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火乃絵のロクジュウゴ航海日誌〈scrap log〉 第二百廿九日 8/15
朝に寝て、一日ぢゅう夢を見ていた。夢を見ることがしごと、といいたいところだけども、じっさいは〝自殺しないこと〟がこの地上における火乃絵の唯一の仕事だ、そのためには夢も見るし、考えもする。これを書いているのだってやっぱりそうだ、
ということはおまえは〝死なないため〟に生きているのか? 何もしていなかったら生きていないのか、——生きるためにいきる? すくなくともいえるのはいづれにしても〝生きるという
火乃絵のロクジュウゴ航海日誌〈scrap log〉 第二百廿八日 8/14
ここは目黒駅西口のサンマルク・カフェの地下、すべてのはじまりの場所、あの日かいだんをのぼり店の外に出ると真冬にはめづらしく大風が吹いていた、自転車をとりに行って、その足で隣町はゑびすにいる辻に会いにいった、
Austin Peraltaの『Endless Planets』をリピートしながらこうして、去年の七月は朝から晩までここに籠りっきりで『(ANIMA)TION』の原稿を千五百枚書いた。八月三
火乃絵のロクジュウゴ航海日誌〈scrap log〉 第二百廿七日 8/13
Workingman’s Blues #2
Bob Dylan[筆写]
There’s an evening’s haze settling over the town
Starlight by the edge of the creek
The buying power of the proletariat’s gone down
Money’s getting
火乃絵のロクジュウゴ航海日誌〈scrap log〉 第二百廿六日 8/12
どんな情態にあってもこれだけは書きつづける、〝一日も空けないこと〟、火乃絵のロクジュウゴ航海日誌はブンシツの bottom keeper だ、と勝手におもっている、これだけは毎日つづける、雨でも風でも雪でもヒドリでも、きれいでも汚くても、たしかにあったロクジュウゴの一日一日を火乃絵のカラダをとおして未ざらし紙のノートに刻んでゆく、文化祭までブンジツに休みはない、人が来なくても絆が見えなくても、ここ
もっとみる火乃絵のロクジュウゴ航海日誌〈scrap log〉 第二百廿三日 8/9
3日続けばいいほうとおもっていた、この日誌もきょうで16本目だ、しいて努力しているというわけでもなく、たぶん楽しいからつづいている、ロクジュウゴの活動が停滞していることで安定してじかんがとれるというのもある、むしろいまのうちにいついかなる状況でも書くことを絶やさないための訓練を積まねばならない、
今日は市村がそのまま泊まっていて、寝起きの思いつきで変な配信をした、けっかロクジュウゴ文実は四コマ漫