お年寄りを子供扱いしないジージの主治医の先生が素敵!
父が脳梗塞を発症後、今日は定期診察だった。
ばぁばの体調も良くないので、私が連れて行くことになり。
入院中から感じのいい先生で、もう退院する、とダダをこねるジージを、
「じゃあ明日様子見て考えましょうね。」
と毎日言ってくれて、結局予定の退院日まで伸ばしてくれた。
今日も先生は優しい。
まずは
「調子どうですか??」
と笑顔で話しかけてくれる。
しかも、ここが大事だけど。
ちゃんとジージの目を見て、敬語で話しかける。
ほとんど耳が聞こえないジージ。
しかも補聴器を忘れてきたらしい。
それを察して、なるべく大きな声でゆっくり、喋ってくれる。
それも私にではなく、本人に。
ジージの話の腰も折らず。
ゆっくり話を聞いてくれて。
まぁばぁばほど余計なこと喋らないけどね、父は。
ゆっくり大きな声で喋ってくれるお医者さんや看護師さんはいるんだけど、タメ口で子ども相手みたいに話しかけられるのは、私はあまり好きではない。
ジージも耳は聞こえないけど、頭はしっかりしてるし、なんならばぁばなんかコシは曲がってるけど、めっちゃ地獄耳。
例え、認知症の方だとしても、親しくしてる人ならともかく、年上の人には敬語を使ってほしい。
少なくともコミュニケーションができる方なら、人生の先輩として接するべきだと思うから。
人の両親を、名前とかじゃなくて、おじいちゃんとかおばあちゃんとか呼ばれるのも好きじゃない。
いつだったか、旅行に行った時、旅館の女将さんが、食事の時に、ばぁばに、
「じゃ、おばあちゃんは、こっちに座ろうか?」
とか言ってきて、いやいや、腰は曲がってるけど、しっかりした大人なんよ。
感じ悪いわーー
あんたのおばあちゃんじゃないし、なんならそう歳も変わらんやろ?
2度とここには泊まらん。
と思ったものです。
ばぁばを連れて病院に行った時の先生も、今回は感じが悪くて、ばぁばは耳も聞こえるのに、ずっとカルテか、私しか見ないで、ばぁばが話しかけてるのに、私に答える。
お忙しいだろうし、いろいろなご老人がいて、お医者さんも大変なんだろうとは思うけど、お年寄りだからって、子供扱いしたり、人間として尊厳しない感じは、なんだか気持ちのいいものじゃないなーーと思いました。
前の先生はとても良かったのに。
マスクイケメンで。
(そこやないやろ?)
私がいてもちゃんとばぁばに向き合って、どうでもいい話が多いのに、根気よく聞いてくれて。
今日のじーじの先生も。
きちんと説明してくれて。
引越すので次は別の病院にしたいのですとジージが話をしたら、
「じゃあお手紙書きましょうかね?」
敬語だけど、言葉はやさしい。
紹介状を「おてがみ」と言ってた。
素晴らしいーーー。
病院変わらなきゃなのが残念。
まぁでも、私も人の振り見て我がフリ直せで。
お年寄りだから
認知症のひとだから
良かれと思って、優しくしようと思って、ついタメ口使ってしまうかも。
気をつけなきゃな、と思ったものです。
お読みいただきありがとうございました。