川須栄彦騎手【政治騎手名鑑2021】
政治騎手名鑑の2021年度版が完成しました!!
ルメール騎手から北村宏騎手まで上位30人のジョッキー・バイオリズムや詳しい見解はこちら↑↑
得意分野を伸ばす戦略で成功
19年は19勝。今年は12月13日まで(以下同)に既に昨年を上回る25勝を上げており、勝ち星の上積みに成功。勝ち星の勢いそのままに、USMも現役屈指の高さ。いまグングン上昇中のジョッキーです。
川須騎手のジョッキー・バイオリズム
川須騎手の戦略をひとことで要約するなら「得意分野を徹底的に伸ばす」ではないでしょうか。得意分野を具体的に言えばダートの短距離。25勝中12勝をダート1200mで挙げています。全国ダート1200mリーディングでは、14勝の松山騎手と13勝の三浦騎手に次いで堂々の第3位。回収率ベースでも、軽々100%超えています。
○ダート1200m
勝率16.4%、複勝率35.6%、単勝回収率243%、複勝回収率103%
戦法は徹底した前目の競馬。とにかく前に行く。ただ、戦法別割合を見てみると、逃げ率は6.9%、先行率25.8%とそこまで高くはありません。
川須騎手の戦法データ
騎乗馬の平均オッズは78.1倍
※戦法データの集計期間は20年1月1日~12月6日まで。戦法はtargetの判定方法に従っています。また、戦法の特徴がよりわかりやすくなるよう、リーディング順位の近い騎手と比較できるようにしました。さらに、騎乗馬の人気と戦法は切っても切り離せない(人気馬は能力が高いので前で競馬できるが、人気薄ではなかなか前に行けないなど)ので、騎乗馬の平均オッズとオッズ別の戦法データを合わせることで、よりその騎手の戦法の特徴が見えるようにしています。
ただし、ダート1200mに限ると逃げ率13.7%、先行率41.1%と跳ね上がります。
ダート1200mの特別戦での勝ち星は4勝で坂井騎手と並んでトップ。ヒデノヴィーナスとのコンビが印象的ですが、クラスが上がるとライバルの出脚が強力になるし、同型も増える。それでも強気に先行し、結果を残すのが川須騎手なのです。
もちろん逃げ先行一辺倒ではなく、押し引きもできる。アールロッソ(大府特別8番人気1着)、サダムスキャット(高田城特別3番人気1着)では巧みな押し引きを披露し、勝ち切りました。
得意分野ができて、活躍するシーンが増えると、不思議なもので芝の依頼なども数多く舞い込んでくるという好循環が生まれます。
○芝成績
18年:3勝、勝率1.8%、複勝率8.3%、単勝回収率23%、複勝回収率30%
19年:6勝、勝率4.7%、複勝率7.0%、単勝回収率171%、複勝回収率50%
20年:6勝、勝率3.4%、複勝率9.7%、単勝回収率99%、複勝回収率56%
そうはいっても狙いの本命はダートの1200mと覚えておきたい。
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政治騎手名鑑2021[note版]
「馬券術政治騎手名鑑2021 Go to ケイバ!」では、紙幅の関係で上位30人までしかバイオリズムのグラフを入れることができませんでした…
みなさんに競馬を楽しんでいただくため、馬券の参考にしていただくため、頑張ります!これからもよろしくお願います!