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定期試験で点数が高い人と低い人の勉強への取り組みの差

  こんにちは大山です。今日は定期試験で点数が高い人と、低い人の勉強の勉強のやりかたの差、そしてどうしたら点数が伸ばすための方法についてお話ししたいと思います。

動画で聴く場合はこちら↓


 まず、定期試験の点数が取れない人で、そもそも「勉強に時間を使っていない」という人、その人はまず、その時点で論外なので、今すぐ動画を止めて、勉強に時間を使ってください。お話しするのは「時間を使わずに」とか「より少ない時間で」定期テストの得点を上げる方法ではありません。そんな方法ないです。まず「勉強に時間を使う」これが大前提です。それができていないなら、繰り返しますが動画を止めてその時間、勉強に使ってください。

〇点数に差がでる要因とは。


 中には「定期テスト前あんなに時間使ったのに点数が全然だった。」という人、いると思います。この動画はそんな人に見てもらいたい動画です。   「時間をフルに使った」けれども、点数がいい人と悪い人がいる。定期テスト前に使った時間は同じはずなのに、人によって点数の差が出る。この差は「能力」の差ではありません。どこで生まれるかというと、定期テストに至るまでの復習の回数の差です。
 みなさん、塾の授業が終わった後、授業で行った単元を復習する時間を設けていますか?設けていたとしたらどのタイミングでやっていますか?極論いうと、テストで点数がとれる人と取れない人の差はそこの差です。


 こんな人は自分のやり方を見直すきっかけにしてもらえたらと思います。
①塾の復習を全くやっていない人。
②宿題や覚えるべきものは翌週の塾の授業の直前に間に合わせでやっている人。

 人間の覚えたものは一日経過したら70%近くは忘れると言われてます。授業で何かを習った、覚えたとしても7割は次の日には忘れています。それは能力関係なくです。当然さらに一週間経てばもっとなくなってます。
 付け加えてポイントなのは、人間は「復習の回数を重ねた場合」徐々に記憶の減りが緩やかに、つまり忘れにくくなります。学校の友達の名前を特に気合い入れてないのに自然と覚えているのは、当たり前のことですが毎日会ってるからです。下のグラフはそのまま、定期テストで点数が取れる人(オレンジ)と点数が取れない人(緑)との勉強の復習回数の差です。グラフの線が単元に対する記憶の度合い、上がるタイミングは「授業などでその単元を触れて」もしくは「自学で復習を行って」記憶が戻ったところです。オレンジの人は授業のすぐ後と翌週の授業の前に復習を行って一度自分の記憶を戻しています。

復習グラフ


 自分の勉強のやり方を見直したいと思っている人、普段の塾の授業の後、遅くとも授業の一日後にはどのような授業で、何を教わったのかのか見直す時間、そして来週までに何を覚えていくべきなのかの確認、そして全てではなくても取り組みの初めの部分だけでも行うようにしてみてください。
 そうやって、ある程度小分けにでもいいので復習する回数を増やしたら、翌週の授業中での復習のタイミングで、もうすでに何度目かの復習の機会になる。そうすれば、進学塾の場合だと学校よりも単元が先に進んでいる場合が多いので、学校での授業や宿題それ自体が完全に頭から消え切らないタイミングでの復習になります。それも合わせたら定期テスト勉強期間に入ったタイミングで「長期記憶」つまり、ある程度単元の内容が頭に入っているという状況が作りやすいんです。
 もし、これが、一切塾の宿題をやらずにいくパターンだと、これが緑のパターンです。授業の一週間後にはほとんど記憶には残ってません。翌週の授業でも先週の内容の復習やおさらい、ありますが、当然先週と同じだけの時間は使わないので、完全には元に戻りません。そのまま時が流れ、学校の授業の時にはまた完全に抜けている。仮にそこでめちゃめちゃ集中して記憶を完全に戻したとしても復習の回数が足りていないせいで、またすぐ抜け落ちます。

 そのまま定期試験に突入した場合。見ての通り、復習を重ねてきた人とスタート地点で差があるんです。オレンジの場合と緑の場合だと記憶を取り戻すために必要な労力が全然違うんです。みんなが「努力しても埋まらない」ように見える「能力」の差は、実はこの取り組み方の差でしかないんですよ。もう完全に埋もれてしまった記憶を取り戻していくことを9教科全部。それを1~2週間でって、それは厳しくなるのは当然です。だから、前よりも頑張ったはずなのに、という人は普段の復習のタイミングから見直してみるのが大切だと思います。

 もう一度言います。塾の復習をなるべく早くやり始めてみる。これが定期テストで点を取る第一歩だと思ってください。ではみなさん教室で、大山でした。

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