現役俳優が独自の目線で『どうする家康』を読み解く! 第28回「本能寺の変」超深読みレビュー【織田信長の切なすぎる最期に秘められたテーマを独自解説!/なぜ家康は信長暗殺を取りやめたのか?/歴史的瞬間!家康が家臣団と誓い合う『天下取り』/29回に向けてスッキリ整理!】
俳優の檜尾健太です。毎週「どうする家康」のレビューを投稿しています。
今回は第28回「本能寺の変」。ついに信長が討たれてしまいました。僕が前回のレビューで予想した通り、家康は信長暗殺を取りやめるんですが、明智光秀によって信長は討たれてしまうという、なんとも切ない最後でしたね。
今回、僕がお話しするポイントは3つです。1つ目は【信長はなぜ家康に討たれることを望んだのか】ということ。信長は家康が自分を殺す計画を立てていることを知っていながら、まるで それを待ち望んでいたかのような振る舞いをするんですよ。その信長の心の内に想いを馳せるため、改めて「信長とはどういう人物だったのか」「家康にどのような想いを抱いていたのか」ということを振り返りたいと思います。
そして、2つ目のポイントは【家康がなぜ信長暗殺を取りやめたのか】ということを深掘ります。
さらに3つ目!今回、家康は信長暗殺を取りやめると同時に「天下を取る」という覚悟を新たにし、さらに家臣団ともその覚悟を共有したんです。僕はこれに一番感動しました。中でも、本多忠勝が今回の裏の主人公になっていて、彼が家康と本当の意味での「同志」になります。【家康が家臣団と共有した「覚悟」について】、それをきちんと抑えれば29話以降が10倍楽しめると思いますので、今回も全力で語らせていただきます!よろしくお願いします!
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