劇場版 アイドルキャノンボール2017&裏アイドルキャノンボール
最近またWACK系のアイドルを追ったりしてて、アイドルキャノンボールのDVD欲しいなーなんて思った。
一番欲しいと思ったのが、桐谷まつり氏、タイガー小堺のAVを見てBiSの話題が出てたから。
アイドルキャノンボールの話から。
BiSに対しては以前の日記で書いた。
いわゆる旧BiSの事は追いかけていたけど、最近はご無沙汰だったので、いいきっかけになった。
ネタバレを多く含むので、これからネタバレしたくない人は閉じてください。
1、BiS BiSH ギャンパレの違い
売れる売れないの違いが出てるんだなあって思った。この中では、ダントツでBiSHが売れている。そして、アイナは一番の有名人だ。それがプロ根性として出ていたんだと感じた。練習風景で、見せ方を教えるBiSHに対して、ただがむしゃらに練習させるBiSとギャンパレ。売れるということは、見せ方も重要なんだと改めて感じた。三者三様の違いが見ることができ、WACK系の面白さを感じた。
2、キャノンボール感
テレクラキャノンボール(DVDと裏も見た)BiSキャノンボールを見ていた自分がまず気がついたのは、ビーバップみのる、タートル今田が不参加という事。みのるさんに関しては、男が見ていても惚れるようなトーク回しが好きで、ラジオとかやってもらいたいなあとも思うほど。特に、BiSキャノンボールでのテンテンコはかなり衝撃を与えたので今回も期待していた。タートル今田さんは、単純に空気感が好きで、昔紗倉まなのAVに出ていた時のハメ撮りが面白かったので、見たかった。
前置きはこれぐらいにして、BiSキャノンボールは正直、既存のアイドルグループで、最後という場面を切り取ったために、やはりキャノンボール感は薄かったのだと思う。テレクラキャノンボール2013では、人間の苦悩だったり、最後のウ◯コ、嵐山みちる、神谷まゆの関係だったりと、考えさせられる思いというか、重みが強かったのに対して、BiSキャノンボールはライトというか、これじゃない感強めだったんだけど、アイドルキャノンボールは、テレキャノ感強めで満足できた。
3、新メンバーの凄さ
『ハメ撮りしないと終わんないじゃん』
『今夜燃え尽きないと、明日燃え尽きらんないじゃん。』
岩渕弘樹がむちゃくちゃカッコよかった。自分でも言ってたけど、ビーバップみのるが取り付いていた。キャノンボールという戦いの爪痕を残しつつ、愛妻家の自分を曲げないという(笑)
もがく人間って本当にかっこいいし、本当に憧れる。エンターテイメントの世界において、泥臭いことよりも、スマート感、キラキラ感がフューチャーされがちだけど、岩渕さんの泥臭さってすごいかっこよかった。
エリザベス宮地はより人間らしかった。ドキュメンタリーを撮っててメンバーを本気で好きになってしまう。自分はドキュメンタリーを撮ったこともないし、撮る予定もないが、四六時中一緒に居たら好きになってしまうかもしれない。そして、骨抜きにするアイナ・ジ・エンド。宮地さんの気持ちわかるし、宮地さんの撮り方ってのをじっくり見たかったよね。
4、アイドルとAV
自分はアイドルも好きだし、AVも好きだ。AVを買うのはたまにしかないけど、SODの月額会員に入っているので、そこそこ見ているつもりだ。(偏ってるけど)
よく、AVはヌく為だけの物だと思っている人がいるけど、そうじゃないんだよね。裸になって性行為をする儚さと興奮を与えてくれる存在が自分はとても好きで、一瞬を切り取る憂いで言ったらアイドルよりもAVの方がすごいかもしれない。今度きちんとAVについても書こうと思っているけど、最近はアイドルとAVの境界線が少なくなってる。アイドルがダメだったからAVに堕ちるという言い方もあるっちゃあるけど、逆にAVからアイドルになるってパターンもできたのはすごい事。
あとは、大人の男に許された背徳感ってものが、最近では十代でも平気で見られるようになったことによって、より一層ボーダーレスになったというか。いや、ダメなんだけどね。
恵比寿マスカッツなんか本当に画期的だった。
5、裏アイドルキャノンボール
これって別物のような気がするんだけど、書いてみたいと思います。基本的にキャノンボールシリーズで思う事は、ヌけないAV、続きの気になるAV、早送りしないAV。
その中で一人の女性にフォーカスを当てたのがこの作品。アイドル寄りのアイドルキャノンボールに対してAV寄りのアイドルキャノンボールが【裏】になっている。
正直、AVでヌけなかったらもはやAVじゃないのかもしれない。でも、長い事ヤマハシ ミキを見ていると感情移入して、エロくはなる。そこってAVじゃないと出来ないし、AVだからこその感情移入があるのも現実。つまり、カンパニー松尾監督の手法が存分に詰まったAVだった。最後に岩渕さんとの握手を【裏】に入れるあたりも憎い。
何をAVで見せたいのかってのはハマジム作品を見てればわかるけど人間力なんだよね。さらけ出したのちのエロスというかね。
渡辺淳之介が言っていた『あの人にAV撮ってもらいたい。』ってのは正解で、カンパニー松尾のねちっこいS◯Xって見てて結構興奮するんだよね。
ドキュメンタリーに比重を置きすぎてAV出なくなるってのはあると思うし、ビーバップみのるの501なんかは凄かったし、ドキュメンタリーが原因でAVを撮る事が出来ないのかなあなんて考えてしまう。そのぐらい神経すり減らさないとこの人達のドキュメンタリーって取れないのだろうし、だからこそ人々の胸に突き刺さるんだろう。なんというか、観た後に疲れるし、一気に観たくなる。
自分も アイドルキャノンボール→裏アイドルキャノンボール→特典映像 と、約10時間越えを一気に観てしまった。
ヤマハシミキのアイドル合宿に入った事で多分人生が変わったであろうこのお話は、AVでありながら、虚無感と優しさが入り乱れる作品になっていた。泣いたり、笑ったりの感情とS◯Xってもっと身近であるべきなんじゃないかと考えさせられるんだよな。いつもの事なんだけど。
ヤマハシさんは普通のAV女優になりたかったのか、AV女優になったけど、実際問題やらない方がよかったのか。踊り子で幕を閉じているけど、表現者として目指してしまったのかなど、気になる点は多々あるのだけれど、それは作品の最初に書いてあった、【ネットで調べたり書き込んだりしないでくれ】みたいな一言に限ると思う。でも、ヤマハシさんのAVが他にも出るのなら観たかったし魅力的な女性だった。というか、女性の魅力を引き出す能力は抜群だよね。ただの企画モノだったらスルーだと思うし、単体だったら正直難しかったと思うんだけど、カンパニー松尾マジックにかけられたんだろうね。そんだけ魅力的でした。