百物語88話目「お菊姫の話・後編」(実話怪談)
前回までのあらすじ――。
九州一の怨霊と言われるお菊の終焉の地を探していたオカル友
ついに、不思議な夢に導かれ、終焉地を見つけるが、凄まじい悪寒が止まらない。
そこへ、オカル友のオカル友である仏壇屋さんから電話がかかってくる。
「今、大変なことになっているんじゃない?」
何も話してないはずなのに、仏壇屋さんはいきなり聞いてきた。
それで、オカル友は、今まで起きたことを話す。
「あ~、それは吸われてるよ」
「吸われてる?」
「うん。生気をほとんど吸われてる。だから熱もなくて、ぶるぶる震えてる」
「どうしたらいい?」
「どうしようもできない」
「ええ!」
「でも、それ以上悪いことにはならないから、また生気がたまるまで、じっとしてたらいい」
「ええー!」
「おとなしくしときー」
そう言われたオカル友。
しかし、じっとしているだけなんてできないのがオカル友だ。
彼は早速、ふとんをかぶったまま、スマホでエネルギーがつくものを検索。
すると、ねばねばするものがいいというので、奥さんに納豆とオクラを買ってきてもらって食べたんだそう。
それから一週間くらいでオカル友は全快しました。
とりあえず、手招きしてたんだし、震えるだけで終わったので、それほど悪い感じではないだろうかとは思う。(レッツボジディブ!)
ちなみに、オカル友は今、トヨタのオカルトテープと名高い静電気除去アルミテープに興味を持ってるそうです。
「今年は静電気を追いかける!!」
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