Vol.38 条件を特定した開示請求は全て不開示
2019年5月24日、金融庁が発令した業務改善命令によって明らかとなった西武信金の不適切(不法?)な融資。
さらに、業務改善命令が発令された同日、西武信用金庫から以下の発表がありました。
要するに西武信用金庫自ら不正を認めているのです。
この不適切な行為の問題は
融資期間に法定耐用年数を超える経済的耐用年数を適用する場合には適切な見積りが不可欠であるとされていた
経済的耐用年数を用いた築古物件への融資は、国交省や不動産鑑定士協会もバックアップしていた
しかし、ある時期から金庫職員が外部専門家に対して耐用年数や修繕費用等を指示・示唆していた
結果として担保価値に見合わない過剰な融資を反復的に実行していた
この不適切な融資を受けた債務者は融資を受けた時点で債務超過で出口なし
私はこの不適切な融資の被害者の一人であると確信し、その被害の回復を求めて活動しています。
西武信金へ金融検査を行い不正の証拠を大量に入手、その証拠を元に西武信金に対して業務改善命令を発令した金融庁。
私はその不正の証拠の開示を求めて数回に渡り金融庁に対して情報開示請求を行ってきましたが、その結果は情報隠蔽そのものでした。
その対応を不服とした私はさらに審査請求も行っていました。
2021年においては17,000円も払って入手した資料の全てにおいて開示された文字列は
西武信用金庫
ということもありました。
そこで2022年においては
私が不正融資を受けた時期に合わせ期間を限定した資料の開示請求
金融庁において「不正があった」と判断したことがわかる資料の開示請求
これらの開示請求を行っていたのですが、1に関してはマッハで回答が届きました。
全面的に不開示
添付資料にその不開示理由が記載されていたのですが、そもそも論として
「期間や支店等の特定できる情報は公開していない」
とうことらしいです。
それならそれで、金融庁に対しては全体の不正の解明を引き続き求めていくだけです。
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