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ひので図鑑 p.1【前職はカーショップ】
みなさま、こんにちは。
前回は確か「はじめまして」的なことを書かせていただいたので、
これまでの経緯を私と会社の両方について綴ってみようと思います。
夢のカーショップ入社
改めまして、福島県郡山市にある日ノ出工機にて
代表を務めています。渡辺拓美と申します。
1990年に福島県三春町で生まれ、今年で34歳です。
私は小さなころから「クルマ」が大好きで、
大人になったら、カスタムカーショップで仕事をすることを夢見ていました。
小学→中学→高校→専門と夢に向かい、車のことだけ考え、
専門卒業後、郡山市にあるカスタムカーショップに就職します。
そこは、小さなショップで、当時は社長が1人で仕事をしていました。
なぜそこに就職したかというと、郡山で仕事をするなら、「絶対ココがいい」決めていたのです。
もちろん学生時代はショップに出すお金もないため、絶対ココ!とか言いながら行ったことは一度もありませんでした。
なぜか、そこのショップと決めていたのです。
遠藤社長との出会い
カスタムカーショップの代表である遠藤社長と出会ったのは、俗にいう面接のときでした。
その当時の私には、社長の見た目が厳つく、ドキドキしたのを覚えています。
社長「座っていいよ」
私 「失礼します!」
二人「・・・」
社長「たばこ吸うの?」
私 「・・・吸います」
ドンッ!(灰皿を置く音)
社長「吸っていいよ」
私 「・・・はい?」
と、ガッチガチに緊張しながら面接を受けにきて、
まさか最初に「たばこ吸っていいよ」なんて言われるとも思わず、
すぐさま手持ちのたばこに火をつけ、このリアクションが正しいのかわからず、煙を吹かす私。
社長「堅苦しいの嫌いなんだよね。素で話してみたいじゃん?」
私 「はい!」
こんな出会いから、無事に内定をいただき、
その時に働いていたバイトも速攻でやめ、遠藤社長のもとに弟子入り。
学校が終われば、すぐカーショップ。
夢にまで見たカスタムカーショップでのスタッフ生活がスタートしました。
カーショップでの日々
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月〇〇〇万円を売り上げる!と二人で目標を持ち、
事故車の修復
各種ペイント
パーツ取り付けや加工
イベント車製作などなど…
本当にいろんな車を触ってきました。
もちろん、社長と2人なので、営業や受付も行います。
カスタムカーにあこがれる人は若い人が多い印象です。
基本的には、みなさん礼儀正しく、和気合愛とカスタムを受けるのですが、
時には自分より年下の子に横柄な態度を取られながらも、仕事を取らなければならない。なんて時もありました。
受けた仕事に取り組めば、社長とのスピードの違いに衝撃を受け、
さらには驚異的なスピードで仕上げたとは思えないほどの仕上がりクオリティに度肝を抜かし、憧れと同時に悔しかったり、社長に追いつこうと必死に毎日仕事してました。
常連のお客様や、工具屋さんなど、とてもいい人ばかりで、
ほんとに可愛がってもらったな~と感じます。
堅苦しいのが嫌いな遠藤社長。
家族のように接していただきました。
また、どんなにつらくても、仕事に打ち込む姿は、職人の背中を見せてもらった気がします。
常に楽しく、時に厳しく。
社会人としての在り方を学びました。
いま思うと、この会社で学んだことが、今のビジネスにおける土台を作ったのではないかと感じます。
夢との別れ
そんなあるとき、私と妻との間に子どもが出来ました。
子どもが生まれたときのことを考え、6年間務めたカーショップを退職する決意をします。
ついに、夢との別れの時です。
私 「遠藤社長、いままでありがとうございました。」
社長「おつかれ!じゃ、またな!」
・・・また来てもいいんだ。社長、ありがとうございます。
このとき、すでに次の就職先は決めていました。
そこからの話はまた次回…