

したがって、高配当を引くかどうかは運に任せ、的中率を重視することが望ましいと言えます。

通過率の考え方

各レースの通過率を正確に把握するのは困難なため、これまで参加したレースで半数以上が的中しているかどうかで判断しています。

具体的なイメージとしては、白い球が500個、赤い球が500個、合計1000個の球があり、これをランダムに200個ずつ5つの袋に分けると考えてみてください。袋の中の白い球と赤い球の割合は分からないけど、全体では1対1であることはわかっています。

個々の確率は不明でも、最終的には2分の1になる。

白が多ければ白が出やすく、赤が多ければ赤が出やすいです。各袋の具体的な確率は分かりませんが、これを何度も繰り返すと、最終的には白が出る確率も赤が出る確率も同じになります。同様に、WIN5でも各レースの厳密な通過率は判定できないですが、これまで参加したレースの通過率が半分を超えていれば、通過率50%を達成していると判断できます。

さらに、当たったときの単勝配当を総購入頭数で割って1を超えていれば期待値もプラスと言えます。ただ、これについては的中できたときにうまく人気薄の馬が激走するかどうかという運次第な部分が大きいので、あくまで参考程度に考えるべきです。ただし、期待値がプラスであれば、長い目で見ると利益を生み出す可能性が高まることは間違いありません。

というわけで、今回は通過率と期待値について考察してきました。次回はもっと実戦的なところに踏み込んでWIN5を攻略していきたいと思います。


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ヒノくん
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