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札幌が荒れない理由が判明⁉【堅いレースと大波乱レースの見極め方】札幌&新潟編

昨日書いた記事の続きになります。もし昨日の記事をお読みでない方は以下のリンクからご覧になってください。

あと、札幌コースの考察までは無料でご覧になれます。新潟コースの考察は200円とさせていただきました。

昨日の記事では俯瞰からみたマクロ的な考察になっていて、ざっくりとした結論しか導けなかったので、今回はもう少しミクロに寄って、もう少し細かい部分を見て行きたいと思います。いきなり全部を検証するのはなかなか大変なので、現在開催中の札幌と新潟にスポットライトを当てさせていただきました。

札幌はなぜ荒れないのか⁉

昨日の記事で札幌は、全通り買いでプラスになる波乱の割合でも、3連単6000円以下のガチガチレースになる割合でも全10場の中でワースト2という結果になりました。荒れにくい競馬場の代表格といったところです。

以下の表は、各コースごとに堅いレースと荒れたレース(堅いか荒れたかの判定基準は昨日の記事と同じで、3連単6000円以下の決着を堅い、全通り買いでプラスになる場合を波乱としています。データの集計期間は15年1月1日~20年7月19日までの約5年間でこの記事のすべてのデータはこの期間を元に算出しています)の回数を調べ、さらにそれを「1番人気のオッズ別」「クラス別」「馬場状態別」で集計したものです。パーセンテージは堅い決着になりやすいとマイナスに波乱の決着になりやすいとプラスになり、その度合いが大きいほど数値も大きくなります。

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全体の結果を見ても、波乱レースよりも堅いレースのほうが50回近く多く出現しているし、堅い決着よりも波乱が起こった回数が多いコースも「芝1200m」と「ダート2500m」の2コースしかなく、この2コースも荒れやすいといえるかは難しい。やはり荒れにくいコースであることは間違いなさそうです。

いきなり結論をいってしまうと。札幌が荒れないのは以下のような理由からではないでしょうか。

1番人気のオッズは波乱と強い相関関係があって1番人気のオッズが高いと荒れやすいのですが、札幌ではそういう人気の割れたレースが少ない。さらに、3勝クラスやオープン特別といった波乱の起きやすい上級条件のレース数が少なく、波乱の起きにくい新馬戦が多く組まれているのも理由の一つに挙げられそうです。もうひとつは、道悪になると波乱が起きやすいですが、雨の降らない季節に開催されていることも大きな理由のひとつではないでしょうか。北海道には梅雨はないといいますが、雨の多い季節に開催するとバンバン荒れるかもしれません。

札幌の馬券攻略法を考える

「1番人気のオッズが3倍以上」の「ダートの不良馬場」という条件に合致するレースをすべて3連複の全通り買い(ターゲットの馬券シミュレーションでは816点までしか購入できないので3連単全通り買いは出来ず3連複にしています)すると回収率は110.7%になりますが、5年間で該当レースが4レースしかありません。「1番人気のオッズが3倍以上」の「芝の重不良馬場」という条件に合致するレースをすべて3連複の全通り買いした場合は回収率114.2%になりますが、こちらも該当レースが4レースでした。荒れそうな条件のレースが少ないというのが荒れない理由なのかもしれません。

というわけで、札幌は堅そうなレースを狙いすまして当てるのが得策ではないでしょうか。以下のシミュレーションは「1番人気のオッズが1.9倍以下」で「新馬、未勝利、1勝クラス」という条件で3連複(1、2、3番人気の組み合わせ)1点買いした時の成績です。このルールで機械的に購入してもプラスになるし、5年のうち4年でプラスになります。

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新潟で波乱が起きやすいコースとは⁉

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