詩: 影法師(かげぼうし)
詩: 影法師
幼い頃
影法師を 踏んで 遊んだ
あどけない 笑顔
冬の影法師
ポケットに手をつっこんでいた
春の影法師
そよ風を新鮮にあたたかく感じていた
夏の影法師
遠くのかげろうと蝉の声
秋口の影法師
下校途中の
夕焼けを帯びた
長い影法師に
オレンジ色の世界が似合っていた
年とともに成長を重ね
風格が上がった 影法師
やがて
家族を持った影法師
春になり
子供達とお弁当を抱え
公園へ ・・
とても
にぎやかになった
影法師たち
ほら
幼い子どもたちが
影法師のふみっこを
はじめている よ
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