「あさくひろくがいい」(4)
相変わらずライブ三昧の日々を送るしとうです。
私が今ぐらい本格的にライブハウスに通い始めたのは2023年10月ごろ……
わりと最近!!
真夏のシンデレラを書き終わり、特にすることもなく、バイトもほぼなく、毎日家でゴロゴロYouTubeを見るだけの日々を過ごしていた。
(あー今日なんもしなかったなー)
寝る前にベッドの中でこんな感想を抱く日々を2週間くらい続けて、どんどん昼夜も逆転してきて、ふと我に帰った。このままじゃ廃人になる! なんとかせねば!
そう思ったのはいいものの、連日の睡眠不足による脳疲労がやばくて、映画や舞台みたいな、見るのに頭使うやつは無理だなと……そこで思い立ったのがライブでした。
ライブなら、なんも考えずに、頭の中空っぽで楽しめるかも(褒め言葉ですよ)
タイミングよく、グループ魂とか画鋲とか、宮藤さんに会えるライブがあればいちばん良かったんだけど、まあそんなにしょっちゅうはされてないので
なんでもいいから見に行くかーと適当に調べていたとき、友達が以前にTOMOVSKYさんの曲をおすすめしてくれたことをふと思い出して。
調べてみたら……
お、やってるじゃん!!!!!!!
それが2023年10月1日に下北沢BASEMENT BARで開かれていたこちらのライブでした。
今見ると、キャッチコピーおもしろいな。
チンピラたちの新しいメルヘン……
その日のしとうの日記にはこんなことが書いてあります。
意味わからんクソ日記。
日記を続けるコツはこのぐらいのゆるさでやることです。
この日は確か遅刻してしまって、行った時にはもう始まってて。ライブハウスに慣れてないから、どこに立てばいいかもわからないまま、すみっこのほうでドリンク片手に初めて見たトモフスキーさん。
彼は確かステージドリンクのエビアンを飲んで、六本木のブティックで買ったんだってMCしてた。
ひと通り見て、なんかハマりそうな予感がして怖くてさっさと帰った。
だって私、何かにハマったときの、その、ハマりっぷりが、異常なんだもーーーーん!!!!
2020年の夏、ひょんなことから宮藤さんのファンになったときも、狂ってた。毎日宮藤さん。何をするにも宮藤さん。暮らしの99%が宮藤さん。宮藤さんに憧れるあまり、仕事まで変えてしまった。
世間の流行りとか、時代の流れとか全く興味ないんです。それについていけてない自分にも興味ない。世間知らず、時代遅れ上等。自分の好きなものだけ深く深く愛せばそれで毎日がハッピー。
そんな人生も楽しいんだけど、でもまあ、クソデカ感情になりすぎて疲れるのも事実なんです。感情の振れ幅が大きすぎて。でもそんな自分を自分でも止められないから、あえて最初から、新しいものには触れない選択もしてて。そのせいで余計に今の沼が狭く深くなり、戻ってこられなくなる。
でも、沼って落ちたくて落ちるものじゃないんだよね。
気づいたら足を取られてて、そのまま引きずりこまれるものなんじゃ!!!!
そしてわたしはまんまと次のチケットを取り、こちらのライブへ。
今度は渋谷だ。
地図を見たうえでちゃんと迷い、またもや若干遅れて入場。
ステージの上にはCRZCRZがいた。
トモフスキーさんは次かな?
どこが見やすいかな〜と思っていい場所を探すしとうさん。
しかし、真夏に家に引きこもってパソコンに向かい続けたせいで失った体力はまだ戻ってなくて、立って見るのがしんどかった。その辺の段差を確保して、座ってました。
そしたら隣に誰か座った。ふと見ると
「!!!!」
トモフスキーさんでした。
演者が客席にいるの、今となっては慣れてしまったけど、この時はびっくりした。そうゆうもんなのね。
そして、2番目、トモフの出番!!
ステージに現れたトモフ!
しとう(うわー! 王子様だ……!!!!!)
ふざけてません。いまでも私は彼のことを王子様だと思って追いかけています。私のカスな人生に、ギターを持って颯爽と現れた王子様。ピアノとドラムもできる王子様。歌う58歳の王子様。
そして私は無事に、2人目の推しを見つけたのでした。
そこから私は軽率に推しをつくることにしました。少数精鋭だから狂うんだ。いっぱい居れば、愛を分散できる。お金はなくなるけど、心は疲れない。そうしよう!
そこからトモフのお兄さん(ピーズというバンドのボーカル、はるさん)も音楽をされていることを知り、ライブを見に行って無事に射抜かれたりなどして。
ライブハウス通いのおかげで、いろんな新しいバンドと出会うことができて、世界が広がった。
今もまだ、深く狭くな自分を、広く浅くにしようと頑張っています。
油断するとすぐ深くなる。気をつけよう。
あー毎日楽しい。
次は代々木でトモフのワンマンだぁ!!!!
ライブハウスでバイトしたいなぁ。
……だめだ!
好きなものに合わせて軽率に転職するのやめよう。
脚本なら、転職せずにどんな世界も体験できるぞ!
ライブハウスのドラマかきたーい。
今日はいつにもましてなんかとっ散らかってる文章でした。
いろいろあって、午前中、全身麻酔でオペを受けたんです。
麻酔のせいだ。きっとこれ、冷静になって恥ずかしくなるやつ。
次こそ、お気に入りのライブハウスについて書く。
ではまた。
しとう
(連載第4回)