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脚本家たちよ徒然なるままに@交換日記#8(市東さやか)

「脚本家たちよ徒然なるままに@交換日記」は、脚本家の市東さやかと伊藤優が徒然なるままにnoteを通じて交換日記をする企画です。毎週木曜15時頃に更新!

2024年 3月7日(木)くもり☁️

伊藤ちゃんへ

ジップロックに詰められたパイン飴愛しすぎる🍍
人間って愛しいなと思えて人生が楽しくなります。ありがとう。

市東は最近生活が崩壊しています。
週7でバイトし、夜行バスに乗って関西と東京を往復し予定をこなし、その間も推しのライブに通い詰める。
どれか、何かをやめれば少し楽になるのかもしれないけど、この暮らしのおかげで毎日が爆速で過ぎていく。2月は一瞬だった。
暇がとにかく嫌いなので、こうやって健康に忙しく暮らせるのは幸せなことだと思っています。しかしあまりにも大学生のスケジュールすぎる。今が人生の夏休みかな。今年32歳です。

質問の「ガン泣き」の件ですが、昔はそうでもなかったけど、最近すぐ泣いてしまいます。
しゃくりあげるくらい泣いたのは、映画「アイ・アムまきもと」と、漫画「金色のガッシュ!!」です。死とか永遠の別れとか、やっぱり泣いちゃう。もちろん、作者や俳優のパワーでそれだけ登場人物に感情移入させてもらってるからこそですが。

他、印象深いのは映画「スクール・オブ・ロック」のライブシーンです。エレキギターなんて野蛮な楽器弾いちゃダメ、バンドなんて言語道断と親から禁止されていたお利口さんな子どもたちの、めちゃくちゃカッコいいパフォーマンス。
そこに乗り込んできた親たち。てっきり怒るのかと思いきや、ステージで輝く我が子の姿にむしろ誰よりも嬉しそうだし誇らしそうだし。
爆泣きしました。誰も死なないのに人を泣かせる作品、すごすぎる。いちばん好きな映画です。

今日はこれから演劇祭紫の稽古だね!
劇中曲のため、ギターの練習もしました。
サムネはマイギターです。何度見てもかわいすぎてベタ惚れ。
宮藤官九郎さんと同じお店で作りました。

とにかく、セリフがなかなか覚えられません。
自分で書いたはずなのに……不思議。
阿部サダヲさんの真似をして黙読で覚えようとしたけど全然ダメそうです。私、阿部サダヲさんじゃなかった。

ではまた後ほど、稽古場で会いましょう。

市東

〈profile〉 市東さやか・・・看護師の傍ら独学で脚本家を目指し、2022 年第 34 回フジテレビヤングシナリオ大賞にて大賞を受賞。その後、フジテレビ『真夏のシンデレラ』の脚本を担当する。


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